ウルトラマンレオ第18話
見よ!ウルトラ怪奇シリーズ
吸血鬼!こうもり少女


−こうもり怪獣バットン登場−

東京地方を覆った異常気象は何千何万という吸血こうもりの大群だった。
ゲン達の攻撃に大群は壊滅、しかし一匹のこうもりが生き残っていた。夜な夜な現れる吸血こうもり。
やがて百子にもトオルにもカオルにも……さて、ゲンの活躍は?みんなで見よう、ウルトラマンレオ!

朝日の中、マッキー2号でパトロールをするゲンと白土隊員。
ゲン「朝日っていいなぁ」
白土「ああ、しかしこいつは暑くなりそうだな」

この日、太陽は突然変化し、気温もまた上がらなかった。
東京地方を襲った異常気象の原因は、MACにおいても直ちに追究されていた。

白川「隊長、データを取り寄せました」
データに目を通すダン。
ダン「……東京上空にフィルターみたいなものが出来ているのか」
白川「はい」
平山「しかし、何が原因でこんなことに…」
ダン「梶田!マッキー3号で東京上空を飛ぶんだ、そして2号と合流する」
梶田「はい!」

マッキー2号と3号。
ゲンは前方に何かを発見する。
ゲン「あれは!」
ゲンと白土はモニターで確認する。
ゲン「こうもりだ!」
梶田「吸血こうもりだぞ!」
ゲン「ちくしょう!一匹も地上には下ろさんぞ!」
梶田「攻撃、開始!」
マッキー2号と3号のミサイル一斉発射で吸血こうもりの群れは全滅した!

地上には暖かな日差しが戻ってきたのだ。
梶田「マッキー2号、日没まで東京上空を警戒せよ!3号機は一足先に本部に戻ってこの事件の調査にかかる!」
白土「了解!」
マッキー3号はまっすぐMAC基地へと飛んでいった。
ゲン「一匹も逃してないだろうなぁ?」
白土「大丈夫さ、万一一匹くらい逃したところで単役じゃ何も出来やせんよ」

昼ごはんの買い物の帰りの百子、トオル、カオルは川沿いの道を歩いている時、うめき声のようなものをきいた。
トオル「捨て犬かなぁ?」
カオル「お兄ちゃん、男なんだから見てきてよぉ」
トオル「僕がぁ!?」
それにうなずく百子。
おそるおそる草むらに入っていくトオル。そこには……!
トオル「人間だ!お姉ちゃーん!人が倒れてるよー!」
走ってくる百子とカオル。百子は少女を抱き起こす。
百子「あっ、ねぇ!しっかりして!どうしたの?……ひどい傷…歩ける?救急車呼びましょうか?」
少女は首を振る。
少女「歩けます。人を呼ばないで下さい」
百子「えっ?」
少女「悪い人に追われているんです。居場所が分かると必ず殺されます」
百子「分かったわ、私の家にいらっしゃい。とにかく傷の手当てをしなくちゃ」
百子は少女に肩を貸して歩き始める。トオルは不可解そうな顔でその後姿を見つめるのだった。

百子の家。
カオルが少女の看病をしている。
百子「早くよくなってね」
氷を割っている百子にトオルは言う。
トオル「お姉ちゃん、あの人、少し変だと思わない?」
百子「何が?」
トオル「だって、あんな怪我してるのにお医者さん呼ばないでって言ったりさ」
百子「さっき言ってたじゃない。悪い人に追われてるんです、って」
トオル「でも…」
百子「トオルちゃん、人を疑ってかかるなんていけないことよ。人は信じあい、助け合わなくちゃいけないのよ」
トオル「でも、お姉ちゃんも見たでしょ?あの人の傷はヤケドだよ」
百子「そうよ、だからどうしたの?」
トオル「MACが東京を襲ってきた吸血こうもりを撃滅したばかりなんだよ?」
百子「あの人が吸血こうもりだって言うの?」
トオル「吸血こうもりの大群は、MACにやられて落ちたんだよ」
百子「バカね、トオルちゃん。あの人は人間でしょ?どこに羽根が生えてる?」
トオル「でも……」
百子「つまらない事を言うものじゃないわ。それより早く傷薬買いに行ってちょうだい、はい」
トオル「……………」
トオルは釈然としない顔で百子からお金を受け取るのだった。

夜も百子の献身的な看病は続いた。

朝、マックロディーでパトロールしているゲンと白土隊員。
ゲン「どうやら、一匹も残らずやっつけたようだな」
白土「ああ、徹夜の警戒が無駄になってよかったってことだな」

百子の家。
百子は少女の枕元に食事を置く。
百子「私は出かけるけどお腹がすいたら食べてね」
少女「ありがとう」
百子「うんと食べると傷の治りも早いわ」
少女「はい」
百子「じゃあね」
少女を気にかけながらも百子は出かけていった。
百子が出かけたのを確認すると少女は何ともないかのように立ち上がる。
食事のお盆を持って窓を開ける。
そして、下にいる犬に向かってこんなもの食べられないとばかりにお盆の中身を投げ捨てる。
かごの中のカナリヤが鳴いている。
少女「うるさいわねぇ」
少女が息を吹きかけるとカナリヤは止まり木から落ちて死んでしまった。

スポーツセンター。
ゲンは子供達に囲まれていた。
子供「おおとりさーん!」
ゲン「ん?みんなやってるかなー?」
子供「昨日の話してー」
子供「こうもり怖くなかったー?」
ゲン「よーし、話してあげよう!」
子供達「わーい!」
喜ぶ子供達。
ゲン「でも、それは練習のあとです!」
子供「なーんだぁ…」
一斉にがっかりする子供達。
ゲン「さぁ、練習練習!」
ゲンは子供たちを追いやる。しかし、トオルは練習に戻らない。
トオル「おおとりさん、僕ねぇ、ちょっと気になることがあるんだ」
ゲン「ん?」
トオル「あのねぇ、昨日…」
そこに百子が来る。
百子「トオルちゃん!」
ゲン「昨日、どうしたんだい?」
百子「ううん、何でもないのよ。さぁトオルちゃんも練習に戻って」
百子はトオルを連れて行く。
百子「トオルちゃん、あの人は悪者に追われて怯えているのよ。 そこへおおとりさんが調べに行ったらどう思う?」
トオル「………」
百子「第一、おおとりさんは忙しいのよ。そんなバカな空想で無駄な調査をさせちゃいけないでしょ?」
トオル「……わかったよ!」

百子の家。
三人と少女は食卓を囲んでいた。
百子「おいしい?」
カオル「うん」
百子「でもよかったわね、この分だと一週間くらいで全快ね」
少女「ありがとうございました」
カオルは少女が食事に手をつけてない事に気づく。
カオル「どうしたの?全然食べないじゃない」
少女「ごめんなさい。お昼に百子さんが作ってくれた食事が美味しかったので、つい食べ過ぎちゃって」
百子「ずっと寝てたんじゃ食欲もわかないわね。いいのよ、残して」
少女「すいません」
暗い顔のトオルも箸が止まっている。
百子「トオルちゃん、どうしたの?」
トオル「だって……僕のカナリヤ……」

真夜中。
少女は起き上がり歩き出す。
トオルが寝ぼけて起きかける。
トオル「僕のカナリヤ……どこ行った…?」
少女のブローチが光ると、トオルは眠りにつく。少女は外に出て行った。
この夜から、吸血こうもりの噂が街で囁かれるようになった。
ブローチが光り、少女は飛び回り、人々を襲い血を吸っていった。

吸血鬼に襲われた者は吸血鬼になる。
人々は夜出て歩かず、昼間は吸血鬼と噂された人を襲うようになった。
もちろんMACは必死になって吸血鬼を探していた。
既に吸血鬼になってしまった人々を治すには本物の吸血鬼の血清を注射するしかなかった。


百子の家。
少女はトオルとカオルの血を吸っていた。二人は既に吸血鬼と化していた。
少女「子供の血はまずいわー」
そこへ百子が帰ってくる。
百子「ただいまー。あらトオルちゃん達帰ってたの?みんなお腹がすいたでしょ。今すぐですからねー」
炊飯器を開ける百子。中にはご飯が残っている。
百子「あら、また食べなかったのかしら?」
百子は少女の所に歩いていく。少女は後ろを向いている。
百子「ねぇ、お昼ごはんまた食べなかったのねぇ。そんなことじゃ傷が治らないわよ?」
少女「傷はもう治ったの」
百子「ほとんどご飯食べないで平気なの?」
その時、百子は室内の異様な雰囲気に気づく。
百子「まさか、あなた吸け…」
少女「ううっ…うううっ…」
百子「ごめんなさいね、変な冗談言ったりして。泣かないで」
少女「アーハッハッハッハッハ!!!」
少女が振り向く。その口から伸びる牙はまさしく吸血鬼だった。
百子「きゃああっ!」
逃げる百子。しかし、トオルとカオルが両腕を掴んで百子を捕まえてしまった。血を吸われた二人も操られてしまったのだ。
百子「トオルちゃん!カオルちゃん!何するの!?きゃああああっ!!!」
百子までもが少女に血を吸われてしまった。

マックロディーでパトロール中のゲンと白土。
ゲン「やっぱり、あの時逃げおおせた奴がいたんだな」
白土「この道は……百子さん達のアパートの近くじゃないか」
ゲン「あっ、そうだな」
白土「様子見てきてやれよ、心細いだろうからな」
マックロディーを止める。
ゲン「じゃあ、ちょっと行ってくる」
白土「ああ」

百子の家。
ゲンはノックする。反応がないので入ってみると、三人とも食卓に座っている。
ゲン「なんだ、みんないたのか。かわりないだろうねぇ」
百子は無言で頷く。
ゲン「じゃあ、ちゃんと鍵をかけて寝るんだよ」
そう言って帰ろうとするが、トオルとカオルにつかまれてしまう。
ゲン「ダメだよ、知ってるだろ?吸血鬼騒ぎでとても忙しいんだから、ははは、おいおい、分かったよ」
そこでゲンは異様な雰囲気に気づく。
ゲン「どうしたんだ、百子さん、トオル、カオリちゃん!」
百子が立ち上がり、ゲンの首をしめる。3人を軽く払うゲン。
ゲン「君達……吸血鬼に……」
再び襲い掛かる三人をゲンはあて身で気絶させる。
ゲン「ちょっと我慢するんだよ」
その時、部屋の奥で動く影が。
ゲン「誰だ!?」
そこにいたのはもちろんあの少女……こうもり少女だ!少女はブローチを光らせてゲンをひるませると窓ガラスを割って外に出た。
外には白土隊員が待っていた。
白土「止まれぇっ!」
後ろからはゲンがせまる。
ゲン「待つんだ!」
逃げ場がなくなった少女は巨大化する。
白土「うわぁっ!?くそおっ!化け物ぉっ!!」
白土隊員はMACガンで応戦するが怪獣は羽根を羽ばたかせ物凄い風を起こした。
これには白土隊員も大弱り。今にも吹き飛ばされそうだ。
白土「うわああっ!おおとりぃー!助けてくれぇー!」
ゲンは白土隊員のピンチに変身する!「レオォォォォーッ!!!」

前主題歌インストゥルメンタルの中登場するレオ。
白土「レオ……」
レオは怪獣を投げ飛ばす。怪獣は翼の先に刃物のようなものを出して飛び、空からレオを襲う。
さらに突風でレオを吹き飛ばすと、とどめをさそうと迫り来る。
そこでレオはエネルギー光球で怪獣の翼を取ることに成功した。
しかし、怪獣は耳からのビームでレオを倒し、今度はレオの血を吸おうと牙を突き立ててくる。
レオは力を振り絞って怪獣の牙を引き抜く!
新主題歌をバックにレオが牙を怪獣に向かって投げつける!牙は耳に命中して爆発を起こし、ビームを封じた!
しかしレオはこの怪獣をただ倒すわけにはいかない。
百子とトオルやカオル、そして大勢の人々を救うために血清を取らねばならないのだ。

レオは怪獣を蹴り倒すと右腕のレオブレスレットを注射器に変化させ、血を吸い取る。
そして必殺のレオキック(今回は両足が光っている)でとどめをさすのだった。

レオが怪獣バットンから取った血で直ちに血清が作られた。
吸血鬼になっていた大勢の人々が救われた。

ゲンは病院から出てきた百子、トオル、カオルを出迎える。
そして、その帰り道の川沿いの道。
草むらの中から甲高い鳴き声が聞こえる。
百子「トオルちゃん、見てきて」
トオル「やだよ!僕、絶対にやだもんね!」
百子「もう……しょうがないわね、持ってて」
ハンドバッグをカオルに持たせると百子は草むらの中に入ってゆく。
カオル「お姉ちゃん…」
やがて百子は一匹の子犬を抱えてきた。
カオル「お姉ちゃん、もしかしたらその子犬も……」
百子「ううん、こーんな可愛い子犬が悪い事する怪獣になるはずないわよねー。ねっ、おおとりさん」
そんな百子を見てトオルは言う。
トオル「ちぇっ、あんな目にあっててんで変わってなんかいないんだから」
こうして、この事件は終わりを告げ、平和が戻ったのだった。

本編解説

準備中
・視聴した感想
ウルトラ怪奇シリーズ第2弾。
冒頭でMACは本作中、最大の戦果を挙げます!
吸血蝙蝠殲滅!かっこいいです。
一匹残ったこうもり少女は百子さん達に匿ってもらいます。
頑なに少女を信じる百子さん。
しかし、それが裏切られてしまいます。
色々と考えされられるお話です、皆、見れ!
レオのブレスレットは注射器にもなるのか……。
それにしても、レオって何か投げつけるってアクション多いよなぁ。
前の話でもへし折った牙を投げつけてたし。
に、してもバットンって怪獣っぽくありませんねぇ。

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