ウルトラマンレオ第49話
恐怖の円盤生物シリーズ!
死を呼ぶ赤い暗殺者!


−円盤生物ノーバ ブニョ登場−

梅田トオル。一人ぼっちの少年。
すさんだ心に忍び寄るブラックスターの悪魔の手。照る照る坊主に姿を変えた赤い暗殺者ノーバ。
立ち上がれおおとりゲン。戦えレオ!失われた少年の朗らかさを取り戻すために!
来週も皆で観ようウルトラマンレオ!

丘の上でブラック指令が水晶で新たな円盤を呼び出す。
指令「ノーバ、お前の番だ。飛んで来い!お前の持っている猛毒ガスが今こそ必要だ!」
ブラックスターからの10番目の殺し屋が、今出発した。
猛毒ガス、それはどんな風に地球の人間に襲い掛かるのだろう。


美山家。
あゆみが窓から外を見ている。
あゆみ「あっ、また流れ星!」
咲子「今日は流れ星が多いわねぇ。さっきも台所の窓から見えたわ」
あゆみ「もう流れないかしら?」
いずみ「あゆみ、お茶を飲んだらすく宿題するのよ?」
あゆみ「もう一つ流れ星があるまで待って」
いずみ「何故?」
あゆみ「流れ星の光が消えないうちに願い事をするときっと叶うのよ」
いずみ「明日は父兄の授業参観でしょ?図画の宿題やってしまわないと教室で恥ずかしい事になるわよ」
あゆみ「そうだった。お母さん、明日一番綺麗な着物を着てきてね」
などと、はしゃいでいるあゆみと対照的にトオルは暗い目をしている。
いずみ「トオル君もまだ描いてないんでしょう?」
ゲン「早くコーヒー飲んで、なっ?」
トオルは無言で立ち上がると部屋から出て行った。

ノーバは円盤形態から戻ったが、すぐに身体を縮小させて街の中に潜んだ。

トオルとあゆみは図画の宿題をしている。
あゆみは母親の顔を描いているがトオルの手は止まっている。
あゆみ「トオル君、早く描かないと間に合わないわよ」
トオル「間に合わなくてもいいよ。僕には授業参観に来てくれるお父さんもお母さんもいないんだからね」
そういうとトオルは狂ったように絵を描き始める。そこにいずみが来る。
いずみ「どう、進んでる?」
あゆみの絵を見て言う。
いずみ「あっ、お母さんね。まあまあいい線言ってるんじゃない?」
そして次にトオルの絵を覗き込む。
いずみ「……なに、これ?」
トオル「自画像」
いずみは怪訝そうな顔で絵をみつめる。
そこに描かれていたのは毒々しいまでに赤いてるてる坊主のような絵だった。
トオルはいずみの方を振り返って言う。
トオル「僕の顔だよ」
いずみはトオルに描くのをやめさせようとする。
いずみ「トオルちゃん!やめなさい!」
トオル「ほっといてよ!関係ないでしょ!」
いずみ「どうしてお姉ちゃんの言う事がきけないの!?トオルちゃん!」
その騒ぎにゲンがやって来る。
ゲン「どうしたんだ?」
いずみ「トオルちゃんが……」
トオルは無言で外に飛び出す。
ゲン「トオル!」
いずみ「叱るつもりじゃなかったんですけど……」
いずみはゲンにトオルの絵を見せる。
ゲン「……!」

トオルは一人、外を歩く。その時、トオルの頭上の星空に流れ星が。
トオル「お父さんを返して、お母さんを返して、カオルを返して……返して!」
トオルは夜空に向かって涙ながらに語りかける。
トオル「光が消えないうちに願い事をすれば叶うんだろ?願い事を叶えてくれ!」
その時、ふとトオルは地面に何かが落ちてるのを発見する。それを拾い上げる。
トオル「……てるてる坊主か」
てるてる坊主の目が赤く怪しく光る。

トオルは歩道橋を通り、公園までやってきた。
トオル「そうだ!明日は雨を降らせてくれよ!お前は天気を良くするのが仕事だろうけど、その反対だって出来るだろ?」
トオルは木の枝にてるてる坊主をかけて言う。
トオル「いいかい?晴れじゃないよ?大雨だよ?授業参観なんてなくなっちまうくらいの大雨。…頼んだよ?」
ゲン「トオルー!」
トオル「あっ、おおとりさんだ。じゃあいいね、大雨だぜ!」
トオルが去った後……てるてる坊主の坊主の目が光る。

ゲンとトオル。
ゲン「トオルは男の子だろう?だったら、そんなことでめそめそしちゃダメだ。明日の授業参観には僕が行くから」
トオル「本当?」
ゲン「ああ」
トオル「おおとりさん、ありがとう!」
ゲン「じゃあ、早く帰って図画の宿題をやり直さないとな」
トオル「うん!」

その頃、酔っ払いに殴られていたてるてる坊主は赤く染まっていった。
酔っ払い「……怒ったのかよ?酔っ払ったのか?」
次の瞬間てるてる坊主は赤い毒ガスを噴射した。
酔っ払い「うわああっ!」
毒ガスを浴びた男は凶暴化して狂ったように暴れまわる。そして、その首には赤い鎖が。

美山家の朝。
テレビのニュースが怪奇な事件について告げる。
「昨夜半から今早朝にかけ、城東地区及び城南地区にかけて首に赤い鎖を巻いた十数名の男女が突然凶暴性を発揮して暴れだし、当地区は大騒ぎになっています。はっきりした原因はまだ分かっておりませんが警視庁の報告によりますと、首に巻いた鎖に何らかの関連があると思われます……」
ゲンは立ち上げる。
トオル「おおとりさん」
ゲン「ちょっと行ってくる」
トオル「おおとりさん!授業参観には来てくれるの!?」
ゲン「……トオル」
咲子「トオル君、おばさんがねぇトオル君のところにもちゃんと行ってあげるわよ」
ゲン「……トオル、俺は行かなくちゃいけないんだ。……わかるな?」
ゲンはそのまま行ってしまう。
トオルは走り出す。後を追うあゆみ。

ゲンも来ない授業参観に行けるはずはない。
トオルは学校への道を外れ、公園に行ってブランコに乗る。
あゆみ「トオル君、遅刻しちゃうわよ。早く行きましょう」
トオル「………」
あゆみ「ねぇ、どうしたの?」
トオル「………」
あゆみ「トオル君ったらぁ!」
トオル「………」
あゆみ「もう、行っちゃうわよ!?」
トオル「………」
あゆみ「知らないから!」
あゆみはそのままトオルを置いて学校に行ってしまう。
ふとトオルの目に入ったのは昨日のてるてる坊主だった。
ただし、昨日と違い赤くなっていた。
トオル「お前、何故赤くなったんだ?雨を降らせてくれって頼んだじゃないか!何故頼みをきいてくれなかったんだ!?頼みをきいてくれることが出来ずに恥ずかしくて赤くなったのか?」
トオルはランドセルの中からハサミを取り出す。
トオル「首をちょん切るぞ。頼みをきいてくれなかったんだからな」
だが、てるてる坊主はまるで自分の意思を持っているかのようによける。
てるてる坊主の目が赤く光る。
トオル「あっ!」
てるてる坊主はトオルに赤いガスを噴きかけて肩に乗る。
トオル「……本当かい?本当にお父さんやお母さんに会わせてくれるのかい?」

てるてる坊主を肩に乗せたまま、街を歩くトオル。
老人にぶつかっても気にもとめない。倒れた老人に声をかける警察官。
警官「おい!大丈夫か?」
老人「あの子が…あの子が…」
警官「おいっ!こら!待て!待てぇっ!こらっ!お年寄りを突き飛ばしたりして……何だこれは?」
てるてる坊主を小突く警察官。次の瞬間には赤い猛毒ガスを浴びて凶暴化していた。
警官「うわああああああっ!逮捕するぅっ!!!」
警棒で通行人に殴りかかる警察官。トオルはてるてる坊主をの方を向いて言う。
トオル「…ありがとう」
そして歩き出す。
トオル「お父さんだ…お母さんだ…カオルもいる…!てるてる坊主、ありがとう」
この真っ赤なてるてる坊主はブラックスターからの悪魔の使いだった。その名をノーバ。
ノーバは父母のいない事を悲しんでうつろな気持ちになっていたトオルに棲みついた。
そしてトオルに幻を見せながら自分を運ばせ、街中に赤い猛毒ガスをまいた。
人々はたちまち気持ちが荒れ腐り、相手構わず喧嘩を始めた。混乱が街中に広がっていった。


線路を歩くトオル。
警察がパトカーで四人来て、トオルを銃殺しようとする。
警官「構えてーっ」
そこにゲンが走ってくる。
ゲン「やめるんだ!やめろぉっ!」
ゲンは警察官の前に立って止めようとする。
ゲン「待って下さい!」
警官「どけぇっ!邪魔をするな!」
ゲン「相手は子供じゃないですか!」
警官「そんなことを言っているうちに被害が広がるばかりだ!構えてーっ」
ゲン「やめてください!やめてください!」
そこに咲子といずみが来る。
咲子「待って下さい!この子は私の子供です!」
いずみ「私の弟です!」
ゲン「おばさん……いずみさん……!」
警察「誰の子供であろうとどうでもいい!あの子のために街中が大混乱してるんだぞ!」
ゲン「あの子のせいじゃないんです!悪いのは、あのてるてる坊主のお化けの…!」
咲子といずみはトオルに走りよる。
咲子「トオル君!」
いずみ「トオルちゃん!」
ゲン「おばさん!いずみさん!危ない!行っちゃだめだっ!」
咲子「そんな気味の悪いものと一緒にいちゃダメよ!すぐ離れなさい!」
ノーバは毒ガスを振りまくが咲子は必死にトオルを説得する
咲子「トオル君!お母さんの言う事がきけないの!?」
トオル「……お母さん?」
咲子「そうよ!私はね、トオル君のお母さんのつもりよ!」
咲子はトオルに向かって両手をのばす。母の愛……トオルの洗脳が解けた。
トオル「うわぁっ!苦しいよぉっ!おばさん!来ないでぇっ!」
ノーバは猛毒ガスを振りまき続ける。
そこでゲンが毒ガスを飛び越えてノーバを蹴り飛ばしてトオルから離すことに成功した。
警官「射撃用意!撃てぇーっ!」
警官たちは拳銃をノーバに向かって撃った。
赤い毒ガスの中で巨大化するノーバ。左手の鎌、右手の鞭で街を破壊するノーバ。
赤い猛毒ガスを振りまき、街中を混乱させる。
そこに自衛隊の戦闘機や戦車隊が来てノーバを迎撃する。
しかし目からのビ−ムや鞭などの攻撃で次々と機体は炎上していく。

その時、稲光と共にレオが現れる!
レオが現れたとみるや、ノーバは回転して赤い雨が降る特殊空間を作り上げた。
レオは格闘戦を挑み、ノーバを投げ飛ばすが全くきかない。
それどころか、目からのビームで倒れてしまう。
何とか立ち上げるものの、鞭で首を絞められ逆に投げ飛ばされてしまう。
ガスを噴きながら近づいてくるノーバに向かってレオはシューティングビームを放つ!よろめくノーバ。
さらに間髪入れずにエネルギー光球!赤い空間と同時にノーバは爆発した!

咲子といずみの見守る中、トオルは目を覚ます。
トオル「おばさん……僕……どうしたの?」
咲子「この子はもう、心配ばっかりかけて」
トオル「おばさん……ごめんなさい!」

降りしきる雨の中でトオルとあゆみはてるてる坊主を作って吊るす。
トオル「ねぇ、本当に明日は天気にしておくれよ?みんなでピクニックに行くんだからね」

翌日、晴れた空の下、美山家一同はピクニックへと出かけた。
トオル「いい天気になってよかったね。これは僕の心がけがいいせいだよ」
ゲン「何言ってんだ」
そんな楽しげな一同を玄関に吊るされたてるてる坊主が見送っていた。

本編解説

準備中

・視聴した感想
ヤバい、ヤバい。てるてる坊主怖い。
軒先に赤いのが吊るされていたらまず逃げる。
「恐怖の円盤生物シリーズ!」も終盤を迎えてますますぶち切れた内容になっております。
ノーバ怖い。街で暴れる暴徒怖い。でも、トオルが一番怖い。
今回の話はレオの中ではかなり人気が高いらしいです。
ぶち切れた内容、ノーバのインパクトのある造形、そして絆、全てにおいて不満はありません!

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