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創作のページ?
時これは、夢で見たのを基に、適当にでっち上げたものですねぇ。登場してたのは、男の子と女の子。それとその男の子の成長した青年と女の子の成長した女性。 そして、最後に村の子供。 あと、なぜかカエル。おそらく、先日ふと本棚で目に留まったコロボックルが記憶の奥底に残ってたのだろう。このカエルは、精霊のような、妖精のようなモノなのだ。 大体のあらすじは、夢見心地の状態でメモったのを整理すると、下のようになる。
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村外れの土手。
心地よいそよ風が土手に当たり、ゆっくりと動く上空の雲の影に太陽は隠れている。 土手に寝っ転がって、ぼぉ〜っと昼寝をしてるそんな時間。 邪魔しにやってくるのは、幼なじみと相場は決まってる。 この日も案の定やってきたのは、うちの隣の鍛冶屋の娘。生まれたときから一緒というのはいささか大袈裟かもしれないが、生まれた日もほぼ同じとあって、姉弟同然に育てられてきた。もっとも、昔からわずか1ヶ月ほど先に生まれたからといっては姉貴風を吹かせるのは変わらない。 リアンの気配にうっすらと片目を開けて長いスカートで土手にあがりにくそうにしてるのを見る。 あ、こけた。 「どうしたの?リア姉。」 仕方なく体を起こし、スカートに付いた泥をはたいてるリアンに呼びかける。 「起きてるなら助けてくれてもいいじゃない。」 叩き落とせない泥もそのままに、裾を持上げて土手をあがってくる。 「いや、リア姉が珍しくスカートなんてはいてるから・・・・」 「はいてるから、なんだって?」 「奇麗です。はい」 確かにきれい、なんだけどなぁ。 何も知らない隣村の連中とか、近隣の連中はリア姉のことをあまり良く知らないから、その外見だけで時たまいきなり求婚にやってきたりする。とはいえ、今度の精霊祭を終えないとちゃんとした成人として見られないから、あくまで結婚を前提にした付き合いをして欲しい、ってやつだけど。 「だって、もうすぐ精霊祭じゃない。母さんがねぇ、嘆くのよ。こういう時だけでも、ちゃんとしたスカートはいてちょうだい、って」 話しながら隣に座ろうとする。 「あ、ちょっとまって」 ちょうどリア姉が座ろうとしてたところにいるカエルを横にのけて、それまで頭の下にしいてたバンダナをリア姉の座ろうとしてる場所に敷く。 「あら、リオにしちゃ気が利くじゃない。ありがと」 カエルを下敷きにしたくらいでどうこういうリア姉じゃないけど、それじゃぁカエルがかわいそう。 「今日も、自警団の練習サボったんだって?いくら若くして村一番の剣士だからって・・・・」 「だって・・・・・」 言いかけて、止まる。 目の前の、ちょうど今リア姉の尻の下に敷かれかかってて横に除けたカエルが立ちあがったのだ。 「なにを・・・」 リア姉も、絶句した自分の視線の先に気付き絶句する。 『ふむ。そなたのその心根のやさしさ、やはり真なるものじゃったようじゃの』 人の握りこぶしくらいの大きさのカエルは確かにカエルだが、よく見るとカエルにしては手足が太く、バランスも悪い。どちらかというと、人の形に近いだろうか。 二人の方を、カエルのどこを見てるのか本来なら分かるはずもないその虚ろな目が見つめる。間違っても、カエルは口を動かしていない。だけど、その賢者のように落ち着き深い声は二人に聞こえる。 『リオアース・フェラルデ、じゃの。前からのぉ、いろいろとお主の話を聞いとったぞ。それでの、連中はお礼がしたいそうじゃ。』 「リオが!?・・・・・・いったいリオが、なにしたっての?連中、って」 リオより先に我に返ったリアが思わず聞き返す。 『たしか、リアルーレ・ヴァレスじゃったかの。お主のことも知っておるぞ。森の婆さまのところで魔法を習っておるじゃろ。そこそこの腕だと聞いておるが。お主のリオはの、わしら妖精の眷族を数多く救ってくれておっての。どうじゃ、お主ら。外は見たくないかの?』 外が見てみたくてあの精霊のおじいさんにうなずいた。
土手にやってきていた。
走り去った少年の後ろ姿を見ながら、リアがつぶやく。
おわり。(じゃないかも)
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