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TB-01
クラブ仲間に譲って貰ったTB-01です。
手を入れられる部分には、全てモデファイが加えられています。
オプションてんこ盛りの状態のマシンをいきなり手にしたことは今まで無かったので、育てる楽しみはあまりないかな(笑)ろくにセット出しもしなくてもそこそこ走るし(笑)
この車では、最近大きな流れになっている、シャフトドライブ&盾積バッテリーというパッケージと、RS4に代表される2ベルトドライブの車が、どの様な走りの違いを見せるかを中心にレポートしていく予定です。
シャーシデータ
クロス製/アッパー&ロアシャーシ
前後ダンパーマウント、フロント・センターワンウェイ
TRFダンパー
ロングサスアームセット
evo用ユニバ、バンパー
+タミヤ製TBオプション一式
主な装備品はこんな所から始めます。
クロス製のカーボンシャーシは剛性が非常に高く、センターポスト無しにもかかわらず、TBevoと同等の剛性感があります。
ベルトドライブと違い、シャフトドライブの車はトラクションを逃がす遊びがないので、シャーシの捻れはドライブシャフトを軸とした捻れ以外は、全てロスに繋がると思います。
シャーシにゴツイ印象がある為、重そうに感じますが、シャーシ単体の重量は手持ちのPRO2の40g増しといったところ。TBevoと比較しても軽く仕上がっています。
気になるところもいくつか有りますが、追々手を入れていく予定です。
2000.12.17 晴海AW
車高:F4.5mm/R5.5mm
ダンパー:F600/R700
スプリング:F ヨコモイエロー/R ヨコモイエロー
キャンバー:F 1.0°/R 2.0°
キャスター:デフォルト
リバウンド:F2mm/R2mm
スタビ:F無/R有
フロントワンウェイ
実はバッテリー1パックもまともに走れなかったので、軽い印象だけです。
PRO2と同じパワーソースを搭載しているのですが、スロットルを開けたときのトルク感は確かにこちらの方が強いです。
一方、コーナリングに関しては、PRO2が一度ラインに載せてしまえばスロットルも一定のままでまわれるところを、TBではアンダーを押さえるために細かなスロットル調節が必要になります。
今後のセット出しの課題となりそうです。
車の破損状況ですが、ぶつけかたもあまりよくなかったのですが、バックストレートで壁にスッた衝撃で、フロントのCハブを破損してしまいました。
そのこと自体は良いのですが、問題はパーツがアフターで取り寄せなければならない事、タミヤはサービス体制は良いとのことですが、やはりショップで気軽に入手出来ないのは、個人的にはどうなんだろ?って思ってしまいます。
足周りのモデファイ
前回のCハブの破損の後、アフターサービスで部品を取り寄せるか、代用品を使うか迷ったのですが、結局他のパーツを流用することにしました。
まずフロント周りです。ロアアームは良い代用品が見つからなかった為、TB長足の物をそのまま使っています。それ以外のCハブ、ナックル、ユニバはTA04の物を使っています。TA04のナックルは左右を入れ替えることでロールセンターを変更できるのが特徴です。
リアのロアアームはHPIのナイトロ用のアームを使い、ナックルはTA04用、ドッグボーンはTA03用を使っています。フロントに較べると相当ロングスパン化しています。ちなみに有効アーム長は、ロアアームが58mm。アッパーアームが45mm有ります。手元の長足と比べてみて下さい(笑)
オフセット0のホイールを付けるとノーマル長足に+2のホイールを付けたのとほぼ同じ車幅になります。
2000.12.30 E'sホビー
車高:F4.5mm/R5.5mm
ダンパー:F600/R700
スプリング:F ヨコモイエロー/R ヨコモイエロー
キャンバー:F 1.0°/R 2.0°
キャスター:デフォルト
リバウンド:F1mm/R2mm
スタビ:F無/R無
フロントワンウェイ
PRO2との走行比較をするために、タイヤ・ボディなどのシャーシ以外の部分を同一にした今回のテストでは、両車のウエイトバランスの違いが如実に現れる結果となりました。リアアームがフロントに較べてかなり長くなっている為、リアの踏ん張りが強くなったせいもありますが、とにかくアンダーの強いシャーシです。PRO2ではコーナリング中でもスロットルを開けていられる時間がとても多いのに対し、TBでは初期が鈍くスロットルを入れれフロントが逃げていくので、とにかく待ちの時間が多く、同時に走行している型落ちのRS4PROにもコーナーごとに置いて行かれる状態でした。
コーナリング自体は安定しているので、走らせ易いことは間違いないですが、もっとアンダーを抑えるセッティングを見つける必要があります。
2001.01.03 晴海AW
新世紀の初ラジです。今回の路面はグリップ材もすっかり落ちて、いつも道理のカーペット路面です。タイヤはG32ノーメッシュ/037M。
前回の走行でのドアンダーを解消するべく、ステアリングリンケージ周りを調節して、切れ角を増やしてみました。
まさかそれだけのことでこんなに変わるかと思うほど、今回のTBは絶好調です。
このコースは180°ターンが多く、コーナー入り口でドンとフロントに加重をかけてクルッっとまわってドカンと加速するコーナーが多く、この様なコースにはTBの様なシャシレイアウトがよくマッチするんだと思います。
2001.01.06 スタジアム1
ずっと行こうと思いながら、なかなか走らせる機会の無かったコースです。
前回と今回の走行で、この車の特性が大分良く解ってきました。このコースは曲がりながら加速をしていくコーナーが多く、開ければ膨らんでしまうTBには辛いコースです。
重心位置がリアよりの車の場合、この様なコーナーではリアにしっかりトラクションが掛かって、フロントがグイグイとインに入っていくので、スロットルを開けながらコーナリング出来るのに対し、重心位置がほぼ中心になるTBの場合、スロットルを開けるとフロントが逃げる形になってしまう為、パーシャルや待ちの時間が多くなってしまいます。
今回は両車の違いを客観的に見るべく、ハカルンジャーを持ち込んだのですが、時間切れで計測できませんでした。
2001.01.12 晴海AW
今回はセット変更はなくタイム計測だけ。
結果は12秒67、まだ詰めていく余裕は有りそうです。
2001.02.24 晴海AW 左巻き
少し前に某BBSで、TB01の左巻き現象が話題になりました。
モーターの回転に伴う反トルクが、走行に何らかの影響を与えているのでは?と言う物です。結局結論が出ないままにこの話題は終わってしまいましたが、これは個人的に、TB01オンロードの誕生のきっかけになった、アソシのTC3が発売されたときから興味のあった内容でした。
それと言うのも、アソシのTC3は開発当初のプロトタイプではメカレイアウトがTB01と同じレイアウトであったのに、実際に発売されたモデルは左右のメカレイアウトを全く逆にして出してきたという経緯があったからなのです。
わざわざ大きな設計変更をして来たからには、モーターとシャーシのトルクバランスの影響ががあると睨んだのですが、センターシャフトドライブのマシンを所有していなかった為、原因を探ることは出来ませんでした。
モーターのローターはおよそ60g有ります。車重1500gのツーリングカーでは、約4%の重量を占めます。仮に実車の重量に換算してみれば(これだけ質量の違うモノを比べるのは余り意味が有るとも思えませんが)1300kgの車では52kgとなります。エンジン本体の約半分ですね。レシプロエンジンの場合、直接回転運動に携わるパーツはクランクシャフトとフライホイールだけです。
TB01やTC3が如何に質量のある物体を、しかもシャーシセンターからオフセットした場所でブン回しているのかが理解できます。
実際手に持った状態でスロットルを握ってみると、モーター側の左バンクが持ち上がるのが解ります。タイヤのグリップがシャーシ性能を上回っていれば問題ないでしょうが、そうでない場合はこの影響を受けないはずはありません。
今回の走行は、PRO2とバッテリーのテストがメインで、この現象のことはすっかり忘れていたのですが、息抜きに2番タイヤで走らせているときに、最終の2連ヘアピンで左右のコーナリングの振る舞いが違うのを見て、思い出しました。
他の走行車が居ないときに、試しに逆方向に走ってみましたが、今度は中盤のS字で左巻きを感じるようになりました。
ただ、まるで走れないと言うことではなく、そのコーナーでは軽くスロットルを煽ってやることでクリア出来るので、今までは余り気にならなかった(解らなかった笑)と言う程度のモノでは有りますが。。。
ノーマルTBはギヤを左右で入れ替えることで、モーターを逆回転仕様にすることが出来ます。次回はこれでどの様に走行特性が変わるのかをチェックします。
2001.03.11 晴海AW 左巻きその後
さて、今回はモーターを逆回転仕様にした状態での、走行チェックです。
ドライブトレインをいじった以外は、前回と同じ状態です。
結論を先に書いてしまうと、モーターの反トルクはやはり走行特性に影響を及ぼすと思いします。
例の最終の2連ヘアピンで左右のコーナリングでは、それぞれのコーナーでの癖が逆転します。巻き込み気味だった一つ目のコーナーでは、どんな走らせ方をしても巻き込むことは無くなりました。では今度は右コーナーが走らせ難くなったのかと言えばそうでも無く、アンダー気味だった特性が緩和されて、非常に走らせ易くなりました。
晴海では走らせ易い方向に動きが変わりましたが、先週スタジアム1で走らせたときには、正回転の時には右コーナーでは落ち着きのある走りをしていたのに、逆回転仕様では時計回転のコースの外周のほとんどで不安定なコーナーリングになってしまってしまいました。
タイヤの選択や、サスのセッティングによって補正していくことは出来ると思いますが、シャーシの基本的な性格に、モーターの反トルクが影響を与えていることは間違いないと思います。
010311