DQ7プレイ日記






7.男の名はK
今日仕事場で、食い入るようにドラクエ7の説明書を読んでいる人を見た。そうか!!アンタも石版を集めてるんだね!!何か、同士を発見したような気になった。
さて、何色だか忘れたが次にサトミら御一行が訪れた世界。あれに見えるはテントではないか?・・・という事は・・・・・・・・・キーファのFA宣言の場所だ!!マジで!?もうそこまでやって来たの!?というわけで、ここがキーファとのお別れの場所になるのですよ。クソー。
さて、そのテントですが、ユバールという遊牧民の団体の休息地です。彼らの部族で代々受け継がれているのは踊りで、それで以って神様を復活させるそうな。もっとも、キーファとのお別れの予感に動揺して細かい事は覚えてないんだけどもね。で、その神様だか精霊だかの血を引いているのが今回の鍵となる人物、ライラ嬢です。その証拠に、彼女の胸にはアザがあるんだとさ。
・・・・・・そういえば、サトミも手にアザがあるんだっけなあ。
一方、早速彼女に熱を上げるバカ王子。「俺さあ、ハッキリ言ってライラさんって好みのタイプなんだよ」。キーッ!!アホかしらこの子は!!しかもドラクエの中の人が自分の好みを語り出したりするのは、なんか生々しいから止めて下さい。しかし、実を言うとそのライラ嬢にはもう婚約者がいるのですな。どっかで聞いたような話ですが、その相手というのがトゥーラ(民族楽器)の弾き手、ジャン。ジャンが弾いてライラが踊ると、こういう事。まさにベストカポー。
その後、ライラ嬢に取り入る王子にダシに使われたりするサトミでしたが、こういうのってどうなんやろう。この二人は幼馴染なわけでしょ?キーファの態度はあからさまにサトミ<ライラ嬢で、私だったら絶対にいい気はしないと思います。それか、もしそういう場面に直面したら逆に「コイツ浮き足だっっちゃって馬鹿だねー」くらいにしか思わないものなんでしょうか。
翌日、ユバールの民と共に、西の方の山に移動するサトミ達。そこで神様を復活させるんだとさ。が、実は前日の夜中にキーファとライラ嬢が魔物に襲われておりまして、辛くもキーファが撃退したものの(ここでバカ王子株、東証一部上場)ライラのおとんか誰かが負傷。そんなわけでおとんを一人残しておくわけにもいかず、ライラがとりあえず残って後から追いかけると言い出すのは解りますわな。んが、
キーファ「俺もここに残る!!後は頼んだぞ、サトミ!!」
・・・・・ちょっと待てッ!!何故お前まで残らねばならんのだ。その前に、お前は我がパーティの主戦力が誰か知ってるか!?・・・・・在り得ない。女と犬ッコロを連れて、サトミにどうしろというのか。
しかし行けと言われてしまえば仕方なく、途方に暮れながら女と犬ッコロを連れて神様の復活場所へ赴くサトミ。更に、復活の為には楽器だか衣装だかが必要だと言われれば洞窟に取りに行くサトミ。何つうか・・・いいように使われているんじゃなかろうか。健気だ・・・・つうか不憫だ・・・・(涙)。
ようやく楽器と衣装を取ってきたところで、かなり今更な感じでキーファとライラ登場。いつの間にやら滅茶苦茶親密。何かあった?アンタら。でもって、そんな状況にジャンが黙ってる筈がありませんな。
「ライラと結婚するのは俺なんだ!!今すぐ神様を復活させて、そんでもって今すぐライラと結婚してやるー!!」
まあキレるのも解らんでもないな。っが、復活しない神様。どうやらまだ時期ではないらしいです。神様にそんな解禁日みたいなのがあるのかどうか知らんが、当然ジャンはがっくり。皆が彼を慰めますが・・・・。
「違うんだ・・・俺は、本当は神様なんてどうでもいいんだ。神様さえ復活させてしまえば、俺とライラは自由になれる。そうしたら掟なんて関係なくライラと結婚出来る。だから、俺は自分のために神様を復活させたかったんだ・・・・・」
・・・・どういう事?すると、おもむろに上着を脱ぐジャン。そこにはライラと同じアザが。
この部族の掟では、アザを持つ者同士は結婚出来ないようです。まあ、アザを持つ者が神の血を引く証だというなら、それらの人々は兄弟という事になるからね。さすがにそこまではゲーム中では言及されてませんが。
つまり、ジャンはどうしてもライラと結婚したかったのです。だから、神様さえ復活させてしまえば自分達は掟から解放される。例えアザを持つ者同士であっても結婚出来ると考えたんですな。まあ、可哀想と言えば可哀想だ。彼は悪習の犠牲者なんだから。しかし我々の世界でも目立たないだけでそういう部族の掟みたいなのは残っているし、日本にも地域によっては似たようなものがあるんじゃないでしょうか。そうやって改めて考えてみると、掟というのは結局は何を目的としているんだろう。
掟というのは少し違うけれど(でも作用の対象が精神か肉体かの違いで、抗えないルールという点では同じだと思う)、中国の纏足なんてのも典型的な悪習の一つですね。女を外出させまいとして男が考え出した、虐待とも言えるものです。あとはどっかの部族の割礼。女性の性器をまだ幼いうちに取り除くというのは、最早人権の問題ではなかろうか。掟というものはそもそも人民を統制し、それによって安定を図るのが目的だと私は思うんだけど、意味の解らない掟が存在し、それに泣かざるを得なかった人々も確実に存在したという事を我々は知るべきですな。それが、人間の平等とかに繋がっていくんじゃないかと思います。
・・・・またドラクエの話とは関係無かったわけだが。
で、そんな自分勝手な己を恥じ(私は自分勝手だとは思わんが)、村を去るジャン。追いかけようとするライラに長老が一言、
「そっとしておきなさい。ライラ、お前はジャンを愛しているのか?」
「そ、それは・・・・・・・」
アンタらヒデーよ。て事は何?みんなライラが本当はジャンを好きではない事を知りながら、神様復活のためにくっつけようとしていたって事?・・・そりゃあんまりだろ。しかも神復活の担い手には不適任と分かったらさっさと放逐かよ。
その後、更にキーファが、サトミにこんな話をします。
「・・・俺、本当はお前が羨ましかったのかもしれない。その手のアザと言い、時々訳の分からない力を見せる事と言い、お前はきっと不思議な運命を背負ってるんだよ。それに引き換え、俺はただ王子という立場に生まれただけの男だ。俺は、俺にしか出来ない事をしたかったんだ・・・・。そして、俺はここでそれを見つけた」
俺にしか出来ない事って・・・お前の国を立派に治めるのはお前にしか出来ない事だと思うんだが、その辺はどうなのよ、キーファよ。
確かに、敷かれたレールの上をただ歩くのは嫌だというのは分からんでもない。でも、そんな事言い出したら国民はどうなるんだ。キーファを慕っている人はどうなってしまうんだ。まあ、こういう問題は時折聞く話ですが(大概和菓子屋の二代目だったりする)、レールが敷かれていない私には今ひとつ分かりません。なのであんまりいい加減な事は言えませんが。・・・・・・でも、でもね!?幼馴染に何の断りも無く勝手に決める事は無いんじゃない!?せめて監督に相談してから移籍したっていいじゃんか!!しかし翌日、サトミが目覚めた時にはキーファは既にユバールの守り手として認められた後だったのでした。つまり、ここでキーファとはお別れ。もう彼は元の世界に戻るつもりは無いようです。・・・・そうか。お前は友情よりも一目惚れを取ってしまうわけだな、キーファよ。何か、漱石の「こころ」という小説を思い出した。「わたし」は友情よりも愛情を選んでしまい、恋に破れた友人Kは自殺するんだよね。
さっき、敷かれたレールに乗りたくないキーファの気持ちも解ると言いましたが、でも、彼は自分の父親や妹、周りの人の事は考えたんだろうか。
自分の人生なんだから、好きなように生きたらいいと思うよ。でも、せめてそれを周りの人に解ってもらえるよう努力するとか、それも不可能なら例え事後承諾という形になろうと挨拶を残すとか、色々やり方はあると思うんだよ。自分の望むように生きる事と、周りの人間(特に家族ね)を悲しませる事は、直結しているものではないと思います。
そんなわけで、ちょっとだけキーファにはがっかりしました。がっかりというか、呆気ないなあと言うか。
王子からユバールの民になってしまったキーファに見送られ、旅の扉から自分達の世界へ帰るサトミ達。戻ってみれば、そこにはキーファが投げて寄越した袋が。
中にはキーファの装備品と、手紙。
「サトミへ。  勝手な事をする俺を許してくれ。装備品は返しておく。元気でな。  キーファ」
・・・・・短ッ!!そんな恩知らずな王子は心から自分を恥じて下さい。
そういうわけでパーティはとうとう3人になりました。元々王子が言い出しっぺの冒険なのに・・・・。
あー、切ねえ。つうか寂しい。


8.王子の後始末
うっかり書き忘れていたんだが(もしかしたら自分の中で無かった事にしたいのかもしれない)、ユバールのイベントで流れるムービー。あれは何?今は無きエニックスから我々への挑戦なわけ?んもう吃驚した。腰が抜けるかと思った。なんかね・・こう・・・・目が死んでるんだよ。怖いんだよ。大体、鳥山のイラストをそのままムービーにしようという方が間違っているんじゃなかろうか。アニメじゃないんだからさあ(ガンダムっぽいな、この台詞)。FFのムービーを横綱とすると、ドラクエは残念ながら序二段だな。早く幕内になれるといいね。そう考えると、スクウェアとの合併は正解だったのかもしれん。
さて、サトミ御一行様は更に進みます。今度は、キーファが戻らない事を彼の父親に報告に行かねばなりません。・・・・あー、ゲームとは言え行きたくないなあ。つうか何でそんな事までせにゃならんわけよ。更に、そんな重大事項を告げるサトミの横に居る網元娘が、うさみみバンドと網タイツを装備しているのはどうなのか。そんな格好で城に入れてもらえるわけ?
で、城に戻ると、そんな時に限って盛んに王子の話をしてる町の人。まあサトミの隣にいて当然の男がいないわけだから、気にして当然なんだけど、「あれ、王子の姿が見えませんが・・・ああ、後で追いついてらっしゃるんですね」とか言われちゃうと、もう戻ってこねえよ!!とは言い辛い。クソ−、王子め。まったく罪作りな男だな。
いつまでも町でウロウロしていても仕方が無いので、いざ王様の元へ。サトミが無事戻ってきた事を心より喜んでくれる王様。っが、自分の息子の姿が無かったら不審に思うのは当然だわな。
「サトミ、キーファはどうしたのだ。あの馬鹿息子の事だから、またどこかでフラフラしているのだろう?すぐに帰ってくるのだな?」
  はい
→いいえ
「どういう事だ、サトミ!!詳しく説明してくれ!!」
キーファめええ!!親友にこんな事させやがって!!仕方なくありのままを話すと、がっくりと項垂れる王様。そりゃそうだわな。いくら冒険とは言え、どこかで大人には子供のやる事という頭があるからね。それが突然もう戻ってきませんでは・・・・。しかもキーファは御世継ぎなわけだし。
それより何より、親にしてみれば子供が自分に一言の断りも無くそんな大事な事を決めてしまったというのがショックなんだろう。ましてやもう戻ってこないなんてね。旅先で死んだと聞かされるのも同じだ。
更に王様は、キーファが今度の旅から戻ってきたら、手ずから最近発見されたという石版を渡してやろうと思っていたらしいです。つまりは、ひとまずは冒険の旅に出る事を許してやるつもりだったという事。反対しながらも、どうせ王様になったらこんな事も出来なくなるんだから、今だけは好きにさせてやろうという親心。・・・・・・キーファァァァ!!!まあ、今更言っても仕方の無い事なんだけど。キーファもそんな事は知らなかったわけだし。でも、もし今キーファがそれを聞いたら、それでも彼はユバールに残ると言うんでしょうかね。
失意の余り、今は一人にしてくれと頼む王様。大臣は、「王子には王様の心が伝わらなかったというのか・・・!!」とか言い出すし。マリベルは「サトミ、アタシこの部屋にいたくない!!」とか言うし。
どうやら王子の残した波紋は大きいようです。マリベルも口ではどうでもいいような事を言ってますが、きっと見てないところでは泣いたんだろうなあ。小さい頃から一緒じゃなあ。人一人がいなくなるというのは、ゲームの中ですら周りの人間にとってこれほどの衝撃をもたらすのですよ。
つうか、唯一無二の親友を失ったサトミが心配だ。


9.職業選択の自由、アリアハ〜ン♪
王子の一人や二人いなくなったからって、いつまでもメソメソしてんじゃねえぜ網元娘!!とサトミが言ったかどうかは知らんが、キーファのおとんから貰った石版で次の世界にやってきた御一行。ちなみに王子の装備品は売れば金になるんだけど、何かそういう気にはなれずに袋の中に入れてあります。
着いた先、道の駅みたいな所では転職が出来るというダーマ神殿の噂が。おお!!いよいよドラクエ名物、転職システムのお目見えだな!!早速サトミを内科医に転職させよう!!が、その前にカジノで5時間ほど遊ぶサトミ達。・・・・・キーファがいたら喜んだだろうなあ。たかがゲームで、キーファの離脱に主人公よりショックを受けているのは私かもしれない罠。
さて、ダーマ神殿と言えば初登場はドラクエ3でしたが、手を変え品を変えで続いておりますね。FFのジョブチェンジもそうだけど、やっぱこういうシステムというのはハマるもんなんだろうか。思わず全職業をコンプリートしたくなるヲタク心を擽ってくれるぜ。
そうと決まったら早速転職。さしずめダーマ神殿は職業安定所と言ったところか。今回は職業もかなりの種類があるんですが、まずはサトミを羊飼い、マリベルを魔法使い、ガボを船乗りにする事にしました。隅から隅まで探したが内科医が無かったので、だったら何になっても一緒かと思って。かと言って戦士やら何やらというオーソドックスな職はどうも食指が動かんし。・・・・何か秘密のコマンドを入れたら内科医や外科医になれるのかもしれんな。それか、いくつかの職をマスターしないと転職出来ない上級職なのかも。医者だしなあ。
っが、素直に就職させてくれるのかと言えば、そこはドラクエ。甘い甘い。職を司る大神官は、実は魔物が化けておりましてな。本物の大神官を救出せねば就職は出来ないというオチなのでした。
魔物に騙され、着いた場所は「ならず者の町」。スラムのような所で、ダーマの職安で騙された人はみんなここに送られます。そこで今回の鍵になるのが、病弱な女性ネリスと、些かシスコン気味の弟ザジ、そしてネリスの彼氏カシム。カシムはダーマの親衛隊なのだ。ザジは姉を盗られるような気になってカシムに敵対心バリバリで、それにカシムは食傷気味です。まあそらそうだわな。カシムにしてみりゃザジなんてあくまで彼女の弟ですから。いくら敵対心剥き出しにされたところで、所詮は弟君の焼き餅くらいにしか思わんだろうよ。
で、さらにこの町を統括しているのがまさにアラクレ者のスイフー。この展開はドラクエというよりも北斗の拳だ。ああいう感じを想像して頂きたい。しかしこのスイフー、荒くれ者は荒くれ者なりに偉いのは、このならず者の町では何をしても大概の事は目を瞑ってもらえるものの、殺しだけは御法度だという事です。悪党は悪党なりにポリシーがあるという事かね。現実の世の中では、そんな仁義も今は無いように思えるが。
まあこのイベント自体はどうという事もなく、それほど特筆すべき事も無いので割愛。しかし本物の大神官を助け出して目出度し目出度しなのは、最低限のストーリーでの事でね。ここで興味深いのはメインのサトミ達よりも、むしろ妙な三角関係の姉弟達やスイフーについてです。
スイフーは例のならず者の町の統括者だったわけだが、ダーマが再び機能し始めた事で町は寂れていきます。まあ皆好きで居たわけではないので当然の結果だが。そして、この町以外で生きる場所を持たないスイフーは、敢えて砂上の王国の主となる道を選択するのでした。盛者必衰とはまさにこの事だ。奢れる者は久しからず。
そして、転職が可能となった事で、戦士になって姉を守ろうと決意するザジ。もうね、剣とか鎧とか新調しちゃって、大ハリキリなの。
・・・・そりゃあもう可哀想なくらい。
一方、そんな弟が段々負担になってくる姉ネリス。いつまでも弟におんぶに抱っこな自分が嫌なんだそうだ。でもまあぶっちゃけ、あまりに自分にかかりきりな弟が鬱陶しくなっちゃったんだろうな。
何だろう。真面目に考えると、詰まるところこのテーマは近親相姦なんじゃなかろうか。
誰しも、幼い頃はそういった感情を持つものだと聞いた事があります。男の子は母親を愛するために父を憎む時期があり、逆に女の子は父親を愛するあまり母を憎みます。つまりは嫉妬だ。その点ザジとネリスには両親がいないようだから、もしかしたらザジにとって母親の役割を果たしているのがネリス、そして父の役割がカシムなんじゃなかろうか。
そして、子供のそういう愛情は成就する事は無く、そこで彼らは人間として成長するのです。稀に成就してしまう場合がありますが、それは現在の世の中では倫理的に認められていません。野生の動物すらも近親相姦は本能的に避けているところを見ると、生物学上でも迎合されないものなんだろうよ。
で、例に漏れずザジもここで挫折を味わい、カシムに姉を託して無言のうちに去っていきます。思春期というのは難しいもんだが、そんな難解なテーマを持ってくるドラクエもある意味凄い。
この意味深なイベントを終えたところで、サトミのレベルは16。羊飼いに転職だ。


10.クレージュの美味しい水
不況が叫ばれるこの御時世、無事に就職出来たサトミ達。次の砂漠のイベントは実に従来のドラクエらしく、特に思うところも無かったので省略。黄色の石版でやってきたのは水が名物の町、クレージュ。ここでの使命は、テロ活動を阻止せよ!DEATH(古)。
町に足を踏み入れると、お決まりの暗いBGM。もう慣れたがね。ここでは魔物に操られ、自我を喪失した人々が自らを魔王と名乗っているわけですが、当然、サトミらがその元凶の魔物を倒して人々を解放するという話になってくる。ここまでは至ってドラクエっぽいですな。が、その方法がヤバイよ。水がこの街の名物であるという事に目をつけた魔物は、井戸に毒物を混入したのです。・・・・今のご時世、それはどうなの!?
井戸に毒物混入と聞いて思い出すのは、関東大震災が有名なところでしょう。震災の混乱の中、人々の間には流言飛語が横行し、井戸に毒物を投げ込んだとして沢山の朝鮮人が私刑を受けたそうな。本能剥き出しの人間というものはある意味魔物より恐ろしいね。更にはよくよく考えてみると、この関東大震災の場合は人間が言葉を使える唯一の動物であるが故にデマゴギーが広がり、その結果呼ばなくてもいい惨事を呼んでしまったわけです。皮肉なもんだ。
で、例によって関東大震災はドラクエとは何ら関係が無いわけだが、要はそういう生活に不可欠な媒体に毒物を散布されちゃったりすると物凄く怖いよという事だ。
井戸に劇薬とか、何かドラクエらしくない気がする。そりゃ魔物の仕業じゃなくてアルカイーダか、どっかの宗教団体だろ。つうか、逆に実在するそういった団体がいかに悪魔的かって事ですな。彼らがやっている事は、ゲームの中の魔王の手先と何ら変わらないわけだ。
ところで、例の王子の故郷に戻ってみると、キーファの妹が軽い鬱病みたいになっていてビビる。何か拒食症みたいになってるし。・・・・まあ、何だ・・・・強く生きていって欲しいよね。
そんなわけでサトミは羊飼いをマスター。迷った挙句武道家に転職してみました。
・・・・昭和版サトミから平成版サトミ(サンダル標準装備)に大変身だ!!


11.天才の基準を学ぼうのリートルード
始まりからずっとらしくなかったドラクエ7だが、ここんとこちょっと従来に戻ったような明るめの勧善懲悪ストーリーが続いてほっとしております。しかし、これが本来のドラクエの姿だと思いつつちょっとだけ物足りない気がするのは何故だろう。つうか、まともなストーリーばっかだったらこのドラクエ日記は成り立たないのよね。・・・・と、思っていたところで来ましたよ。リートルードの街での大人向け事件。
この街にはバロックという建築家がいるようで、目がチカチカしがちなバロック様式建築に街中が汚染されています。で、近所に別の大陸に渡る橋が架かったようなんだが、これもバロック建築。翌日に開通式を迎えるも、宿屋に泊まる度に同じ日を何度も繰り返します。つまり、開通式を7/11と仮定すると、何度宿屋に泊まっても目覚めれば始まるのは7/10。いつまで経っても開通式は始まらないわけですな。そしてその事実に気付かない間抜けな町民ども。・・・ま、どうせ魔物の仕業に決まってるんだけども。しかしここで面白いのは、魔物がその所業を、バロックが作った時計塔を利用して行っていたという事です。
実はもう随分先までストーリーが進んでるので、最早うろ覚えなんだけど、どうやら時計塔製作者のバロックだけは同じ時を繰り返している事に気が付いている様子。時計塔も、そういった時のはざまを表現するために作ったんだとか。さすが、天才は一味違うな。
どうでもいいんだけど、時にまつわる話として原田宗則という作家のエッセイ「かんがえる人」に面白い記述があります。
曰く、神という存在はいるんだかいないんだかよく分からないし、形も無い。しかし人間たちを支配する絶対のものとして考えられている(宗教観の無い日本人にはその傾向は低いけども)。そういうものを突き詰めて考えてみると、神とは即ち時間なのではないか。
時は全ての人間に等しく絶対です。この世に生きている者に、時間に逆らえる者などいない。而して、時というものはこの世が生まれた時から脈々と流れ続けているものであり、更に言えばこの世を造ったのは時間というものなのかもしれない。
解り易く言うとこんな感じですが、なかなか興味深いでしょ?
作家なんか、考える事が商売なわけだから特にそういう傾向にあるのかもしれんが、所謂芸術家という人々はそういう哲学的な真理にある日突然気付いてしまうのかもしれんな。それを鑑みれば、著名な芸術家に自ら命を断った人々が多いのも頷けるかもしれん。何かこう、物を作る途中で達観してしまうんだろうね。
で、そんな象徴的な時計塔を作ってしまったバロック。勿論サトミら御一行が何とかしに行きますがな。
時計塔のスイッチを切った事によって、一時的に時間が止まるリートルード。その間に時のハザマのダンジョンで、サクッとボスを瞬殺。ゲーム的には今ひとつ盛り上がりに欠ける感じでイベント終了。っが、その後のオオカミ少年、ガボの台詞がまた面白い。
「また時間が流れるのと、毎日同じ時間を繰り返すの、どっちがいいのかなあ」
・・・・みたいな台詞だったと思う。しかしこのオオカミ少年、なかなか鋭い事を仰るな。まあ現代に生きる我々は現実でも同じような毎日を繰り返しているわけだが、それでも時は流れているわけです。同じような事をしているつもりでもそのうち老いて、死んでいく。が、知らず知らず同じ毎日を過ごしている人にはそれが無いわけですな。
自然の摂理に従ってそのうち消えていく限りある人生と、無限に続く一見何の問題も無い平穏な日々。一体どっちが幸せなんだろう。もしくは、その渦中にいる人間はどっちに転んでも所詮は気付かないものなんだろうか。
ウーム。今回はなかなか考えさせられる内容が深かったな。他にも色々あった筈なのにどんなイベントだったか忘れちゃったよ。


12.げはげは笑う
知らないうちに、気付けば日記よりも大分先までストーリーは進んでおります。特に行き詰まるところも無く順調なのよね。今のところはね。
つうわけで、次にやって来た所はアボン、フズを通過してハーメリアの町。何やら、老楽士の演奏を聞いた人々が夜のうちにコツゼンと姿を消してしまうらしいです。つうことは、きっとあれだな。ハーメリアつうのはハーメルンから持ってきてるに違いない。・・・・言っておくがバイオリン弾きじゃないぞ。で、ハーメルンと聞くと、ハーメルンの笛吹き男→悪魔が来たりて笛を吹く→悪魔の手毬歌と思考がシフトしていくのはどういうわけだろう。
このハーメリアでは、イベント自体はそんなに面白いところも無いので割愛。敢えて付け加えるならばここのボス、グラコスがなかなか愉快で良い。まあそれなりに強いんだが、「グラコスはげはげは笑いながらサトミたちをなぎはらった!」という攻撃はいかがなもんよ。・・・っにしても、一回目にプレイした時はこのグラコスをなかなか倒せず苦しんだもんですが、今回は何故か楽勝です。きっとサトミの背後にゴロウが憑いているからなのでしょう。
さて、このグラコスを倒すと、ようやく移動アイテム「魔法の絨毯」が手に入ります。・・・ううむ、絨毯・・・絨毯か・・・・・。サトミ御一行様は何の疑問も無く活用しておるようだが、それは本来移動の道具ではないという事を敢えて突っ込みたい。もっと不思議に思って!! しかも、今回フィールドでは過去にしか敵は出ないんですが、過去世界で絨毯を使おうとすると、「*ここでは広げられない!!」とかメッセージが出るわけよ。
・・・・ナメてんのかコラ!!絨毯くらい気合で広げんかい!!まったく、使えない道具だよ。ドラ○もんだってもうちょっとマシな道具出すぞ。
そうだ。ところで、ふと思い立ってイベントクリア後の過去リートルードに行ってみたんだけども、橋が開通したその先がグリーンフレークだった事に今更ながら気付く。グリーンフレークつうと、アレね。まだ王子が健在だった頃ゴタゴタに巻き込まれてえらい迷惑を被った、あのイワン→リンダ→ぺぺで家政婦は見た!な町。
あの頃から更に時間は進んだようで、イワンは一度はリンダと結婚して子供も儲けたものの、自堕落な性格が災いして逃げられてしまったようです。ついでに屋敷もカサドールという金持ちに取り上げられ、今ではそのカサドールの細君があの元メイドのカヤ。人生というのは二転三転するもんだよという良い見本です。で、凄いのはそんな世知辛い人生を描いてる事じゃないわけよ。何が凄いって、カヤがちょっとずつカサドールの食事に毒物を混入して、旦那を亡き者にしようとしてる事なのよ。コエー。
一方のリンダは町を出たぺぺを追ったらしいんだけど(ぺぺは隣の町でハーブ園を経営しておる)、名乗り出る事はせずに修道院に→想いを秘めたまま死亡。ぺぺはぺぺで孤児を拾うんだけど、その子の名前がリンダだと知って彼女を自分の娘として引き取る事に。・・・・・何なの、コイツら。
しかしこれはゲームだから何なのと思うだけで、現実にはこんなもんなのかもしれませんな。皆が皆、やりたいように行動出来るわけじゃないし、大概の人は何かを我慢したり、胸に秘めたりして生きてるもんなんだろう。
その後、現代のグリーンフレークに行ってみると、修道院にはぺぺとリンダの墓が並んで建ってたよ。でもこのリンダというのが、彼が愛していた人なのか、それとも引き取った子供なのかは分かりません。あのイベントを見ていなければ、すぐに「ああ、あのリンダなのね」とか思ったところなんだろうけど・・・・侮れんな。ドラクエのくせに。
ま、人生げはげは笑ってるだけじゃ駄目だって事だ。一方サトミは武道家をマスターし、今は僧侶の道を歩んでおります。何か、また昭和版に戻ったな。


13.忍者服部半蔵只今参上!!
僧侶というのはなかなか熟練度(という言い方はFFだが)が上がらんもんだな。早くサトミをパラディンにしたいのに。チッ。
魔法の絨毯を頂くと、急に行ける場所が増えるのでちょっと戸惑う。気の向くままに進んでいると、新たな仲間の噂を小耳に挟みました。何でも昔神が魔王と戦った時に一緒に戦った「神の兵」というのがいるらしく、その中でも一番強かった、言わば「筆頭神の兵」がどこぞの塔に封印されているとか。こりゃその封印とやらを解くしかなかろうて。
そんなわけで、封印というからには特別なアイテムが必要だったような気がするんだけども、まあ大して印象に残ってるわけじゃないので(と言うか忘れちゃったので)割愛。現代に蘇らせた筆頭神の兵は、メルビンという名のジジイです。何だよ。面白くねえなあ。
世界一高い塔という場所で何かを翳す事によって復活したメルビンですが、復活した台座にはジジイと石版が。当然のようにジジイに話し掛ける前に、石版を拾って袋に入れるサトミ。サトミ先生はいつだって冷静なのだ。
しかしこのジジイ!!やはり英雄という触れ込みは伊達ではなかったよ!!口を開くと、何故か一人称は「拙者」。語尾は「〜でござるなあ」。
よしッ!!ダーマに行くぞ!!お前の名前を「ハットリ」か「五ェ門」に変えてやる!! ・・・・というのは冗談だけどもな。主人公はあくまでサトミであって、決してケンイチうじではないのだ(ところで小さい頃は気付かんかったが、「ケンイチうじ」というのは「ケンイチ氏」の事だったんだねえ)。しかし、あれでビジュアルが若者だったら、間違いなく改名させていただろう自信が私にはあります。
まあそんな事はどうでもいいんだけどね!!つうか、今更ジジイがパーティに加わったところで盛り上がりも無いんだけど!!
心の支えは、最近とみに毒舌の網元娘だけだ。




まあそう思って王子には一切ドーピング(種)させてないんだけどもね

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル