大波乱!

ウチらの席からスタート付近を見渡すと  間に合うのか?
  オマケに暑い、めっちゃ暑い。死にそうだ。
  たまらず途中で水を買う。

  ここじゃない?
  やったあ〜。席にありつくぞぉ。

  で 前に広がるのはまるでジャングルジムのような
  鉄骨の櫓。ま、いっかぁ、今回は席があるもんねぇ。
  階段状の席はそこに。(おしり 熱くなりそう!)

  階段を昇って中に入り自分の席を探す。
  番号がただ書いてあるだけで 隣席との区切りはない。
  見渡せば ドイツ国旗を持った赤い軍団が多い。
  写真の席はカンパリ社の席だったらしい。
  (どうやら赤軍団員席と思われる) 

 

6のあたりに座ったのよぉ〜。

 わたし達は上の図で 6 の場所。
 スタートして第1シケインに飛び込んでくるちょっと手前。
 ストレートを高速で突っ走ってくるけどカーブに入るために少しスピードを
 落とすために ま、なんとかマシンを見ることができるであろう… というような席。
 斜め前に オーロラビジョンもある。
 上空にはテレビ中継用のヘリがブンブン飛んでいる。
 「ウチら映るかな?」っていっていたら 前方に座っていた変なオッチャンが映っていた。
 そのオッチャンは銀髪プラス青十字のフィンランド国旗模様の
 妙なカツラをつけててちょっとクレイジーで目立ってた。(勇気ある〜)

 私はあらかじめ買っておいた座布団を敷き!なんと 服を着がえ耳栓を装着。戦闘準備完了!
会場でしか 買えないんじゃないかな?  耳栓はあったほうが健康のためだと思います。
   

   あくまでも護身用といっていたが
   Monzaといったら なるしかないよ ティフォーシに。
   偽ティフォーシあらわる!  なかなか 似合うでしょ?

 交替でスタート前にトイレに行っておく。ハンガリーGPとどっちがキレイだろう?

 教訓!サーキットでトイレの清潔性を求めてはいけない

 場内が騒がしくなってきた。いよいよ…

 フォーメーションラップがはじまる。アナウンスはイタリア語か英語だけ。

順にシュー兄、バリ、ハッキネン、そしてジャック。 

 つられてカメラを構えたけど  私の腕ではこれが限界。
 それでもジャックをちゃんといれてるなんて ファンの鏡じゃないですか!

 当日のスターティンググリッドは次の通り。

1列目

1位

M.シューマッハー

フェラーリ

2位

R.バリチェッロ

フェラーリ

2列目

3位

M.ハッキネン

マクラーレン

4位

J.ヴィルヌーブ

BARホンダ

3列目

5位

D.クルサード

マクラーレン

6位

J.トゥルーリ

ジョーダン

4列目

7位

R.シューマッハー

ウィリアムズ

8位

H.H.フレンツェン

ジョーダン

5列目

9位

G.フィジケラ

ベネトン

10位

P.デ・ラ・ロサ

アロウズ

6列目

11位

J.フェルスタッペン

アロウズ

12位

J.バトン

ウィリアムズ

7列目

13位

A.ブルツ

ベネトン

14位

E.アーバイン

ジャガー

8列目

15位

M.サロ

ザウバー

16位

P.ディニス

ザウバー

9列目

17位

R.ゾンタ

BARホンダ

18位

J.ハーバート

ジャガー

10列目

19位

J.アレジ

プロスト

20位

N,ハイドフェルド

プロスト

11列目

21位

M,ジェネ

ミナルディ

22位

G.マッツァカーネ

ミナルディ

 みんな大興奮の中 レースはスタート。

 スタートしてからすぐ…
悲劇はこのシケインからもう始まっていた。 

   第1シケインにトップで飛び込んできたのは
   ミハエル・シューマッハー、  そしてミカ・ハッキネン。
   クルサード、トゥルーリ、バリチェッロと続く。

   しかし後方でアーバイン、サロ、ディニスが絡み合って…
   アーバインがコースアウト。

 

 

 

 

 

 いや〜な空気はそれでは終わらなかった。
 すぐ直後の第2シケインで史上最悪?の事故がおきた?

  ミハエルとミカは無事にここを通過して行くが…

  第2シケイン突入を巡ってバリチェッロとトゥルーリとフレンツェンが接触。
  そしてグラベルにコースアウト。それが飛び火してクルサードもコースアウト。

 1台マシンがひっくりかえる。デ・ラ・ローサだった。

 観衆は総立ちで「ああっ」と声をあげ見守る。
 私達の場所からは はっきりと見えるわけではないが
 ものすごい音が広がり…

 Sallyさんはクルサードのあっけないリタイアにがっくり。

 「めちゃめちゃ ヤバくな〜い?」
 「わたし達 史上最悪のアクシデントレースにいあわせたってこと???」

 ただちに、セーフティーカーが入り…黄旗が振られた。

 破片が飛び散ったのは遠くに見えた。
 メディカルカー走り、誰かを運んでいるもよう。
 あの怪我人を運ぶ時横を覆って使う白いシートが移動してるのがオーロラビジョンに映った。
 「誰だろうね? ひっくり返ったドライバーかな?」

 この事故ではマシンから飛んだタイヤに当たったコース係(コースマーシャル)
 お亡くなりになった。(合掌)

 レースはセーフティーカー先導ですすむ。その時間は長かった。
 当たり前だ。本来ならレースを中断して再スタートするべきだったと思う。

 何回もゆっくりとレースカーがジグザグしながら進む。
 ちなみに首位はシューミー。ミカが続く。
 なんとジャックは3位。(うぅ、予選で頑張った甲斐があった)

かろうじて ジャック! Luna 大喜び。ジャックが通る度に 一人で歓声を(奇声?)あげる。
 跳ね馬のTシャツを着ているのも忘れ…
 「ジャック〜ぅ! いけぇ〜!Hondaエンジンいいぞぉ!」
 表彰台が近い! 今まで苦難の道が続いてたもんね。
 そうそう 今度から観戦する時は私は日本の国旗を持って行くぞ!
 われらがHondaエンジンは優秀なのだぁ!

 ここはイタリア!   フェラーリファンが多い。
 アゴおじさんが(し、失礼)通る度に みんな「イエーイ」って親指上げて
 サインを送っていた。しかし、ハッキネンが通ると親指下にこき下ろして
 大ブーイングをしていた。「こわ!」 と思いつつ、紛れて私もやる!
 (ハッキネンファンの方!ゴメンよぉ)
 でも、ジャック〜と叫んでいた私をみて おっちゃん達はみょ〜に納得してくれた!
 と思う、多分。「うーん 日本人だねぇ!
 そうねぇ。ジモティーにはフィジコなども人気だったね。
 あとはアレジなぞにも…。 今だにフェラーリ時代の名残はあるらしい。

 セーフティーカー先導は解除されるが。J.バトンが消えた。(これはちょっとかわいそうだった)
 そしてジャックもエンジントラブルに見まわれ リタイア。
 Lunaっち肩を落とす。「どぉしてぇ?」
 私が観戦に行くと実力を発揮できないのか?ジャックよ!
 ちなみに前年 ハンガリー観戦時もリタイア。

 落ち込んでもいられない。

 レース中盤では フェルスタッペンやゾンタが抜きん出て34位を争う。
 とくにひいき目で見てしまうがゾンタのごぼう抜きは素晴らしかった。
 何度となくフェルスタッペンにプレッシャーをかけるゾンタ。
 けっこう 12位の争いなんかよりははるかに面白かった。
 「いけぇ!抜けぇ! 押せ!そこだぁ!」とこぶしを突き上げ
 彼らの争いには観衆も皆 興奮していたと思う。
 抜けそうでなかなか逆転出来ないのがF1のおもしろさ。
 カーブでのスキをねらって襲いかかる姿こそ 。
 今回は間近でそれが味わえた。前回の観戦ではただただ雰囲気に
 のまれてただけに終わっていたけど、今回は違う。
 F1の醍醐味を彼らが教えてくれたような気がする。
 (彼らの実力はともかくとしてね…。)

 けっきょくゾンタは3回ストップをとったためか?(スタート時の事故に少なからずも
 影響を受けてたようだ。)6位入賞どまりだった。でも彼の走りは敢闘賞ものだと思う。(私が贈呈!) 

 ところでね…
 レースの雰囲気って サーキット内でないとやっぱ味わえないよ。
 そりゃ、テレビでは瞬時にピットインの様子、コースの様子を見れるかもしれない。
 (心配いらず。サーキット内のあちこちにスクリーンがあるのでちょっとした動きもすぐ見れます
 でも 。 テレビで聞こえる音とナマでの音はぜ〜ったいに違う。
 ちょっとしたガソリンの香りを前にして繰り出す音は ファンをとりこにする。
 暴走族のバイクの音は大っ嫌い。でもサーキットでのマシンなら許す。
 前の時も言っていたけど「びゅーん」って音だけじゃないのよ。
 とくにカーブに入る手前では その音に「ぼこっ、ぼこっ」って音もするんだから…。
 こんな音っテレビで聞こえますか?しないでしょ?
 メカのことなんかわかんなくっても いいのよ。

 ここで 貴重な生ショットをどうぞ!

すいすい逃げ切るシュー兄!  かろうじて フィジコ!

  シューミーとフィジケラ(お国だしぃ)です。Luna撮影 

Sallyさん撮影 シューミー ハッキネン!Sallyさん撮影。 

ミカはミカでもサロです。 Sallyさん撮影。  

   シューミーとハッキネンとサロは
   Sallyさん撮影。
   あらぁ 良く撮れてるじゃない…
   私は半分写真撮影
   投げ出してしまったけど。

 

 

 

  

  レースはシューミーが53周逃げ切った。
  思ったよりハッキネンのタイムが伸びなかった。
  3位には「いつのまにかのラルフ君」が滑り込んだ。
  彼は目立ったことがなかっただけに…
   

 

   レースは終了。そしてMonza といったら
   あれでしょ… やっぱ〜。

   ためらっていたけど あれ?
   Sally さん いない…

   「待ってぇ」

    

 全力疾走。ジャングルジムのようなスタンドをなんとかくぐりぬけ
 とにかく 走れぇ! 

   とにかく ホームストレートを
  ダッシュで走りこむ人 人 人

   私達は 表彰台まで は
   たどり着けなかった。疲れたけど 良かった。

  けど この熱気は是非お届けしたい。

   ここに行くまで 各チームのピット
  レーンが 並んでいたが車はもう片付けられていた…
   残念。

 

 

 

 2人ともお気に入りドライバーがリタイアしてしまいちょっと残念な結果だったが
 グランプリ見れて満足だった。それにしても「見たい」という情熱だけで
 行けてしまった私達のパワーは相当なものだったのじゃないかしら?
 ま、「一人だったら イタリアはいかなかったよ」と思います。
 Sallyさんのおかげで 実現できました。ありがとう。

 

 

 後日談) その1  決勝後のカンファレンスで(記者会見)シューミーが泣いたのはちょー有名な話。

      その2 今回の事故で 事故にかかわったレーサーが警察の事情聴取をうけたのも
           これまた有名な話。おまけに、この事故は欧州いや日本にもすぐ報じられた。
           F1なんて全く知らない私のイトコまで知っていた。

      その3  この日はジャック・ヴィルヌーブのママが観戦に来てたらしい。

      その4 日本からなんと○ンキ・キッズの「☆一」君が観戦しに来てたらしい。
           「つよ○」君がお気に入りのLunaっち ちょっと 残念。

      その5 観戦後のSallyさんとLuna っちは F1グッズを買いまくっていたらしい。
           フェラーリのキャミを買ったのは Lunaっちです。

      その6 Lunaっちは生写真売りのオッチャンから無理やり展示用だったジャックの写真を
           買い取った
らしい。 

      その7 その後の2人はサーキットから無料バスに乗って駅に帰ろうとしたが満員で乗れず
           半泣きで Monza駅まで歩いたらしい。Monza市街は可愛らしい街だったが
           駅があまりにも遠く ちゃんと覚えていないというのが事実らしい。 

      その8  2人はミラノから夜行列車で プリーンに向け戻ったが翌日はケロっとして
            「昨日イタリアでGP観戦していました」と言ってのけたらしい。
            だが、 Lunaっちはミラノでお財布をすられたらしいが、旅行保険のおかげで
            ちょっとは救われたらしい。が カード再発行は手間取り、「J○Bカード」のみ手にして
            生き延びたらしい。

                          イタリア編 目次に戻る

 

 

 

 

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!