これは2002年11月〜2003年1月までロンドンに語学留学した際の体験記です。
留学2日目から始まり、唐突に帰国2日前で終わっています。しかも言葉遣いが滅法悪いです。
・・・・・申し訳ない。
さらに、半端に英語を齧った奴特有のちょっと天狗になってる感じも伺えて、今読み返すと自分でもかなり腹立たしいです。
・・・・・重ね重ね申し訳ない。
そこんとこを踏まえて、我慢出来そうな人だけ読んで下さい。時折為になりそうな事も書いてます。



英国I LOVE YOU −1−



11月10日  英国I LOVE YOU
コンニチハ。ロンドン二日目、sixです。とりあえず何とか生きてます。
まあ何だ。一応更新らしきものが出来るようなので、暫定的にここに留学体験記を載せてみたり。
帰国後にちゃんとアップするかもしれないししないかもしれない。そんな塩梅です。

まず昨日の事から書きますが・・・・ちょっと聞いてよ!!留学センターのエージェントがさあ!!遅刻してきたんだよ!!出迎えに!!・・・思わず興奮の余り口語になってしまいました。

ちゃんと来るんかいなーと危惧はしてたんですが、待てど暮らせど現れる気配の無いエージェント。その時の焦りようったら!!筆舌に尽くしがたいです。考えてもみてよー。右も左も解らないどころか言葉も通じない国で一人きり。一体どうしろって言うのよ!!思えばあの時が切実に帰りたくなった最初の瞬間でした。
それでですね、んもう途方に暮れた6さんは一人でホームステイ先まで行く決意を固めておりました。今から考えると、恐らく一人で行く事は不可能だったと思います。ホームステイ先はレイトンストンという所なんですが、ヒースロー空港からスゲー遠いんだよ。あのまま一人で行ってたらタクシーに乗るという手段を思いつくことも無く、絶対異国の路頭に迷ってたね。簡単に書いてるけどあんなに焦ったのは久々です。つうか時間通りに来いよ!!何の為のエージェントだよ!!5分前行動という言葉を知らんのかね、全く。
そんな感じでどうにかこうにか辿り着いたホームステイ先ですが、ホストファミリーは何と英国人ではありませんでした。パキスタンの御夫婦です。びっくり。でも英語はペラペラなのであんまり不都合はありません。御夫婦には二人子供がいましてね、上はオスマンという男の子、6才。下はスビーラという女の子、2才です。凄い可愛いです。
一日目は時差ぼけとかもあって、すぐに寝てしまいました。つうか「寝てもいいッスか」と聞きました。近所では前日にお祭りがあったらしくて、その残りの花火を深夜まで打ち上げていました。余りの疲れようにうるさいなんて思う余裕も無かったね。


はい。で今日が二日目です。今日はエージェントの人と一緒に学校のあるオックスフォードストリートまで行ってきました。
このオックスフォードストリートという所は、ロンドンでも中心に位置する繁華街です。学校のすぐ近くにピカデリー・サーカスとか、トラファルガー広場があったりするんだよ。凄いでしょ。(あんまり凄くないか) ロンドンというのはやっぱり伝統的というか、町並みが煉瓦だとか鼠色の石で構成されていて、とても趣があります。で、その鼠色の石の町を赤いダブルデッガー(二階建てバス)が走ってるのなんかまさに「ああ、イギリスっぽいねえウンウン」という感じですな。しかも今日は日曜なんですが、お店とかあんまりやる気が見受けられません。聞いたところによると、イギリスでは日曜日は6時間しか営業してはいけないんだそうです。そんな法律作って何か意味があるのかしら・・・・・。 そうそう。ここ英国ではあの「ハリー・ポッターと秘密の部屋」が11/15に公開になります。そのせいもあって、トラファルガー広場の近くに巨大なポタ看板が出てたり、地下鉄の駅にもやたら広告が出てたりしてます。こりゃあ見に行かなきゃって感じね。
さて、そんなわけで今日はいきなり大英博物館に行ってきました。んもうスゲー広いのなんのって。全部見て回ることは不可能だった上に(かなり適当に見たのになあ)、広すぎて博物館の中で迷子になりかけました。しかも普通博物館とかって色んな物が慎重に置いてあると思うんだけど、ここは違います。かなり無造作な感じです。子供とか触りまくってるもんね。何と写真もオッケーみたいですよ。今日は全部見て回る事が出来なかったので、また是非行ってみたいと思います。せっかく学校の近くにあるし、入場料もタダだし。
で、そんなこんなで地下鉄に乗って家に帰ってきたわけですが、またしても道に迷う。
おかしい。朝教えてもらったのになあ。1本曲がる道を間違えたんだと思うんだけど、なまじ同じような煉瓦の家が続くのでもうドツボ。現在地がさっぱり分からなくなります。しかもですねー、今の季節の英国は暗くなるのが早いんですよ。3時頃からもう日が落ちる気配が漂ってくるの。そんな状況で道に迷うともう駄目ですな。どんどん暗くなるし住宅街だから人はいないしで、焦るばかりです。この時が日本に帰りたくなった二度目でした。

まあ今現在これを書いているということは、結局は無事に辿り着けたということで、まあ良かった良かった。んもうこの国に来てどんだけ歩いたことか。

そういうわけでまた明日。



11月12日  英国I LOVE YOU
今日は学校初日でした。その模様をお伝えしたいと思います。
まず初めは組み分けテストから。あれだな、「Not SLYTHELYN・・・Not SLYTHELYN(スリザリンは嫌・・・・)」て奴。しかし私が行ってる学校は魔法ではなく英語を教える所なので、帽子を被ればいいというわけでもなく、やっぱりペーパーテストでした。これが60問あるんですが、最初の方は簡単で鼻歌交じりで出来るのよ。でもやっぱり段々難しくなってきて、最後の方はもうかなり真剣でした。日本人は文法は出来るなんてよく言われますが(文法しか出来ないとも言うけどな)、受験大好きな日本人でも限度があります。
んで、それを提出した後は採点する間作文でも書いておれと言われました。勿論英語です。当たり前です。日本での生活を書けと言われたので、どのくらい私がアランフリークかという事をかなりふんだんに書いたんですが、どうやらあんまりウケなかったようです。何故だ・・・・・。本場英国でのリックマン氏のポジションが非常に気になるところです。
その後の簡単な面談でいよいよ組み分けがされます。私は自分の英語力は中の下から下の上くらいだろうと踏んでたんですが、面談してくれた先生は言いました。
「あなたねー、文法はまあまあいけるんだけどね、話すのは下手ね。ハッフルパフでいいかしら
ガン!!解ってることを人に、しかも流暢な英語で言われるとちょっと腹立つなあ!!
まあそういうわけでしてね、中の下に入れられました。中の下と言ってもその上のクラスはもうアッパー何とかとかいうクラスなので、むしろ願ったりかなったり。これなら着いてけそうじゃーんと思ったのも束の間、私以外全員のクラスメイトがペラペラ英語喋ってルー!!
・・・・くそう・・・やられたぜ。あいつら何言ってんだかわかんねえよ!!
で、本当はハッフルパフなのに何故かスリザリンに入れられてしまった心境の初日でした。とりあえず私は新入りさんなのでクラスメイト達が名前を教えてくれましたが、ことごとく忘れました。しゃあないよな。

そうそう。今日は学校がはけた後でキングス・クロスへ行きましたぞ。ここでもやっぱり私は魔法じゃなくて英語を勉強する人なので、9と3/4番線は見つかりませんでしたが、まあ映画のままでした(当たり前か・・・)。ただし凄く期待して行くとがっかりするかもね。結局のところはちょっと大きな普通の駅ですわ。そうねー、神戸へ行く時によく乗ったけど、阪急の大阪駅っぽい。そうか。イギリスの魔法学校へはキングス・クロスから行けるけど、日本の魔法学校へはきっと大阪駅から行けるんだ。
そんなキングス・クロスでした。



11月13日  英国I LOVE YOU
突然ですが友達が出来ました。
韓国人の男の子です。彼の名前はヒージン君といいます。男の子と言いつつ25才。ちょっと稲本似のナイスガイです。
彼はロンドンに来て9ヶ月くらいなんだそうですが、聞き取り易い英語を喋ってくれるので一番意思の疎通が図り易いです。英語の授業と言っても雑談やらディスカッションが大きな位置を占めるので(日本の学校とは全然違うのだ)、今日はずっとヒージン君と喋ってました。「これからどれくらいロンドンにいるつもりなの?」と聞くと、「僕は結構ここが好きだから3年でも4年でも居たいかな」とのこと。ついでにお前はどうなんだと聞かれたので「3ヶ月で帰るよ」と言ったら、ヒージン君は残念そうな顔をしたので(多分)、思わず「あ!!でもまた戻ってきたいかな!!」とか無理矢理な事を言ってしまいました。このヒージン君、韓国人なんですが髪を金髪に抜いてて(W杯の時の稲本と同じ髪型)、しかも今日は私の隣に座ったので、向かいのイラン人の子が「お前達は兄弟なのか?」と聞きました。笑えました。イラン人には金髪の東洋人は兄弟に見えるらしいよ。
そうそう。ヒージン君は日本版「リング」を見たらしいよ。今日の授業では「frighten」という単語を使って文を作り、それについて隣の人とお話をしなさいというのをやったんですが、ヒージン君がそう言ってました。「僕日本版のリング見たよ!!貞子がテレビから出てくるとこスゲー怖かった!!僕口開いてたもんね!!」・・・何だか愛い奴だよ・・・。

それにしてもロンドンは見る場所が沢山あります。沢山ありすぎてどうしていいか解らず、結局今日は真っ直ぐ家に帰ってきてしまいました。
今の季節だけなのかどうなのかは解らないんだけども、とにかくイギリスは天気が変わり易いです。今日も朝は小雨だったのに昼頃には雨脚が強まり、と思ったらすぐにいい天気になりました。そのせいか町中で傘が売ってますな。これからロンドンへ旅行に行こうという人がいたら、是非折り畳み傘を持って行くことをお勧めします。
あとはイギリス人について思った事ですが、別に全然紳士でも淑女でもありません。地下鉄に乗っても入り口の奴らは奥の方に詰めないし、道はタバコの吸殻で一杯だし(喫煙者は多いのに喫煙出来る場所は少ないのよ)、日本人とそんなに大差は無いと思います。今日学校行く時なんかね、ムチャムチャ混んでるのに足組んで座ってる女がいるんだよ!?んもうどうしてくれようかと思いました。このへんもどこの国でも一緒です。
あとはねー、街中でイチャイチャパラダイスな男女が多いかな。んもう所構わず人目を憚らず。私はやっぱり日本人なのでそういうのは馴染みが無く、「頼むから憚ってくれよ!!」と思います。でも奴らにしてみればこれが普通なんだろうねえ・・・・。
そんなわけでイギリス5日目でした。明日は大英博物館の続きでも見に行こうかな。



11月14日  英国紳士と交通事情
イギリスに来て一番美味しいと感じたもの、それはレモン味のボルビック(水)。そんな6日目。ヒージン君は今日1時間半遅刻して来たよ。そして遅刻は、ロンドンではすごく普通の事なのでした。
今日はまた大英博物館に行ってきました。何つってもタダだし!!大好きな単語です。It's free.
今日はエジプトの展示物を中心に見て回ったんですが、とうとうミイラを見たよ。何つうかねー、煮干って感じ。文字で書くとふざけた感じですが、でもこれは生で見ると凄いよ。もうホントに完全な人間の形が残ってるの。髪の毛も残ってるし。字面ではよく見る単語ですが、「戦慄」という体験を始めてしました。今にもよっこらせとか言って起き上がりそうでした。
で、ここからが今日のテーマなんですが、やっぱり英国紳士は存在したよ!!
まあ正確に言うとちょっと意味合いは違うんですが。まあとりあえず聞いて下さい。
それは大英博物館から出ようとした時の事でした。大英博物館は凄く大きな建物なので、エントランスもムチャムチャでかいです。私の前を丁度男の人が歩いてたんですが、その人がドアを開けて、そのままその人は出てっちゃうから私の前でドアが閉まりかけたんですな。そしたらその人、後ろに私がいたのに気付いて、慌ててドアを開けなおしてくれたんだよ。「sorry」とか言って。
何と言うか、習慣の違いって奴ですな。レディファーストが身に付いてるって感じです。日本だったら女の人が後ろにいたら、まあドアを開けといてやるくらいの事はするかもしれないけど、わざわざ開け直してしかも謝ったりしないでしょ?そういう行動が当たり前になっている英国人(別にイギリスに限ったわけじゃないけど)に思わず感動してしまいました。

で、今日はもうちょっと、イギリスの交通事情についてお話したいと思います。
私はチューブ(地下鉄)で通学してるんですが、この国にやってきた次の日に定期券を買いました。この国では定期は絶大な威力を持つのですよ。私はもうこれまでで結構色んな場所に行ってるんですが、未だに定期以外で交通にお金を使ってません。何でかっつうと、これがイギリスの交通システムにタネがあるんだな。
日本では定期は、駅から駅まで。バスだったらバス。電車だったら電車って感じに限定されてるでしょ?ところがイギリスはゾーン制を敷いているので、定期一枚でバスから地下鉄から国鉄から乗り放題なんですよ。ゾーンはロンドンの中心部を中心に1,2,3と広がっていくんですが、私はゾーン3までの定期を持っています。ゾーン3の範囲はかなり広くて、その範囲内なら交通手段は載り放題。こりゃあお得だね!!ただし、イギリスの交通機関はすぐに止まります。今日も何でか知らないけどバスとチューブがしばし止まりました。これはかなり頻繁にあるんですが、「○○駅で故障だか事故だか何だか分からないけど何かあったみたいだから一応止まっときます」とかいうのがやたらと多いのですよ。アナウンスの英語は凄い早口だから何言ってるかよくは分からないんだけども。
あと思った事は、とりあえずイギリスで車の運転はしたくないなという事です。
慣れてないと絶対事故ります。つうか人を撥ねます。イギリスの歩行者は誰も信号なんか守っていなくて、全て自己責任の元で堂々と信号無視をしているのですな。と言うよりも、渡れるのに信号守って待ってる奴なんかうっかり八兵衛だとみなされて謗られます。というわけで、ロンドンの道は人がどんどん飛び出してくるのです。大阪もある意味そういう傾向にあるけど、大阪の比じゃないよ。
まあそんな感じの英国交通事情です。
明日はいよいよハリー・ポッターを見に行ってきます。

今日覚えた単語   mummy(ミイラ)



11月15日  クラスメイトがゲイだった日
今日てっきり15日だと思ってたらさあ!!まだ14日じゃん!!全然気付かなかった・・・・そういうわけでまだ6日目でした。そしてクラスの中に1名ゲイの人がいる事が発覚。どうなってんの・・・・。
例のヒージン君の他にもヨン・ハン君という韓国人の子とも友達になってたんですが、今日は昼休みに一緒にお茶を飲みに行きました。ヨン・ハン君はホットチョコレートをおごってくれたとってもいい人です。会話は勿論英語を駆使しますが、最近ちょっと進歩したような気がしないでもないです。何と言うか、日本語で考える前に英語で喋ってるという感じでしょうか。これはなかなか大きな進歩だと思います。ただしお互いに後先考えずに喋ってるので、話してる途中で英語で何と言うか解らない単語が出てきて、結局この話は終わりねという事が多々あります。まあその辺も勉強ね。
ヨン・ハン君は学校の後はバイトをしてるそうです。私の行ってる学校はそういう人が大勢います。で、週末は何するつもりだと聞かれたので「まだ考えてないけどバッキンガム宮殿とか行きたいかな」と言ったら、一緒に行こうと言ってくれました。ウム、これまた英語の上達には効果的なんじゃないでしょうか。・・・・・・・・・・・・・どうせだったらヒージン君と行きたかった気もするけど。
んで、授業に戻ったら何故か皆は同性愛の話で盛り上がってました。(先生含む)
先生が言いました。
「キリスト教では同性愛は罪になるんだよ。宗教は人それぞれ違うから色々だけど」
パキスタンのアリ君が言いました。
「女の子同士は綺麗だと思うけど、男同士はどうかなあ」(←そういう問題かよ・・・)
そしたら、隣に座ってたチリ人のジュリアーノ君が私に言いました。
「どう思う?同性愛はアリだと思う?それとも無しだと思う?」

そんな事いきなり言われても・・・・・・。仕方が無いので、「日本ではあんまり見ないから解らないな」と言いました。ついでに「何でそんな話してんの?」と聞くと、アレキサンドラはゲイだからだよ。と簡単に言われてしまいました。オイオイオイ・・・・。何でも、アレキサンドラ君には10才年上の旦那さんがいるそうです。ワオ!!
何つうか、色んな意味で凄く面白いクラスです。でもよく考えると、日本の学校が面白くないのかもしれませんな。

で、今日は学校の後でナショナルギャラリーとスピタルフィールドに行きました。ナショナルギャラリーはまあギャラリーなので色々絵を見たんですが、スピタルフィールドはなかなか面白かったです。日本で言うところの蚤の市みたいなもんかな。服やらアクセサリーやら食べ物やらが売ってて、冷やかすだけでも楽しめます。そうそう。客引きだか何だか知らないけど飲食店にカタカナで「ラーメン」て書いてあって、でもよくよく見るとラーメソでした。
今日はそんな感じに。明日こそハリポタ見に行くぞ。

今日覚えた言葉  It's so cold!!(鬼のように寒い)



11月16日  ハリポタを見に行った日
今日は一日中寝癖がついていた。そんな7日目。あっという間に12分の1が終わってしまったよ・・・・。
ロンドンでは昨日から消防士さん達がストライキを起こしています。多分ストライキなんだと思います。ニュースの英語は早口でよく解らんよ・・・・。で、そういうわけでまたしても地下鉄が5分ほど止まりました。学校へ行ってみたらまだほとんど誰も来てなくて(まあいつもの事なんだけど)、先生がそんなような事を言ってました。私が使ってるセントラルラインは5分くらいの停車で済んだんだけど、他の路線の駅は封鎖されてたりしてたらしいよ。で、先生は日本の事もちょっと知ってて、ジュリアーノ君に「日本の地下鉄は滅多に止まらないんだよ。2分止まっただけで大ニュースなんだから」と多少大袈裟な事を言いました。まあ当たらずしも遠からずだけど。ジュリアーノ君は日本の交通網の正確さに大変驚いていました。
まあ前置きはそんなもんで。今日は日本に先駆けてハリポタを見に行ったよ!!
昨日からチケットを買ってあったので、割とすんなり入れました。でもさすがイギリス生まれのハリー・ポッター。時間が迫ってくると共にどんどん人が集まってくるの。私が行った映画館はレイセスター・スクウェアというロンドンの中心の映画館なんですが(ハリウッドスターがよく舞台挨拶に来るそうだ)、映画館の規模も快適さも日本の方が断然上です。ロンドンの映画館は狭いし寒いし、何故か客席がライブ会場みたいにアリーナとスタンドに別れています。その上スクリーンも小さいんだよ。
まあ文句を言っても仕方ないな。で、何故か拍手と共に始まるハリー・ポッター。(当然英語。字幕ナシ)最近では英語を聞く事に慣れてきたので、全部英語でも苦痛ではなかったんだけど、やっぱり6割くらいしか解りませんでした。ちょっと長い台詞になったり説明になったりすると解らなくなるんだよね。ちょ、ちょっと待って!!もっかい言って!!みたいな。
でもやっぱ面白いよね。ハリー・ポッター。まあ内容はここでは置いとくとして、あの話は当然イギリスが舞台なので、普通のロンドンの町並みやら何やらが出てきます。日本で見ている分には何とも思わなかったんですが、ハリーがロンドンで住んでる親戚の家!!私が今現在居る家にそっくりだ!!よく外国人は日本の家を「うさぎ小屋」なんて表現しますが、私が見る限りロンドンの方がその傾向が強いような気がします。同じような通りに全く同じ広さ、間取りの家が延々と続いてるんだよ?んもうマッチ箱がどこまでも並んでるような感じです。今日見たハリーの部屋はそんなマッチ箱の2階にあって、今私がこれを書いている場所とさして変わりが無いように思いました。もうそろそろ私の所にも梟便が来る頃かもしれません。次回の日記では英語じゃない何か別の勉強してるかもしれないから!!
で、映画が終わって外に出たら、ロンドンのテレビ局が取材に来てました。私にもインタビューして欲しかったのに、してくれませんでした(いや、ホントに英語でインタビューされても困るけど)。

今日は他には、イギリス英語について書きたいと思います。
ご存知だと思いますが、イギリス英語とアメリカ英語は違います。かなり違います。例えばよく言われるのが「a」の発音。todayという単語をアメリカでは「トゥデイ」と発音しますが(我々も学校ではそう習うよね)、イギリスでは「a」を「ア」と発音するので、todayは「トゥダイ」と言います。「マンディ(月曜日)」は「マンダイ」。他にも「エブリダイ」とか、とにかく色々使います。他によく使うのが「often(しばしば)」という単語。イギリスでは黙音の「t」も発音するので、学校では「オッフン」と習ったこの単語もここでは「オフテン」と発音します。先生もそう言ってます。
挙げていけばもっとイギリス英語の特徴は他にもあるんだろうけど、今の私のヘボい語学力で気が付くのはこんなもんです。でもこの二つの違いは日常会話でもかなり頻繁に使用する単語だから、とっても重要なんですな。
そんなわけで現地スクリーンでアラン・リックマンを見た日でした。
明日はバッキンガム宮殿に行きます。


今日覚えた単語  exactly(その通り)



11月17日  昼間から飲んだくれの巻
何だかアレだな。ロンドンに来て早9日目。短いような長いような。今日で定期が切れちゃったから買いなおしたんだけど、意外とすんなり買えました。私の英語も上達してきたってことでしょうか(多分駅員のオッサンの洞察力)。
昨日はバッキンガム宮殿に行ってきましたよ。ロンドンに来たならここに行かなきゃね。ご存知エリザベス女王のお宅です。よく考えると凄いよな。女王って普段何やってるんだろうな。で、そんなわけで昨日はヨン・ハン君と12時に待ち合わせてたんですが、待ってたらクラスメイトのアールーンとカンがやってきました。二人とも韓国人の女の子です。驚いて「何してんの!?」と聞くと、「私らも一緒に行くってばよ!!」と言われました。正直ヨン・ハン君と二人だったら何だなーと思ってたので助かりました。
まあ最終的にバッキンガム宮殿に行けたらいいかーということで、とりあえずソーホーの中華街に飯を食いに行く我々。私のホストファミリーはパキスタンの人で、毎晩辛いご飯が出てくるので、久々に食ったラーメンは目茶目茶うまかったです。ついでに箸というものも久々に持った事に気付きました。前々から薄々感じてたんだけど韓国の人はすごく親切で、自分達が注文したご飯も食べろ食べろとどんどん私に分けてくれます。あ、何かヨン・ハンに聞いた話だと、韓国ではラーメンは食べないんだってさ。ラーメン食ってる私を珍しそうに見てました。
で、飯を食った後はヨン・ハン君の提案で、近くのパブに行きました。その時点で昼の1時頃やったかな?既にパブは大勢の人で賑わっていました。・・・・・・何つうかさー、いくら土曜やからってまだ真昼間なんよ?日本やったら考えられんよなー。こういう時、あーやっぱ日本人は真面目過ぎるんだなあと思います。日本じゃあ昼間っからやってるバーなんて無いもんね。
それはそうと、酒が入ったお陰でかなり無茶苦茶な会話をしておりました。韓国語と英語と日本語の多重放送。私を除く3人は韓国人なので、仲間内で韓国語で喋られると私には分からんのですよ。まあちゃんと英語で説明はしてくれるんだけど、だったら最初っから英語で喋れよ!!みたいな。結局我々はかなりの酔っ払いになったので最後はみんな滅茶苦茶な英語で喋ってたんですが、何というか、凄い自然な感じでした。酔ってたからか分からないんだけど、英語を喋ってる感覚じゃないのよ。私ももう1週間以上も誰かと話す時に日本語を使ってないので、友達同士で喋る時は英語が一番しっくりきます。慣れってスゲーなと思いました。
あ、そうだ。韓国事情も色々聞いたよ。アールーンは中田英寿が好きで、カンは宇多田ヒカルが好きなそうです。アールーンは草薙剛の事も知ってました。日本人も色々知られてるもんだねえ。で、カンとアールーンに「ヒージン君て稲本に似てるよねー」と言ったら、「ハァ!?髪型だけやん!!つうか髪の色だけやし!!」と猛烈に批判されました。同郷の友にはウケが悪いヒージン君。
そろそろバッキンガム宮殿の事を書こうかねえ。
とにかくデカイ!!そして広い!!ゲートをくぐってからどれだけ歩いたことか。でもまあ凄く綺麗です。何だか大量の水鳥がいたり、リスが走り回ってたり。特に我々は酒がまだ抜けてなかったので、そんな動物たちを追い掛け回したりしながらバッキンガム宮殿に向かいました。・・・・・まあバッキンガム宮殿の開放はもう時期が終わってて中には入れなかったんだけど、でもあれは見る価値はあります。エリザベス女王も随分ゴージャスなとこに住んでるもんだよ!!まああれか。女王だからな。
有名な衛兵の交替も時間が終わってて見れなかったんだけど、でも宮殿の外に立ってる兵隊さんを見ました。見回りだか何だかで歩き回ってるんですが、ゼンマイ仕掛けみたいな動きでこれもまた面白い。宮殿の外にも門があって、近付けなかったのが残念です。後は外に出たら、今度は丁度ホースガーズの交替をやってました。まあこれも衛兵の交替の一種ですな。私としては凄くイギリスっぽい雰囲気でなかなか感動したんだけど、文字にすると面白くなくなると思うので却下。
・・・・・・・・結局何だか酔っ払ってた一日だったなあ。



11月18日  テロリズム
昨日ロンドンでは、地下鉄で毒ガス騒ぎがありました。やっぱりニュースの英語がよく聞き取れないから正確な事は解らないんだけども、何か人が運び出されてる映像がテレビでやってたので多分そうなんだと思います。時々、何年か前の霞ヶ関の地下鉄サリン事件の映像が流れたりもします。うー、怖いなあブルブル。何も私がいる時にそんな事しなくてもいいじゃないのよ!!
それはともかく、今日も学校行く以外何もしませんでした。何つうかね・・・・・ロンドンって土地に慣れてくると、どっか行くのが面倒くさくなるんだよ。初めこそはしゃいでましたが、10日目にして出不精の本領発揮。買い物とか言っても別に日本でも買えるもんばっかだしさあ。つうか物価高いしさあ。どっか行くにしても地下鉄乗り継ぐのもめんどいし、入場料とか払ってまで見る物なんかなーとか思うし。
でもあんまり早く家に帰るとホストファミリーの人に、「こいつは何でこんな早く帰ってくるんだ!! 他に行くとこ無いのか!?」とか思われても何なので、結構無理矢理時間を潰してます。明日くらいはコヴェント・ガーデンのマーケットに行ってもいいかなとか思ってます。何にも買わんけどな。
ところでそのパキスタン人のホストファミリーですが、とっても親切です。奥さんは常に真顔で何だか怖いですが、でも親切です。でもまあ宜しくない事も2つほどあって、その辺は妥協よね。
1つはメシ。パキスタンはどうなのか知りませんが、毎晩毎晩辛い御飯が出てきます。帰国しても当分はエスニック料理は食わんぞ、つうか通常の日本人の5倍くらいの量の刺激物を既に摂取してるぞってくらい毎日エスニック。・・・・・・そろそろ飽きてきました。あー、蕎麦が食べたいよう。しかもそのエスニック料理が、半端にイギリスっぽくインスパイアされてるのでもう私の手には負えません。今日なんか2種類の味の御飯が皿の真ん中から分けられて盛られてたんだけどさ、半分は普通のドライカレーぽくてまだ良かったんよ。問題は後の半分!!何で晩御飯が甘いんだよ!!・・・もう泣きそうでした。世の中に飲み込めないほど不味いものがあるとは思いませんでした。
で、2つ目が風呂です。勿論シャワーだけなので、風呂スキーの日本人としてはそれだけでも既に耐え難い感じですが、うちの風呂っつうのがちょっとでもジャンボリーな入り方すると、すぐに下に水が漏れるのよ。つうかどうなってんだ!!この家は!!はー、文句言っても仕方ないよね。あ!!今家でテレビ見ながらこの日記書いてたら、アランが映ったよ!!や。正確にはアランのモノマネしてる知らない英国人だった。うわー、ビビッた。
でもどの国でも有名人に対してやる事は同じなんだねえ。納得。



11月20日  曲がり角でぶつかったら恋の始まり
こないだはアランのモノマネにドッキリして思わず日記を終えてしまいました。アランと言えば、さすが英国。ハリー・ポッターに出てくる役者さん達が普通のドラマとかにも出てたりします。こないだはフーチ先生役のおばさん(何とかゾ−ンメイカーって人だったと思う)がコントみたいなののお母さん役やってたし、昨日はコメディドラマにバーノンおじさん(ハリーのおじさんね)が院長先生役で出てました。ペチュニアおばさん(ハリーのおばさん)もCMに出てます。けど肝心のアラン・リックマンやらトム・フェルトン君にはとんとお目にかかりません。トホー。ロンドンっつったら日本で言う東京みたいなもんだろ?偶然道で会ったりとかしないかなあ。昔の漫画みたいに曲がり角でぶつかってさー、「ソーリー」とか言ってそこから何かが始まるの。ウェッヘッへ。(←妄想族)
それはいいとして、今週の土曜日にアレキサンドロの家でパーティーがあるそうです。そう。例の旦那さんがいるアレキサンドロ君です。どんな暮らしをしてるのかちょっと垣間見てみたい気もしないでもなし。どうせ暇だし、行ってみようかなあ。

ところで最近思ったんだけど、私の鞄にはGLAYさんの缶バッヂが付いています。でもさあ、「グレイ」の綴りって正しくはGRAYなのよね。これって、例えば我々からしたらラーメソって書いてあるバッヂを付けてる外国人を見るようなものなのかなあとか思ってみたり。どうりで最近チューブに乗ると鞄をじっと見られるわけだよ。



11月21日  夜の騎士バスと韓国日本通
こんにちは。ロンドンに来て13日目。sixです。ここには12週間滞在する予定なので、明日で6分の1が終わってしまいます。はやーい。さっきホストファミリーのお母さんに「土曜日は友達のパーティに行くから晩御飯はいらない」と言ったところ、「遅くなるのならナイトバスで帰ってきなさい」と言われました。そうそう。またしてもハリポタネタで悪いけど、NIGHT(夜)とKNIGHT(騎士)をかけて「夜の騎士バス」なんて訳されてるあれです。一回くらい乗って、英語ではない何か別の事を教える学校に連れてかれるのもいいけど、異国の地でそこまで遅くなるつもりは毛頭ありません。ナイトバス使って帰るなんて、12時過ぎに帰るって事だからねえ。
んで、今日はカンとアールーンと3人でコヴェント・ガーデンへ行きました。本当は昨日行く筈だったんだけど、アールーンが体調が良くなかったらしいのよ。そういうわけで、学校が終わった後に3人でぼちぼち歩いてコヴェント・ガーデンへ。
ここは毎日開催されてるバザールのような、モール街のような、そんな所です。カムデンみたいなパンクな雰囲気は無いけど、その分しつこい客引きも無くて実にお買い物し易い雰囲気。・・・・・尤も、安いのはカムデンなんだけども。でもいたる所に店があったり、広場ではオペラを歌うおばさんがいたりジャグリングしてるお兄さんがいたりと、長い時間いてもなかなか飽きません。
結局何か買ったかと言ったら何も買ってないんだけど、3人でギャーギャー言いながら歩くのはすごく楽しかったです。カンとアールーンは同じ韓国人だから自由に意思の疎通が出来るのは当然として、私の英語力なんてまだまだたかが知れてるのに、何でか解っちゃうんだよね(私がそう思ってるだけなのかもしれんが)。同じ年頃の女の子同士ってのは凄いなあとつくづく思いました。
どうでもいいけど、韓国人ってのは何であんなに日本の事をよく知ってるかね。「村上春樹って知ってる?」「宮本武蔵って知ってる?」って聞かれた時はマジビビりました。バガボンドじゃん!!極めつけは、「hideって何で自殺したの?」・・・・・・何でこの人達そんな事知ってるんだろう。私は韓国の事何も知らないのに。
「hideと友達だったわけじゃないからちょっとそこまでは解らんよ」と言うと、カンは「そうやんねー。当たり前の事聞くなよ」とアールーンをコケにしていました。



11月23日  アレキサンドロ宅訪問とシーラの誕生会
チューブの駅に「UMOJA」と書いたポスターが沢山貼ってあります。ロンドンではミュージカルとかお芝居が盛んなので多分これもそうなんだろうけど、「ウモジャ」って読んでいいのかどうか悩む今日この頃。コンニチハ。滞在15日目のsixです。
昨日は予定通り、アレキサンドロ主催のパーティに行ってきました。最初は10時に学校前集合だったんだけど、カンが「そんなに早く起きられない」とぬかしたので我々だけアレキサンドロに内緒で12時に集合しました。集まってきたのはヨン・ハンとカンとアールーン、ヒージン、ジュン(この人学校で見たこと無いんだけど・・・)、サン・チョン(この人も学校来ない)、私の大所帯。けどふと気付いたら私以外みんな韓国人じゃん!!トホー。でもまあそんなに苦痛ではなかったです。
で、途中で大量のビールやら食べ物やらを買ってアレキサンドロの家へ。アレキサンドロの家はスゲーでかかったよ!!門から玄関までがすんごい離れてて、しかも門の所にカメラがついててオートロックなの。門が。ただし我々も入る事が出来なくて、立派な門にぶら下がってみんなで大声でアレキサンドロを呼びました。「アレキサンドロー!!」「開けろー!!」「出てこいコラ!!」(←英語)見るに見かねた門番みたいな人(!!)が開けてくれました。
で、アレキサンドロの家にはもうジュリアーノとかアレックスとかその他の人々がいて、当然のようにビールを渡される。パーティっつうか、完全に飲み会ですな。この辺は日本だろうがイギリスだろうが同じよ。私は結構酒好きなのですぐに酒豪っぷりがバレてしまって、何回一気をさせられたことか。あいつらどうでもいい日本語はよく知ってんだよ。バカヤロー、日本じゃ一気は禁止されてんだよ!!と思いつつも適切な英語が咄嗟に出てこず、何度も言われるままにグラスを空けては拍手喝采を浴びていました。
ここで一つ面白かったのは、アレキサンドロとかジュリアーノみたいなブラジルやらチリのやらの人は、酒が入るとすぐに踊りだす事です。私みたいな日本人とか、その他やたら沢山いた韓国人には馴染みが無くて最初は戸惑いがちだったんですが、陽気なそのへんに人に誘われて結局は踊りまくりでした。夜になってくると(つっても3時には日は落ち始めるんだけど)いい感じに酔ってくるし、照明も落としていい感じだしで、何か踊らなあかんような気になってくるのですよ。何て言うか、踊る事が当たり前の人種と踊る事に戸惑いを感じる人種の違いって面白いなあと思いました。
6時頃には完全に酔っ払ってたので、みんなで語りに入りました。酔うと語りたくなるのはどの国の人も一緒です。みんないつ頃帰るのを予定しているという話になって、アレキサンドロが私に「いつ帰るつもりだ」と聞いたので「3ヶ月後だよ」と言うと、「何でだよ!!」と怒られました。「3ヶ月って結構長いと思ったけど、今は帰りたくない気持ちッス。みんなとロンドンにいたいッス」と全員の前でつい言ってしまいましたが、今から思うとかなり恥ずかしい事を切々と語った事に気付いて顔から火が出そうです。みんなも多分「恥ずかしい事言う奴だなー」と思ったんだろうけど、敢えて忘れてくれるでしょう。ジュリアーノやアレキサンドロは恥ずかしいとも思わんかもしれんな。情熱大陸の人やから。
とか何とか言ってるうちにアレキサンドロの旦那さんが帰ってきたよ!!・・・・・う〜ん・・・何て言うか。恋人同士というよりはお父さんと息子って感じなんだけど・・・・・・。でもまあ本人同士はとってもラブラブっぽかったので良いんでしょう。大事な事よね。あんだけ堂々と相手の事が好きだと言えるんなら別にゲイでも何でもいいんじゃないでしょうか。
で、アレキサンドロの旦那さんを仲間に加えた我々はそのまま次のパーティ会場、マーブルアーチのシーラの誕生日会に向かったのでした(この日はパーティの梯子だったんだよ!!)。

シーラというこれまたブラジルの女の子(子と言うにはギリギリか)の誕生会は、マーブルアーチという結構有名な観光名所にあるパブで行われました。着いた時点で9時やったかな。私は8時には帰ろうと思ってたのでマーブルアーチに行く前においとましようとしたんだけど、そんな事は不可能でした。ジュリアーノに「お前は友達の誕生会に参加せんつもりか。ヒデー奴だな」と人非人扱いされたので、仕方なく10時まで延長することに。そして、パブのドアを開けるとそこには我らがクラスの先生、ジェイがいたのでした。
ずーっと先生について書くのを忘れてましたが、ジェイはとっても良い先生です。授業の半分は雑談だわ、授業中に菓子は食うわで結構無茶苦茶な先生ですが、でもその分授業も面白いし発言の機会も増えるのですよ。で、ここでもやっぱりジェイは面白かったです。みんなもジェイが好きなので、先生と飲める事をとても喜んでいました。そうそう。ジェイは日本人の彼女がいるそうですよ。だから今日本語の学校へ行ってるそうです。
そんなこんなでパーティの途中でジェイが会費を集めだしました。「はーい、会費徴収しまーす。みんなコップの中にお金入れてねー。一人5ポンドー」何ーーッ!?一人5ポンド!?安ッ!!5ポンドと言えば、薬1000円くらいです。あんだけ飲んだり食ったりしたのに。どうやら店がシーラの知り合いのようで安くしてくれたらしいんですが、こんな事ならもっと飲んどけば良かったよ・・・。しかもヨン・ハンが私の分の会費を持ってくれて、余計にショックでした。くそう・・・・・すぐ帰るからって我慢してた私が馬鹿みたいじゃん・・・・・。
そういうわけで、先週に続きまたしても酔っ払いな一日でした。でもこれがなかなかに楽しかったです。いいなあ、パーティって。タダってのはなおいいなあ。

今日覚えた韓国語(!?) アッサカオリ!!(ラッキー!!)



11月25日  スゲーぜハロッズの巻
消防士さんのストライキがまだ続いています。ストの間に火事で死んだ人が結構な数になってきて、そろそろ問題になりつつあるようです。今日チューブで隣の人が読んでた新聞を見たところによると、それでも消防士さんを支持する人は60パーセント。支持しない人が40パーセント。う〜ん、何か大変みたいだな。
で、今日はハロッズに行ってきました。そう。あの超有名高級デパート、ハロッズです。
まずねー、外観からして違います。とりあえずチューブのステーションから少し歩いた所にあるんですが、もう遠くから見てハロッズです!!って主張してる感じです。建物自体が大きくて豪華で、しかも電飾でデデーンと飾ってあるの。もうね、その界隈でオラオラ、俺様はハロッズだぜ。高級なんだぜ。何か文句あるかひかえおろう!!って声高に叫んでる感じですな。うん。さすが老舗なだけはあるよ。思わず我々のような庶民は「へへー」と頭(こうべと読め)を垂れたくなります。
そういうわけでとりあえず中へ。ここでもハロッズルールがあるようで、まずカッチョイイ制服を着た警備員の洗礼を受けます。所謂セキュリティチェックという奴ですな。しかもリュック禁止。手に持って歩いて下さいと言われます。何でかはよく分からないんだけども、高級品が多いだけに鞄で商品を傷付けたりしないようにという配慮かもしれません。実際のところはよく分からんが。
そんな店内はさすがにゴージャスです。もうゴージャスという言葉しか思いつかんくらいゴージャス。床は勿論ピカピカだし、階段やらエスカレーターやら色んな所が無意味にアンティーク。日本のデパートを想像してると、そのあまりの豪華な装飾っぷりに度肝を抜かれますよ。何というか、日本の高島屋をリッチ度50とすると、ハロッズは500くらい。パワーと心構えが違います。その上中も広い!!今日は全然歩き回ったりしなかったんだけど、何か良い土産でも無いかと3階まで行くだけでも1時間くらいかかりました。商品も色んなブランド物がある事もさることながら、「ハロッズ印」(印と言うのかどうかわからんが)というのが既に確立されてます。もうハロッズというブランドですな。一種の。で、そんな中を歩いていると、別に大金を持っているわけでもないのにこっちまでリッチな気持ちになってきます。「オホホ、今日はハロッズでお買い物ザマスのよ」みたいな。けどやっぱり自分の財布が重いわけじゃないので、紅茶の缶を裏返して値段を見てはまた元に戻したりしてました。いつかリベンジに行こうと思います。
そんなわけで17日目の今日でした。




11月29日  じっちゃんの名にかけて
きしめんが食べたーい!!こっちのクソ不味い料理は最早限界だ。何で晩御飯のメインがシーチキンなんだよ。そりゃサンドイッチに挟むもんだっつうの!!しかも英国料理の代表格だっつうビーンズも滅法口に合わず。こういう時、日本人の食生活の繊細さを実感します。ダシって存在は凄いよね。今ずーっと風邪をひいているのも、多分栄養が足りてない上に偏ってるからだと思います。
で、今日はあの有名なベイカー街に行ってきました。ホームズの事務所があるっつうあそこの事です。 地下鉄の駅を降りると、まず驚くのが正面に建ってるデカいホームズ像。台座のとこに「GREAT DETECTIVE(偉大な探偵)」なんて書いてあります。私はそんな枕詞がついてる人は某有名探偵のお孫さんと、体は子供でも頭脳は大人の彼しか知らないので、この街のホームズっぷりに驚きました。しかもそのホームズ像の前にホームズのコスプレをした外人さんがいて(もっともこの国では私が外人さんなんやけど)、「依頼を受けますよー」みたいなチラシを配ってるの。何て言うか、もう一種のイベントよね。街を上げて「ホームズ万歳!!」みたいな感じです。どうせだったら駅んとこで「ホームズまんじゅう」やら「ホームズ煎餅」やら売ってて欲しいとこですが、さすがにそれはありませんでした。でもやっぱりどこの国の人も考える事は同じらしく、それに近いものは山ほど売ってるのでおみやげに買って帰ろうと思います。

ところで最初の頃にうちのホームステイ先にお子さんが二人いると言いましたね?下の子は女の子だし大人しくて可愛いからまだいいんだけど、兄の方のあのクソガキ・・・・・いやいや、元気なお坊ちゃん。そろそろ鬱陶しいです。もうそろそろ張り倒してもいいかナー?とか思う今日この頃。






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