劇伴について
◆主題歌、挿入歌について
ウルトラマンレオ
使用話:2〜8、11、12、15、22、24話
種類:フルサイズ、TVサイズ2番、M4、カラオケ、NG版TVサイズ1番、NG版TVサイズ2番
前期主題歌。1〜13話でオープニングで使われているのはTVサイズ2番。
劇中で使われたのはフルサイズのもの。
主題歌が変更してからは劇中で使用される機会も減り、24話を最後に無くなった。
次回予告にも用いられた。1〜13話は間奏部分を、14〜51話は末尾部分を編集した物を使用。
なおインストゥルメンタルとして劇伴M4がありこちらは最終話まで使われた。
星空のバラード
使用話:1、10、51話
種類:レコード版、インストゥルメンタル、カラオケ
シリーズ史上、屈指の名曲。
本編ではレコード版とインストゥルメンタルが使用された。
1話ではギターのイントロに被せて使用された。
10話では劇中でゲンが白いギターを弾きながら歌った事もある。
なおインストゥルメンタルも存在する。
MACのマーチ
使用話:4話
種類:レコード版、コーラス入りカラオケ
明朗なMACのテーマソング。
本編で使われたのは一度きりで、しかもコーラス入りカラオケである。
戦え!ウルトラマンレオ
使用話:14〜21、25、26、28〜34、39〜43、45〜51話
種類:フルサイズ、TVサイズ1番、TVサイズ2番、カラオケ、コーラス入りカラオケ
後期主題歌。TVサイズ1番が14〜51話にかけて使用された。
劇中で使われたのはフルサイズである。
ファンの間では評判は悪いがヒーローソングとしてもう少し評価されても良いのでは。
◆専用劇伴について
第1回録音分
メインで使われた音楽である。
何しろ数が多いので未だに全て紹介しきれないが……。
M1:真紅の若獅子
使用例:1、5、8、10、11、16、22、23、26、27、28、37、38話
ミュージックファイルでは「真紅の若獅子」というタイトルなのでそう呼称する。
冬木版レオのテーマ曲とも呼ばれており、ファンの間でも人気が高い。
M2:真紅の若獅子アレンジ
使用話:1、2、8、10、27、33、34、36、46話
M1のアレンジにファンファーレを冠した曲。
アストラが救援に来るシーンでの使用が印象深い。
M11:MACのテーマ
使用話:1、2、3、6、8、9、10、12、13、15〜20、22、26、27、28、31話
レオの劇伴唯一のMACの活躍テーマ曲である。
殆どがマッキーが飛ぶシーンに使われている。
しかしバーミン星人との交戦を最後に使われなくなった。
第2回録音分
使用例は少ないが秀逸な追加録音の数々。
ギターソロM2:まぼろしの少女
使用話:45話のみ
第45話「まぼろしの少女」に登場した眉子のテーマとして使われた。
初登場シーンとゲンとの対決シーンの二回使われ、強い印象を残した。
ギターソロM7
使用話:36、49話
第36話では夜の公園でゲンが百子に苦悩を打ち明けるシーンで、
第49話ではトオルが一人で流れ星を眺めるシーンで効果的に使われている。
◆ウルトラシリーズからの劇伴流用曲
・ウルトラセブンM4B
使用話:6話のみ
ダンがゲンにジープ特訓を施す際に使用された曲。
ちなみにセブン本編では未使用に終わっていた。
・ウルトラセブンM7-2
使用話:4、40話
ウルトラセブン主題歌のインストゥルメンタルアレンジ曲。
セブン本編では戦闘時に度々使用されていた。
第4話でダン隊長がツルク星人を撃退する際に使われた。
また第40話でもMAC基地へ消えるダン隊長の最後を飾った。
・ウルトラセブンM8A
使用話:29話のみ
「僕はね……M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」
伝説の名シーンの回想時に使われた曲。明るい曲である。
・ウルトラセブンM27A
使用話:17話のみ
何故か17話のエンディングに使われた曲。
路線変更の試験的試みの一つであろうか。
・ウルトラセブンM27B
使用話:29話のみ
第29話でのダンとアンヌの再会の結末を飾った曲。
・ウルトラセブンM34
使用話:4話のみ
ダンが生還を果たしたゲンとの再会を果たすシーンで使われた。
セブン本編での使用では最終話ダンがアンヌに正体を明かすシーンが印象的。
・ウルトラセブンM53
使用話:28話のみ
第28話のひげ船長の登場テーマで使用された曲。
セブン本編では12話「遊星より愛をこめて」のメインテーマとして使われた。
・ウルトラセブンM74
使用話:29話のみ
第29話でダンとアンヌの別れを演出した曲。
セブン本編ではノンマルトのテーマ曲として有名。
・ウルトラセブンM75
使用話:29話のみ
第29話でウリーの素性をダンに語るシーンで使用された。
セブン本編では最終話にアンヌとの別れを飾った。
・帰ってきたウルトラマン
使用話:34話のみ
ご存知、帰ってきたウルトラマンの主題歌。
新マン客演記念に冒頭に紹介映像と共に流された。
◆ミラーマンからの劇伴流用曲
・ミラーマンM9
使用話:18、24、25話
18話の吸血蝙蝠達による気温低下事件、
24話でのサーリン星人宇宙船の墜落に使われた。
怪奇な事件の導入部のイメージ。
しかし特記すべきは25話「かぶと虫は宇宙の侵略者!」での使用。。
毒のゴミに悩む次郎少年のテーマとして多用された。
・ミラーマンM12
使用話:38話のみ
キーを奪われたウルトラの星に天変地異が起こるシーンで使われた。
しかし地割れや爆発等の効果音のため聞きづらい。
・ミラーマンM18
使用話:50話のみ
草むらに隠れてゲンを罠にかけようとするブニョのシーンで使われた。
まさしく潜伏、というイメージ。
・ミラーマンM19
使用話:25、33、51話
25話で大槻隊員が新型ロケット弾の実験報告するシーンで、
33話では悪霊に襲われるトオルとタカシの大危機のシーンで使われた。
51話ではブラック指令がトオルを人質に取るシーンで使われた。
脅威や危機のイメージであろうか。
・ミラーマンM20
使用話:20、25、28、33、39話
20話では冒頭の宇宙での異変のシーンで、
25話では窓を開けようとする母親を次郎少年が必死に止めるシーンで、
28話では村人がゲンに助けを求めに来るシーンで使われた。
最も印象深いのは33話でのタカシの母が悪霊の手に襲われる場面であろう。
39話冒頭のあらすじ説明のシーンでも使われた。
・ミラーマンM21
使用話:17、18、19、26、51話
17話ではウルフ星人の話をするMAC隊員達のシーンで、
18話ではこうもり少女がトオルに力を使い通行人達に対して襲い掛かるシーンで、
19話では男の釣竿にボーズ星人が引っかかるシーンで使われた。
ウルトラ怪奇シリーズのメインテーマと呼んでも良いだろう。
26話ではダンがプレッシャー星人の怪異を語るシーン、
51話ではゲンとトオルの背後で円盤生物を呼ぶブラック指令のシーンで使われた。
・ミラーマンM25
使用話:25、33、39話
33話でのアクマニヤ星人との暗闇バトルのシーンや、
39話冒頭でのウルトラキーを構える偽アストラのシーンで印象的な曲。
混乱と脅威のテーマであろうか。
また、25話では一瞬だけだが基地での会話シーンに使われた。
・ミラーマンM26
使用話:17、25話
17話では新体操部に注意を促すゲンと梶田のシーンで、
25話ではクリーン星人が登場するシーンで使われた。
不安を煽るようなミステリー的な曲調である。
・ミラーマンM30
使用話:20、21、23、30、35、42話
20話ではダンとボックが話すシーンで、
21話では冒頭で迎えを待つニケの女神のシーンで、
23話ではコロ星人のベッドを見つけるリトルMACのシーンで、
30話ではゲンと星村の会話のシーンで、
35話では最後にタイショーの事を想う宮坂のシーンで使われた。
宇宙人や怪獣、少年達の平和のイメージ。
42話では少年が自分の国だからとゲン達を拒むシーンで使われた。
・ミラーマンM31
使用話:30、40、41話
30話でサイクリングをする大熊親子のシーンで使われた。
しかし印象的なのは40話でゲンとトオルが美山家で新生活を始めるシーンであろう。
他には41話ではいずみを車で現場に送り届けるシーンで使われた。
平和及び美山家のテーマであろうか。
・ミラーマンM34
使用話:47話のみ
手術室の前でひたすら母を助けてと祈るマリ子のシーンで使われた。
フルートによる旋律の母への想いのイメージ。
・ミラーマンM35
使用話:17話のみ
狼男化が進む冴子に自分の血を飲むように言う母親のシーンで使われた。
不安を煽るような曲調だが所々に変わった音が使われている。
・ミラーマンM40
使用話:17、18、25話
17話冒頭ウルフ星人に女性が襲われるシーンで、
18話では百子達が出かけた時に本性を現す蝙蝠少女のシーンで使われた。
怪奇的存在の脅威を飾った、低音ピアノの重々しいイメージの曲。
25話ではクリーン星人の世界へやってくるゲンのシーンで使われた。
・ミラーマンM42
使用話:30、38、42話
30話では大熊親子と星村との別れのシーンで、
38話ではゲンに「信じている」というダンのシーンで使われた。
暖かな絆のイメージであろうか。
42話ではゲンが子供達からスズメを助けるシーンで使われた。
・ミラーマンM46
使用話:29話のみ
29話でセピア色の草原で話すダンとアンヌのシーンで使われた。
懐かしいような優しいイメージの曲。
・ミラーマンM48
使用話:16、24、28、31、38、45、50、51話
16話で幽霊の話を信じない大人に憤るトオルのシーンで、
24話では病院で取り合ってもらえないカロリンのシーンで、
28話では船長の前に潜水艇が現れるシーンで
31話では花の匂いを嗅いで子供達が静かに眠りに落ちるシーンで、
38話では隊員や兄弟達の言葉にダンが静かに決意するシーンで、
45話ではトオルがゲンから眉子を庇うシーンで、
50話ではゲンがさらわれた美山家での会話シーンで、
51話ではゲンがトオルのレオに対する依存心に気付くシーンで使われた。
人々の内面の苦悩を現すイメージ曲として利用される事が多い。
・ミラーマンM50
使用話:18、19、30話
18話では百子と梅田兄妹が楽しげに歩くシーンで、
19話ではゲン達がカズオ少年と出会うシーンで、
30話では戸の閉まった大熊の店の元に星村が訪ねるシーンで使われた。
平和的なイメージの曲。
・ミラーマンM75
使用話:18話
18話では蝙蝠少女が制圧した部屋に百子が帰ってくるシーンで使われた。
低音で不安なイメージの曲。
・ミラーマンM86A
使用話:17、19、24、29、42話
17話では猛がドア越しに冴子に話し掛けるシーンで、
19話では妻を殺された漁師が哀しむシーンで、
24話ではゲンとカロリンの初交流のシーンで、
29話では港でのダンとアンヌの会話のシーンで、
42話ではゲンが少年を説得するシーンとエピローグで使われた。
主に悲しみのイメージで使われた曲に感じる。
・ミラーマンM86B
使用話:30話
30話で最後に飛んでゆくローランを見送る大熊親子のシーンで使われた。
M86Aのショートアレンジ曲。
・ミラーマンM86C
使用話:17、29話
17話では狼男に襲われた冴子に母が駆け寄るシーンで、
29話では最後にアンヌがダンの元を去って宇宙へ旅立つシーンで使われた。
M86Bのピアノ演奏版の曲。
・ミラーマンM87
使用話:25、39話
25話ではサタンビートルがレオに毒のゴミを吹きかけるシーンで、
39話ではババルウ星人が正体を現すシーンで使われた曲。
ショックブリッジ的な出だしが印象的なピンチ的イメージか。
・ミラーマンM92
使用話:18〜20、23〜25、28、30、31、36、42話
数々の話で平和的なシーンを演出した曲。
M30のアレンジ曲であろうか。
流用曲の中では使用最多の曲である。
・ミラーマンピアノソロT
使用話:33、50話
33話で度々悪霊のテーマとして使われた曲。
効果音的印象の高いショック系の曲である。
50話ではブニョがゲンに襲い掛かるシーンで使われた。
◆その他
・学園天国
フィンガー5のヒット曲。
23話のエンディングに小道具的音楽として流された。
・一寸法師の歌
26話でレオがおわんの船に乗るシーンと、
元の大きさに戻るシーンに使われている。
・桃太郎の歌
27話で桃太郎少年のテーマ曲として使われている。
また27話の予告編でも使用され視聴者のド肝を抜いた。
・浦島太郎の歌
28話で船長が星人の潜水艇でもてなしを受けるシーンと、
最後に老人となった船長が子供達に話をするシーンに使われている。
・花咲か爺さんの歌
31話の冒頭、謎の花咲か爺さんのテーマとして使われた。
・花咲じいさん
こおろぎ73のヒット曲。
31話で老人が花を咲かせるシーンで使用された。
・算数チャチャチャ
35話の学校のシーンで軽快な音楽が使われている。
これはみんなのうたで放送された「算数チャチャチャ」という歌のインスト版。
なお、歌っているのはウルトラの母・ペギー葉山である。
◆詳細不明の曲
・9話のみの音楽について
ギロのテーマとして二曲ほど謎の音楽が使われている。
一曲はオルゴール調でウルトラマンタロウ第48話の冒頭でも使用されている。
もう一曲はパレードのような曲である。
詳細は不明。
・12話のみの音楽について
佐藤隊員のテーマ曲として謎の太鼓音楽が使われている。
まさか本物のサイマ族の民族音楽なのだろうか……?
詳細は不明。
・30話のみの音楽について
冒頭、マグマ星人がローランに求婚するシーンで謎の和風音楽が使われている。
詳細は不明。
・32話のみの音楽について
弥生関連のシーンで和風の音楽が使われている。
詳細は不明。
・37話のみの音楽について
かおるのうたとギターソロ二曲が使われている。
「かおるのうた」はレコーディングの際のミュージックナンバー名称。
曲自体の名前は「大の字」である。カオルが歌う歌である。
謎のギターソロは恐らくギターソロM3、M4であろう。
しかし音源が現存しておらず、確認が出来ないのでこちらの項で扱った。
また、マザラス星人との戦闘シーンでは謎の歌舞伎音楽が使われている。
詳細は不明。
・45話のみの音楽について
追加録音された物とは少し肌色が違うギターソロが使われている。
長年、謎に包まれていたのであるが、調査の結果。
「青い目の人形」という童謡のギターアレンジだと判明した。
詳細不明の曲についての情報をご存知の方は管理人まで御一報下さい。