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Cレートとは。
これが解れば適切な充電が出来るようになる。
ニッカドバッテリーに2400mAhが突如登場しましたが、実際に使用してみた印象は、ほとんどの人が2000mAhよりも眠いと感じているのではないでしょうか。EEロット以降の物は、バッテリーセルに改良が加えられ、内部抵抗が低くなったために2000mAhに近いパンチが得られるようになってきましたが、それでもなお、2000mAhよりも眠いと感じます。
これはCレートを理解すれば納得がいきます。
Cレート、車関係では余り聞かれない単位ですが、空物の世界ではごく一般的に使用されているようです。
cとはニッカドバッテリーの容量と同じ電流を表す単位です。
1700mAhのニッカドで1Cと言えば1.7Aの電流を指し、
2000mAhのニッカドで1Cと言えば2Aの電流を指します。
つまり、5A充電をした場合、
1700mAhでは、5/1.7=2.94で約3C
2000mAhでは、5/2=2.5で2.5C
2400mAhでは、5/2.4=2.08で約2.1C
の充電レートとなる訳です。
大電流で充電すれば放電電圧も上がります。つまり2400で2000と同じ放電電圧を得るためには、2400mAhでも2.5C充電をしなくてはなりません。2400mAhバッテリーの2.5C充電は2.4*2.5=6で、6Aの充電電圧が必要になると言うことです。2000mAhと2400mAhを同じ充電電流で充電したのでは2000mAhのバッテリーの方が、パンチが出るのは当然のことで、逆に2400mAhの真価を発揮させるためには6〜7Aの充電電流を流せる充電器が必要になってくるのです。
ただし、3Cでの充電レートはバッテリーに著しい負担を掛けます。通常の使用では2C前後、レース時は3C〜2.5Cと使い分けると長く良いコンディションでバッテリーを使うことが出来ると思います。
0102020