デバイスレイン登場人物紹介
雲野十夜/くもの・とうや:CV…緑川光(ゲーム中はなし、CDドラマのみ)
「デバイスレイン」本編の主人公。私立藍仙高等学校二年。あらゆる意味で主人公らしくない外見をしている。金髪の生え際が黒い辺りは、染めているからか?性格は、物事にあまり関心を示さず、感情的になることが少ない為、周りには冷たい印象を与えてしまいがちだが、実際には友達・仲間思いで、親身に接する。
気に入った物をとりあえず買ってしまうという、衝動買いの気があり、部屋の中は品物の山となっている。趣味はウインドウショッピングで、お金がない時でも街を歩き回っている。
両親が外国に出張している為、品川のマンションに一人暮らし。部屋の中はかなり散らかっている。
割と繊細な神経の持ち主で、落ち込みやすい。
柊誠志郎とカスミ・アインハルトとの下校途中に空木理子と出会い、「セイクリッド・デス」の登録者となり、オーギュメントに関する事件に巻き込まれていく。
カスミ・アインハルト;CV…川澄綾子
私立藍仙高等学校二年。故ヘルマン・アインハルト博士の一人娘。母親は日本人で、湾岸戦争で亡くしている。
性格は非常におとなしく、人見知りが激しい為、友人は少ない。黒髪や黒い瞳に憧れている為、自分の金髪と青い瞳にコンプレックスを抱いている。
生まれつき不思議な能力を持っており、父親であるアインハルト博士が能力を解明し、「イデア理論」を確立する。生まれ持った能力故に、未完成品であるオーギュメントを完成させる唯一の鍵として、多国籍企業ダイス日本支部に狙われることになる。
私立藍仙高等学校二年。十夜の親友でありクラスメートである。口が上手く、人をやりこめる術に長ける。口達者故に周りの人間には軽薄な印象を与えてしまうが、人の感情の変化や周囲の空気の変化をいち早く察し、仲間と認めている友人に対しては結構気が利く。
見た目はスリムだが、かなりの大食漢で、冷蔵庫の中の食料でもすぐに食い尽くしてしまうため、十夜は誠志郎に対してだけは飯をおごる気にはなれない。十夜曰く「お前はは食べ物屋でのナンパは成功しない」とのこと。
口数が多く、意見をはっきり言う為、仲間と衝突することもある。
戦闘に関してはセンスが良い上に、敵には容赦ない。
空木と出会ってから、「バルバロス」の登録者となる。
若干19歳にしてMIT(マサチューセッツ工科大学)を卒業した才女。MIT卒業後は、ダイスの研究所でアインハルト博士の下で働いていた。その能力の高さから、博士には最も信頼されていた。博士が亡くなった後、博士に言われた通りにカスミの保護をする為に品川に向かい、そこで十夜と誠志郎と出会うことになる。
生真面目な性格で、十夜達と意見が衝突することが多い。さらに自分からはなかなか折れない。
初めて十夜の家に行った時には、あまりの汚さに呆れていた。
本人も、オーギュメント「ヘヴンズ・キー」の登録者であり、戦闘に参加する。
ダイス管理下の施設で、戦闘要員として育てられた孤児。現在は、ダイス日本支部幹部である園宗寺要直属の部下であり、絶対の忠誠を誓っている。園宗寺への忠誠心と反してダイス組織への忠誠は低い。
プライドが高く、卑怯な戦術を嫌っている。、その辺りを誠志郎に甘ちゃん呼ばわりされる。
「セイクリッド・デス」の登録者になるはずだったが、アインハルト事件の際に空木に持ち出された為、代わりに性能の劣る「パペット・クロウ」を使うこととなり、十夜に対しては特別な強い敵意を持っている。
実は夕凪のファンらしい。
本名不明。渋谷にある教会の牧師で、敬謙なキリスト教信者であることから、ビショップと呼ばれている。
警察との面識があり、警察からは悪く思われていない。しかし、教会側からすれば、無許可で自分の教会を持っているため、厄介者扱いをされている。
ダイスから逃げてきた研究員を助けた際に、誤ってオーギュメント「テン・コマンドメンツ」に登録されてしまい、事件に巻き込まれる。
性格は温和かつ慈愛に満ちており、困っている人間を放っておけない。口調は少々説教じみている。
ジョーカーとは旧知の仲で、信頼関係にある。
少年時代は施設での生活をしており、グレていたが、同じ施設で生活していた命の恩人の牧師の死によって心を入れ換え、牧師を引き継いで現在に至る。
本名不明。女性のような格好をしているが、男。本人曰くファッションらしい。
性格は軽く、饒舌。基本的に冗談を喋るのが好きだが、たまに含みが入っている。現実的・打算的な性格で、性格故にビショップの教会で手当てを受けたダイス研究員の荷物を勝手に開けてしまい、誤ってオーギュメント「ルーイナス・シールド」の登録者となる。しかし、仲間と認めた人間を裏切ることは決してない。
最初は反目し合ったとしても、何故か正反対の性格をした人間と仲良くなることが多い。
職業は傭兵。性格は義理堅く、口数は少ない。受けた恩は例え敵同士であっても忘れない。
一人娘である由佳里が謎の病気にかかり、一年以上眠り続けているため、治療と生命維持のための大金を得る為、ダイスに雇われている。最初は十夜達の敵として立ちはだかるが、由佳里の病気を治してくれたカスミに恩を返す為、ダイスを抜け、十夜達に協力することになる。
オーギュメント「インディペンデンス」の登録者である。
ダイスを抜けてからは、外地会の真端に雇われている。
その金色の右目は義眼で、「エンジェル・アイ」の通り名で呼ばれる女性。性格は素っ気無く、J.B.とウツロへの復讐以外には興味がない。
過去にジャーナリストであった恋人をJ.B.の命令を受けたウツロに殺され、自分もウツロによって右目を失う。その後、復讐する力を得る為に海外に渡り、様々な戦闘技術を身に付けて帰国。
オーギュメント「ラ・ピュセル」の登録者である。
ダイス日本支部長である御子柴昭仁の部下で、要人の暗殺・証拠の隠滅等を主とする仕事を担当している。
全身が包帯で覆い隠されており、表情の判別が付かない。また、無痛症で痛みという感覚がない。
殺人に対して一種の快楽を見出しており、任務を与えられても命令を聞かずに殺しを楽しむ性癖があるため、組織内でもかなり問題視されている。
拘束具型オーギュメント「ロッティン・バウンド」の登録者で、実際にロッティン・バウンドを両腕に突き刺している。オーギュメントとして使用するだけならば、突き刺す必要はないと思われる。
ストーリー終盤で明らかになることだが、サディストであると同時にマゾヒストでもある。痛みが気持ちいいと言っている限りは、彼は変態としか思えません。
本名や出身地など全てが不明。「J.B.」というのも通り名で、Jack of
Betrayer(裏切り者)の略と本人は語る。
性格は非常に計算高く、相手をからかうことを好む。
語学や科学、歴史学などあらゆる学問に精通、体術や武器・兵器の扱いにも長ける。
オーギュメントを使って、世界を破壊しようと画策している。
ダイス日本支部の幹部の一人で、霧生忍の上司。実は女性だが、組織内での位置づけを上げていくためには不利と考え、男装している。
J.B.にアインハルト博士を紹介され、もともとは平和利用のためにオーギュメントの開発を極秘に進めていたが、御子柴の耳に入って、研究プロジェクトを取り上げられる。その為、御子柴のことを良く思っていない。
高い攻撃力と命中精度を兼ね備えた銃型オーギュメント「ジ・オーディナンス」の登録者である。
私立藍仙高等学校二年。十夜のクラスメート。
体を動かすのが好きで、一年中スポーツを楽しんでいる。
思ったことをストレートに言ってしまうことが多い為、相手との衝突も多い。
十夜に好意を持っているが、うまく表現することができない。
オーギュメントに関する一連の事件によって十夜とのすれ違いが多くなり、精神的に不安定になっていたところをJ.B.に利用され、彼の手によって、オーギュメント「ジーザス・シュラウド」の登録者にされてしまう。
私立藍仙高等学校二年で、十夜のクラスメート。
将来はミュージシャンとしてプロデビューしたいと考えている。担当はボーカル。バンド活動が忙しいのか、学校に来ることが少ない。趣味は音楽鑑賞で、作曲もしている。
オーギュメントに関する事件とは関わりがない。
ダイス日本支部の支部長で、園宗寺の上司。腹黒い性格で、自分の手を汚さずに利を得ようとする。
園宗寺のオーギュメント開発計画を横取りし、自分の管理下で研究を続け、次世代兵器として完成させようと画策し、世界中のダイスの中での発言力を高めようとしている。
表の顔は新宿の歌舞伎町に事務所を構える私立探偵。裏の顔は、新宿を中心とした裏社会を管理している新宿外地会のリーダー。外地会とは、裏社会に生きる人間が無用なトラブルを起こさないように管理している組織。新宿に点在しているディゾナントを監視していく中で新宿駅で十夜達と知り合い、ギブアンドテイクで協力し合うことになる。しかし、実際はかなり協力的である。銃の扱いに長けており、現実空間で監視していたディゾナントをSC空間を展開される前に破壊したことがある。
私立藍仙高等学校校医。誰に対しても自然体で接する為、生徒からの人気は高いが、他の教員からは異端視されている。
十夜達が相談する時は専らこの人物になる。気の弱そうな外見だが、一人称は「俺」。