真紅の若獅子とは
ウルトラマンレオの劇伴を語る上で欠かせないのが真紅の若獅子である。
これは本編劇伴のＭ１を指す言葉である。
ウルトラマンレオミュージックファイルにて付けられたタイトルが由来。
言うなれば劇伴を担当した冬木氏版のレオのテーマである。
冬木氏版のヒーローの旋律が作られるのは、
冬木氏が主題歌担当でなくなった帰ってきたウルトラマンからの伝統である。
これは製作スケジュールの都合で主題歌アレンジの劇伴が作れなかった事に由来するが、
帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンエースでは、
主題歌に勝るとも劣らない名テーマを生み出している。
そしてレオでも究極の名テーマ・真紅の若獅子が生み出されたのである！
なお、この劇伴には歌詞が存在する。
録音はされなかったが以下の通りである。
こころに生きてる うつくしい星
今はもう見えぬ ふるさとだけど
まもるべきひとが ここにいるから
孤独でも たたかえる すぐにたちあがる
ウルトラマンレオ（レオ！）
ウルトラマンレオ（レオ！）
もえあがれ！ まもりぬけ！ 太陽の獅子よ
地球に終わりが せまるときでも
明日をきりひらけ きたえた技で
たおすべき敵が そこにいるなら
恐れない くじけない すぐに飛んでくる
ウルトラマンレオ（レオ！）
ウルトラマンレオ（レオ！）
もえあがれ！ つよくなれ！ 真紅の獅子よ
真紅の若獅子の旋律をアレンジした劇伴はいくつか存在する。
以下にその全てを挙げてみよう。
Ｍ１
これがオリジナルである。
１コーラスのみのＴ２と劇中で使われたＴ３が存在する。
使用話：1、5、8、10、11、16、22、23、26、27、37、38話
１話ではレオはマグマ星人の初戦時に流れて深い印象を残した。
５、８話ではＭＡＣ対怪獣戦で流された。
10、11話ではゲン対怪獣や星人との一騎打ちで使われた。
16話ではレオとアトラーとの対戦の一回戦で使用された。
22話ではアストラ初登場に使われた。
23話では怪獣レンボラーとの最終戦で使用された。
26話ではレオとウルトラマンキングとの共闘に使われた。
27話では子供達が怪獣オニオンに立ち向かうシーンで使われた（！）。
37話ではレオ対怪獣スペクターの対戦に使われた。
38話ではウルトラ兄弟登場シーンとレオ兄弟対ウルトラ兄弟の決戦シーンで使われた。
４クールの円盤生物シリーズでは使われなかったのが寂しい。
Ｍ２
軽量アレンジにファンファーレが追加されたバージョン。
使用話：1、2、8、10、23、27、33、34、36、46話
１話ではレオが飛来する初登場シーンで使われた。
２話ではきりもみキックが決まった瞬間に流れた。
８話では三段跳びを習得した瞬間に流れた。
10話ではレオが怪獣ロンに縮小光線を決めた瞬間に流れた。
23話では怪獣レンボラーが飛来するシーンで使われた。
27話ではＭＡＣ特殊ヘリコプターでの作戦シーンで使われた。
34話では郷秀樹が救援に現れるシーンで使われた。
33、36、46話ではアストラ救援シーンに使われた。
Ｍ６
哀愁を秘めたフルートバージョン。
使用話：1、2、5、7、10、21、24、28、30、31、43、49、51話
Ｍ７
Ｍ６のトランペットバージョン。
使用話：2、5、10、13、14、15、21、24、28、39、43、44、48、49、51話
Ｍ４１
バラードアレンジバージョン。
使用話：1、4、12、13、15、20、21、28、34、39、46、49、51話
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