世間には一般に「王子様キャラ」として認知されている芸能人がいます。
まあ、半分ギャグも混ざっているのでしょうし、本人が分かっていて演じている部分もあるんでしょうが、コンサートにいけば女子から巻き起こる「キャー!」という黄色い嬌声で「曲が聞こえねーよ!」というような方々。
旬なところだとGacktとか、及川ミッチーとか、今どこにいるの小沢健二とか。Kinki-kidsの光一くんなんかもそうですね。
しかし。
皆さん忘れてませんか? (ごく一部で)伝説の王子様・岡村ちゃんを。
岡村? ナイナイ?? とかいっちゃったそんなアナタは平成生まれ。
岡村ちゃんといったら岡村靖幸でしょう。
今回は、岡村靖幸に対する熱いすぎる想いを聞いてください。っていうかいいから黙って聞け。
カミングアウトしてしまうとですね、二次コン歴30年の私は当然の如く彼のファン、いえ大ファン、いえ信徒でした。
根がミーハーな私の王子ランキングの中でも、星三つ殿堂入りの王子の一人なんです。えへへ。(ちなみにもう一人は田口トモロヲさんさ。)
最初は「PATI-PATI」かなんかでフリルのついた服着て上目遣いにポーズをとる彼を見て
「きもちわりー!えんがちょー!!」
なんつって騒いでいたんですが、そういうキャラのほうが一旦ハマると泥沼なのは人の業。
デビュー当時は「和製プリンス」の異名をとっていた岡村ちゃん。感じとしてはちょっと前の(ドラマに出だすまえの)及川ミッチーって言えばいいかしら。
でももっとピュアでエロくてグロくて身長は179cm、お父様はエアフランスにお勤めで、なおかつ顔がでかい(松平健並みの舞台栄え)。それが彼。
ライブでは、例えばこんな歌を紫のビキニパンツで歌っていたものです。
撫でちゃいたいかい? 僕の高層ビルディング優しく素肌で
靖幸ちゃんが寂しがっているよ ベッドで勉強させてあげて
愛情もって教育したいんだ 参考書は僕のヒップ 最終家庭教師の僕
来週の参観日に間に合うように宿題しなベイベーほら
「家庭教師」
歌詞に「靖幸ちゃん」です。アドリブじゃなくて、歌詞カードにもしっかり印刷。彼ってばすこぶる本気。
(注・本気と書いたら「マジ」と読んでください。)
ああ 素敵。 メロメロですドキドキです。
どんなことをしてほしいの僕に どんなことをしてみたいの僕に
始めよう二人はもう全裸
(はいっ、ここでセリフ!!)
「あのさ、君と同じくらい僕も君が欲しいんだ (中略)
ねえ君のパンツの中で泳がせてよ
綺麗な水しぶきをあげながら バタフライをしたいよ」
「どんなことをしてほしいの僕に」
腰をクネクネさせてステージ上でバタフライの岡村ちゃん。
もうとまりません(笑)。
ちなみにライブのことは「デート」、ファンのことは「ベイベー」です。
彼が「オーゲィ、ベイベェ! 俺の子どもを産んでくれェ〜!!」と言うと、
ライブ会場に集まった数千の女子、すなわち数千の濡れ濡れマンコが
「キャー!!産む産む〜〜!!」の大合唱。
歓声というより、もはや絶叫です。私も叫びましたよ、ええもちろんです。
というわけで、なにかと伝説の「王子様」岡村ちゃんですが、今何をしているかというと「次回作の準備」らしいです。もう5・6年「次回作の準備」にかかりっきりなんですねー。
デビューから3・4年は精力的に活動していたのですが、あるときアルバムの発売が延期になってから、どうもぱったり姿を見せなくなりまして。
数年後に一度復帰してコンサートツアーまでやったんですが、そのときにはウガンダ並みに太っていて、ファンに「あれはなかったこと」という集団自己催眠をかけて去っていきました。(ほんとうです。私は新潟までいって最前列で目撃しました)
確かに、それまでも「ピザまん大好き」とか「カラムーチョ買ってきて」とか、不穏な言動が目立ってはいたのですが……。
後期のライブビデオは全編「縦のばし」の荒業(よく昔の映画をテレビサイズで見ると縦に伸びて見えるアレ)で強引にウガンダ体型をカモフラージュしたりしていたんですけども。
んーー、あれですかね。もう完全にウガンダとか伊集院とか石ちゃんとか、あっちサイドの人になってしまっているんでしょうか。
でも、「三つ子の魂百まで」とはよくいったもので、今でもワタシの真の王子様は「岡村ちゃん」です。Gacktではなく。
たとえ見た目がウガンダでも、です。
切ないオンナゴコロなんですよ。
|