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リアドライブに拘る
スポーツカーならリアドライブとゆうことが良く言われますが、それは走行時の限界領域での挙動がシビアで、それ相応のドライビングスキルを要求されるからでしょう。
レースで走らせる車は、実車もRCも同じく勝つための道具であり、とにかく速く走れることが重要になってきます。その為、RCの場合2駆ならMRよりもイージーに走れるFFが有利になり、レースではFFが主流になりがちだと思います。
このH.P.のテーマの一つである、レース以外のRCの楽しみ方と言う見方では、スポーツドライビングとリアドライブは切り離して考えることは出来ないものだと思います。あえて難しい駆動方式に拘ってみるのも、RCの楽しみの1つです。実車と違ってミスっても怪我しないしね。
このマシンは、ネット上で知り合った坂本八十司さんの車です、今回写真とデータのご提供していただきました。感謝です。
コロンブスの卵とでも言いますか、こんな事が出来るなんて思っても見ませんでした。まるで、元々この様に設計されていたかのようです。
当然、モーターは逆方向に来ます。進角の都合上、ストックモーターは使えませんがマブチ540なら、使うほどに逆方向に進角が付くため、逆に好都合です。
それにしても、オリジナルのM-03よりもバランスがよいと思いませんか?ステアリングサーボが高く見えますが、S-800のボディは問題なく載ったとのこと。シャーシ前後が逆になるのでボディーの穴を15mmくらい前に開け直さなくてはいけません。
制作で一番考えた所は、Fサス(ダンパー)の取り付け位置で、ノーマルの取り付け位置だとサス長が確保できず、サスアームとCハブの取り付けシャフトを延長しサス下エンドにボールカラーをはめ込み6mmのカラーを入れその部分にサスを取り付けました。*シャフトは、OP-301 TL01ステンレスシャフトセットの長い方を使用。
ノーマルのFサスアームのサス取り付け部分を切除。
STサーボの取り付けに伴うタイロッドの取り出し口の加工です。本来リアバルクにあたる部分の加工です。斜線部分を切除します。この切除した部分から、STタイロッドが出ます。フレームのサーボ取り付けが弱いため、フレームサーボステの間に2mm程度のFRP板を補強がてら入れるとサーボ取り付け位置が中心になります。
6本のビスの正体は、補強のプレートを押さえる為のものです。
セッティングデータ (99.11.27夜中の田無のSET)
Fタイヤ:HPI父ラジアル(布入り)インナー:HPIモールド(ハード)
Rタイヤ:シミズラーメン(D25)インナー:HPI父ラジアル付属品
Fサス:タミヤCAVスーパーミニ2穴♯400 ダンパー長47mm バネ黄
Rサス :タミヤCAVスーパーミニ2穴♯500 ダンパー長55mm バネ青
*ダンパー長はボール中心
トーイン:R1°(TL用トーインアップライト使用)
F約1°トーアウト(正確に計ったことがありません)
スタビ:F銀/R黒
坂本さん曰く、セット出しは難しいけど楽しさでは一番とのこと。M01や02の様に、サスアームのシャーシ側にキャスター角が付いていないこと、ステアリングリンケージをダイレクトに取れることから、セットが決まればかなりきびきびした車になると思います。
坂本さんありがとうございました。
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