精神療法・医療過誤の掲示板

moralist様 投稿者:佐々木  投稿日: 2月17日(火)08時32分51秒
はじめまして。
以前、1度だけ投稿した事のある精神科医です。インターネット上の掲示板であるために、職業についても信頼してもらうしかありません。参考程度に聞いて頂ければ幸いです。
まず、軽症のうつに対する治療としてのスルピリドの選択は間違ってはおりません。内科領域の患者様にはよく使わせてもらっている処方例です。また、睡眠障害単独の問題であれば、処方なしで睡眠表などを用いながら改善を促すというのもよく使う手です。精神科だからハロペリドール・インプロメンということもありません。神経内科医がトリアゾラムしか使えないというのも誤解されているようです。適切な病気に適切な薬を選択するのが我々の仕事ですから。そのために、うつの治療であればその医師の責任を問う事は難しいと思われます。これで負けたら、日本中から精神科が無くなります。
勿論、精神科に受診していればちょっとした変化に気づいてかもしれませんが、そうでないこともたくさんあります。精神科医師のレベルも千差万別ですから。適切な医療の中でもある一定の確率でこういった不幸な例は存在します。しかも今回の例では、躁状態になった誘因としては、不眠だけでなく出張も大きな割合を占めると思われます。よって、今回の例で訴訟になったとしても真っ当な精神科医であれば、証言してくれることはないとおもいます。勝てる見込みがありませんから。それよりも、はやく良い状態に戻す事がmoralist様のためになるかと思います。
唯一責めるとしたら、専門外の病気をみたことでしょうか?ただ、これも国の指導方針の下、医師は総合的に診療しなくてはならず、みた事自体は責める事はできないでしょう。もっと言えば、もともと不眠で神経内科を選んだのはあなた自身であり、精神科受診を選択しなかったのはご自身の責任でありこれも責めるのは酷でしょう。実際に世の中には、不眠で内科を受診する人はたくさんいます。精神科の敷居が高いためにこういうことになっているのだとは思いますが、こういった人たちの変化まで医療訴訟の対象になるとしたら、困るのは患者様ご自身となると思われます。紹介をしなかった責任も問えるかとは思いますが、症状が不眠のみであったことから考えると以上の日本の医療事情から難しいと思われます。厳しい事を書きましたが、気に障られたら申し訳ありません。また、そのうち覗きますので何かあればご質問ください。

いよいよ第六審ですね 投稿者:moralist  投稿日: 2月15日(日)22時16分24秒
sachikoさん
裁判官に提出する文書提出がたしか2月13日で19日が第六審でしたね。
この2週間ほどは、資料作成準備にとても忙しかったと思います。
そんな矢先、2月12日に迷い者さんへ返事を書かれたのはとても感銘を受けました。
3ヶ月間隔で審議は30分というのは時間が短いと思うのですが、(刑事裁判?)原告が私だったら、耐えられないですね。次がまた3ヶ月後・・・というのは。そして正当な治療行為だったという証明を医師にさせる動議を提案します。良心的医師ならば、何年も治療した患者と亡くなる寸前まで電話のやり取りをして責任を感じないのは人間性に問題を感じます。
話はとんで申し訳ありませんが、以前狂牛病を見過ごして自殺した女性の獣医がいましたが、自殺は行き過ぎとしても、それほど真摯に反省するというのがプロの責任だと思います。
米国の陪審員制度は演技力にも左右されがちで好ましく思えないのですが、医療行為、特に精神疾療法の過誤については例外的に必要だと思います。一般人が常識でわかることが何故医師の権威に必要以上に頼らなければならないのか、陪審員制度ならばsachikoさんのケースでは難しい話抜きで不適切な治療行為は明白と結審されると思います。19日裁判がよい方へ向かいますように。

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今、読売新聞で渡辺純一氏が『幻覚』という精神科医の女医が(特定な)まともな患者を意図的に薬の過剰投与で廃人にするという小説が連載されています。
今日の朝刊では、被害者の1人が死亡してしまったので証拠隠滅を図るというのが、明日以降の連載になるわけですけど毎日読むたびこのホームページを思い浮かべてしまいます。
渡辺純一氏がどんな意図で精神科の女医を描いているのかわからないですが、看護士にとって医師の指示は絶対で、患者の身内に隠し事をしてもわからない。それが意図的であれ、誤診であれ・・・

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そして、今度は私事になるのですが、私が最初に3年通院していた神経内科M医師の治療についての糾弾できそうな回答は得られませんでした。
通院期間中に睡眠不足で錯乱状態になったときに診察をした脳神経外科・内科のN先生は同じ大学の先輩後輩ということで遠慮した回答でとても使えるしろものではありませんでした。
M医師の紹介で通院した精神科医のO先生の回答も同様でした。『M医師の治療に対する疑問について的確で同感であり、敬意を表する』と書いていただきましたが、どの疑問に同感しているのか医師の言葉で書いてもらえないと弁護士には使えません。
但し週に1度しか診察に来られない学識豊かな先生ですが、『精神科の疾患および診断・治療に関しては原因も全くわからない未知なる領域です。科学化されていない最後の領域といってよいでしょうか。』とのことでした。O先生の精神病に対する謙虚な姿勢と自分自身が最初から精神科に通院しなかったことを教訓にしてしばらくM医師の治療については是非を問うことは控える努力をしようと思います。
編集済

皆さん有難うございました 投稿者:迷い者  投稿日: 2月15日(日)19時17分33秒
パッチ・アダムスは見た事があります。ウィリアム・スミスが主演ですよね。自分なりにまだ色々考えていくつもりです。たまにここの掲示板に来て相談する事あるかと思いますがその時はよろしく御願いします

パッチ・アダムス 投稿者:sachiko  投稿日: 2月13日(金)11時56分7秒
べてるの家については、以下の本がよいかな、と思います。

『降りていく生き方』http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9976691920

『べてるの家の「非」援助論』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9975836798

「パッチ・アダムス」の本ならこれかな、と思います。参考までに。
編集済

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972591174


書き込みありがとうございます 投稿者:sachiko  投稿日: 2月12日(木)21時57分3秒
迷い者さま
いま、あまり時間がありませんが、簡単に、思いつくところを書きますね。
1、まず、このサイトは、「医者は悪者だ」ということを言っているのではありません。
2、そうではなく、「医者の中には、こういうのもいるし、医者も人間だから、いろいろなことをする」ということを指摘しているのです。
3、フロイトもユングも、神ではなく人間に過ぎません。その辺にいる「お医者さま」もみな、どれほど勉強ができても、たかが人間です。ですから、悪いことを絶対にしない、という保障はありません。
4、いかなる職業に就こうとも、人は犯罪を犯す可能性をもっています。政治家、警察官、学校の先生。日頃新聞をよく見れば、こういった、公共のために働いている人のなかにも、犯罪を犯し、過ちを犯すひとがかならずいる、ということがよくわかります。
5、したがって、医療従事者である精神科医も、支援者であるカウンセラーも、自らのあらゆる限界を前提にして、様々なルールを作り、自分が過ちを犯さないように、気を配っているのです。
6、しかし、人間に絶対はありません。誰もが、仕事上で、小さな過ちを毎日犯しているかもしれないし、大きな罪も時々犯しているかもしれません。
7、ですから、問題は、過ちを犯したときに、その過ちを素直に認め、被害者に対して誠意をもって謝るか、ということではないかと思います。自分の罪を、知っていても認めない、相手の訴えを見向きもしない、そういう態度をとるお医者さんは、訴えられることになります。

さて、精神医療に携わりたい、ということなので、いま思いつくのは「パッチ・アダムズ」という映画なんですが、もうご覧になりましたか。もしまだご覧になっていなかったら、ビデオなどになっていますし、原作もありますので、ご覧になって下さい。また、「べてるの家」のサイトも見てみてください。「べてるの家の「非」援助論」という本に、すてきな人たちがたくさん出てきています。本当に精神医療に携わりたい、ということなら、北海道に行って見学されることをお勧めいたします。以上、取り急ぎ。
編集済

http://www.tokeidai.co.jp/beterunoie/top.html


こういうサイトで言う事かどうか? 投稿者:迷い者  投稿日: 2月12日(木)20時07分39秒
僕は専門高校に通っている17歳高校2年生の男です
今、僕自身まよっています。ネットで色々調べている最中です。僕は小さい頃から医療に関った仕事がしたいと思っていました。精神科医か臨床心理士になるか迷っています、精神科医になれば薬などを使った医療行為などができるというのが分かりました。けれど、それが本当に良い事か分からないんです。臨床心理士は薬などは使えませんけれどカウセリングが主なんです。僕的には精神科医になりたいのですが、こうゆうサイトがあるのも事実ですし、こうゆう事があるのも事実ですこうゆう、記事をみたりこうゆうサイトを観覧すると、なんか腰が引けてしまうんです。
皆さんの意見などを聞きたいのです。 よろしく御願いします

がんばってください 投稿者:sachiko  投稿日: 1月20日(火)21時08分52秒
moralistさま
投薬ミス・診断ミスを問題とするのでしたら、おそらく、「過誤」に関する争点がはっきりしているわけですし、似たような判例があると思うので、お医者さんの参考意見ぐらいとれれば、あとはなんとか弁護士を探す、ということになるのかもしれませんね。そうなることをお祈りしています。判例があったり、似たようなケースがあれば、やって行きやすいわけですが、私どもの場合、そうはいかないのですね。で、Yasu-Q氏のサイトは、ここにもリンクをはっております。患者さん向けの基礎的知識で、それはそれで重要だなあ、とおもうんです。ネット上には、けっこうカウンセラーの方々が、同様のサイトを開設していらっしゃいます。ただ、裁判ということになると、医学上の話、というか一般論とは全然違ってきます。「一人ひとり患者によって違う」ということを、特に精神科、そして精神療法(カウンセリング)については、相手側の医者が強調してくることになりますから、一般論では通用しない、という厳しいところがあったりするんですね。う〜ん、困ったものですね・・・。

専門の境界領域 投稿者:moralist  投稿日: 1月19日(月)22時54分45秒
ホームページの紹介ありがとうございます。

sachikoさんはこのホームページご存知でしょうか?当然目をとおしているかもしれないし、逆に参考になるかもしれません。
http://www2f.biglobe.ne.jp/~yasuq/psychiatry2.htm〜精神科Q & A〜
精神科、神経科、心療内科、脳神経内科間等での医療ミス・見解の相違について今情報を集めたいと思っています。

それから、先日も少し触れましたが、(1)2000年に4月17日錯乱状態になったときに診察した、脳神経外科・内科医、(2)モントリオールから戻って神経内科から紹介された神経科医、(3)就職が決まって相模原市で1年半通院し躁鬱病と診断した神経科医の3人の先生に質問状を送付しました。その質問の中に障害年金申請のため神経科医に4カ月がかりで書かせた『受診状況証明書』の診療・治療・経過認識についても含めました。

付記)相模原で、就職して4ヶ月で職を失い躁鬱病であることを教えられました。
編集済

医療過誤判例 投稿者:sachiko  投稿日: 1月19日(月)17時50分23秒
moralistさま
精神科における薬剤投与の誤りをめぐる判例がありました。このページも、いずれリンク致します。

http://www.doctor-agent.com/malpractice/003.html


ありがとうございます。 投稿者:moralist  投稿日: 1月16日(金)17時29分19秒
アドバイスありがとうございます。
メンタルな面についての治療に過誤があったかなかったかというのは、確かに専門医の客観的な助言がないと勝ち目がないでしょうね。
さっそく、睡眠障害があったのにそれを治療せず、海外で滞在中睡眠障害で倒れ錯乱を起こし病院に運ばれたという、因果関係が割とはっきりしていることについて、現在通院中の前の医師に診断書(質問状?)を送りました。他にも、医師のミスと思われることについて精神科医の立場からの回答をお願いしました。とてもsachikoさんのようなバイタリティはありませんが、やれる範囲でやってみようと思います。

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