File No.034
キアミアシイグチ
Boletus ornatipes Peck
(ハラタケ目イグチ科)

8月11日、出勤前の早朝に登った三濃山登山道では、路傍いたるところにイグチの仲間が顔を出していました。
それも、前に進むたび、いろんな種類のイグチに次々と出会うので、まるでイグチ博物館の様相を呈していました。
環境的にはいずれもコナラ林ですが、場所によりアカマツの増減がみられます。
低木層として共通に生えているのはクロモジ・ガクウツギ・ヒサカキ・アセビなどです。

手始めがこのキアミアシイグチです。
登山道を歩き始めて間もない場所で、下生えには、ノイチゴの仲間や、
秋にはきれいな色の実がなるヤブムラサキがまじります。
さわると痛い実のなるノグルミも散在し、以前、オオルリの巣を見つけた木の近くでもあります。

網目模様にお絵描き意欲をそそられて手が出たのですが、この先、続々とイグチが現われた結果、
とても絵を描けるような数ではなくなってしまいました。

[データ]
採集日:2000年8月11日
発生地:兵庫県上郡町(三濃山登山道)

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