「春の幸を楽しむ会」(1998年4月)

 去る4月18日、相模原市の淵野辺公園および橋本公民館において、会員7名参加にて、「春の幸を楽しむ会」が行われました。
天気予報は「曇りときどき雹混じりの激しい雷雨」というものでしたが、幸い雨にも雹にも降られることはなく、無事に観察・採集会を
終えることができました。このところの記録的な多雨のおかげか、きのこが大量に発生しており、はるしめじ(シメジモドキ)・きくらげ・
あみがさたけがそれぞれ1キログラムほど採れました(それでも森に遠慮して、控えめに採集している)。特に1坪ほどの地面を
埋め尽くす数百本のはるしめじの群落は圧巻でした。きのこの他にも、たんぽぽ・よもぎ・どくだみ・のびる・さんしょうなど、たくさんの
山菜が採れました。これらは当日の料理には使いきれず、かなりの量がお土産になりました。
 採集会の後、橋本公民館の調理実習室にて、調理・試食会が行われました。大量に採れたきのこ・山菜を材料に、@はるしめじ・
きくらげとたんぽぽの花の酢の物、Aたんぽぽ・きくらげ・はるしめじの炒めもの、B春の幸のてんぷら(はるしめじ・よもぎ・どくだみ・
たんぽぽの根など。「きくらげのてんぷら」は失敗でした)、Cあみがさたけのクリームシチュー、Dあみがさたけのグラタン、
Eあみがさたけの肉詰フライ、など、数々の料理を楽しみました。
 採集に料理に、それぞれが春の幸を堪能した一日となりました。

(参加者の感想)
 春のきのこは初めてだったので、アミガサタケやハルシメジなど大変おいしく食べさせていただきました。ノビルの辛さとドクダミの
香り(?)が印象的でした。

 こんな都会で合宿以上の大豊作とはおどろきでした。もうおなかがいっぱいです。アミガサタケは初めて食べたけど、とてもおいしかった
です。肉づめにするとキノコの味がよくわからなくなってしまいましたが。

 二年ぶりの春のきのこがりです。やはり網笠茸がりをしないと春が来た気がしませんね。春占地の大群落にもびっくり。手にずっしりと
くるきのこの袋の重さが幸せな春の一日でした。たんぽぽ・よもぎなどもおいしくいただきました。

 春占地の大発生には驚きました。やはりシメジは湿地と書くより占地の方が似合うような気がする。                    

 こんなにたくさんきのこがとれるなんて・・・。料理が余る程ぜいたくな会は久しぶりです。春の幸をたんのうできてとても嬉しかったです。
ぼーぜんとする程の大量のきのこにびっくりしました。森林のおいしい空気を吸って、おいしいきのこをたくさん食べて充実した1日でした。

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