モーツァルトの交響曲

交響曲第25番 ト短調
作品番号
KV183
作曲年月/場所
1773年/ザルツブルグ
解説
モーツァルト17歳の時の作曲であるが、 モーツァルトの交響曲の中でも傑作と言われている。
交響曲40番と同じく短調で、暗く悲壮感の中に力強さに溢れている。
映画「アマデウス」の中でも効果的に使用されている。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ジェームス・レバインウイーン・フィル
1986年
レバインらしく力強く堂々とした演奏である。
カール・ベームベルリン・フィル
 
地味ながらもどっしりとした演奏。
ブリッテンイギリスCO
1971年
 



交響曲第31番 ニ長調<パリ>
作品番号
KV297
作曲年月/場所
1778年6月/パリ
解説
モーツァルト27歳の作品で旅先のパリで作曲された。
演奏時間は18分程だが、モーツァルトの若々しさが出た名曲である。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ジェームス・レバインウイーン・フィル
1986年
レバインらしく力強く堂々とした演奏である。



交響曲第35番 ニ長調<ハフナー>
作品番号
KV385
作曲年月/場所
1782年7月/ウィーン
解説
モーツァルトの交響曲の中でも最も親しまれ、傑作と言われている。
モーツァルトがウィーンに定住して始めて作曲した曲。 この曲はもともとザルツブルグのジークムント・ハフナーの為に作曲されたセレナードであった。 また1776年にはエリザベート・ハフナーの結婚式の為に「ハフナー・セレナード」を作曲している。 セレナードの6楽章の内、4楽章を選んで交響曲に改編した。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ラファエル・クーベリックバイエルン放送交響楽団
1980年
明るく華麗な演奏です。
ブルーノ・ワルターコロンビアSO
1959年
演奏年は古いがワルターの堂々とした演奏です。



交響曲第36番 ハ長調<リンツ>
作品番号
KV425
作曲年月/場所
1783年11月/リンツ
解説
モーツァルトはコンスタンツェと結婚した翌年、 実家ザルツブルグからウイーンへ帰る途中リンツに立ち寄った。その時、リンツの音楽愛好家ホーエンシュタイン伯爵 の音楽会にあわせて、わずか四日間で書き上げたのがこの曲です。 そんな短い間に書かれた曲ですがモーツァルトの交響曲の中でも最高傑作の一つです。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ラファエル・クーベリックバイエルン放送交響楽団
1980年
私の大好きな曲。ゆっくりと落ち着いたテンポと重厚な響きが聞く人を魅了します。私はクーベリックの最高傑作だと思います。
ブルーノ・ワルターコロンビアSO
1960年
演奏年は古いがワルターの堂々とした演奏です。



交響曲第38番 ニ長調<プラハ>
作品番号
KV504
作曲年月/場所
1786年12月/ウイーン
解説
1878年1月プラハへでの歓迎祝賀会でモーツァルト自らで初演した。
この交響曲はメニュエット楽章を欠いた3楽章からなっている。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ラファエル・クーベリックバイエルン放送交響楽団
1980年
 
ブリッテンイギリスCO
1968年
 
ブルーノ・ワルターコロンビアSO
1960年
演奏年は古いがワルターの堂々とした演奏です。



交響曲第39番 変ホ長調
作品番号
KV543
作曲年月/場所
1788年6月/ウイーン
解説
この39番から41番までの3曲は1788年の6月から 8月にかけて立て続けに作曲された。
この3曲はモーツァルトの3大シンフォニーと呼ばれている。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ラファエル・クーベリックバイエルン放送交響楽団
1980年6月



交響曲第40番 ト短調
作品番号
KV550
作曲年月/場所
1788年7月/ウイーン
解説
三大シンフォニーの一つであり、また 25番と共に短調で、悲哀の満ちた曲。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ラファエル・クーベリックバイエルン放送交響楽団
1980年9月
 
オットマール・スイトナーNHK交響楽団
1982年12月
スイトナーとNHKの競演。



交響曲第41番 ハ長調<ジュピター>
作品番号
KV551
作曲年月/場所
1788年8月/ウイーン
解説
三大シンフォニーの最後の曲で、また モーツァルトの最後のシンフォニーでもある。
第40番の暗く緊張的な曲に比べて、この曲は雄大で、明るく、伸びやかな曲になっている。
尚、ジュピターという命名はモーツァルト自身ではなく、後世につけられたもの。

名演奏
指揮者
オーケストラ
録音
解説
ラファエル・クーベリックバイエルン放送交響楽団
1980年6月
 
ブルーノ・ワルターコロンビアSO
 
演奏年は古いが明るく陶酔的な演奏です。
テイトイギリス室内管
 
スケールの大きく、録音もすばらしい。
オットマール・スイトナーNHK交響楽団
1982年12月
スイトナーとNHKの競演。