muscaria Vol.98 (2003年3月発行)の記事より
会員からの投稿
・大平合宿きのこ報告
昨年10月に行われた合宿で、多くのきのこを観察しました。この中で、
ツエタケ属の一種と、マムシフウセンタケについて詳しく検討しました。
前者はフチドリツエタケに似ていますが、異なる点もあるようです。
また後者は、ツバアブラシメジの可能性もありそうです。
・読書案内
小川真著「キノコは安全な食品か」を紹介しています。
きのこといえば、健康食のイメージがあり、ガンに効果があるとの話も
ありますが、放射能や重金属を取り込みやすい性質がありますし、
栽培時に農薬を使う場合もあります。その他きのこの味や栄養、
薬効に関する情報もあります。著者はマツタケの研究で有名ですが、
今ではマツタケが嫌いになったそうです。
・きのこファイル2003
今回はタマキクラゲを紹介しています。
タマキクラゲは、枯れ木にはりついている丸いキクラゲの仲間です。
キクラゲ類は、乾燥状態と水のある状態を繰り返すことによって、
胞子が成熟するそうです。
事務局からの連絡
・総会のお知らせ
3月30日に総会を行ないます。会員は連絡はがきを返送してください。