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第四話 修行続行と修行中断。あるいは挫折
 さらに延々と狩りをしていだたけだったりする。

〜Lv4〜

 黒い犬からもExpが来なくなった。
 Lv3であれだけ効率の良かった敵、hobgoblin snaggerも、たった一レベル上がっただけで効率の悪い敵に降格
 ほんとに、敵の有効期間が短い

 そんなわけで、新たなる敵を探して、遠出をしてみたら・・・。

 死んだ。

 下手人は僕がDAoCで始めて遭遇した、『リンクする』敵だ。
 名前はdryad。森の精、みたいなヤツだったと思う。
 こいつを攻撃したら、ほかのdryadやら、木のお化けやらがよってたかって僕を殴り始めやがる。あっという間に死亡

 よみがえった僕だったが、自分の墓は結局発見できなかった。経験値はほとんど減ってないみたいだからいいんだけど。

 遠出に懲りたヘタレの僕は、Lv3の時と同様に、hobgoblin snaggerを薄利多売の精神で狩り続けることにした。効率が悪いといっても、80匹殺せばレベルが上がる計算だ。無理な数字ではない。
 いや、EQなんかにくらべれば、むしろ楽な部類だ。

 てなわけで、Ft.Atlaを出てすぐ東の川沿いで、hobgoblin snaggerをいじめ続ける。
 そんなことをしていると、いつの間にかあたりは夜になった。

 ・・・あれ?
 あれはなんだ?

 川の対岸を見てみると、昼間にはいなかったモンスターがわいている。
 その名もdrowned soul。
 見た目はスケスケのノースマン
 明らかにアンデッドだ。

 ロックしてみると、名前の色は最も効率がよいと思われる青。
 ニヤリ。
 これはまさしく天の采配である。

 川をばしゃばしゃと渡り、手当たり次第にdrowned soulを狩りまくる僕。
 hobgoblin snaggerに比べるとさすがに強く、2、3戦ごとに座って休憩しなければならないが、それでもhobgoblin snaggerよりもよほど効率がいい。
 それにもともとDAoCの自然回復は早く、座っていれば1分もしないで全快なのだ

 そうやって狩り続けていると、夜が明けてアンデッドが消え去ってしまう前に、夜中のうちにLv5になることができた


〜中断〜

 Lv5といえば、そう、上級職にクラスチェンジできるレベルである!

 無駄にスプリントを使って、一目散に砦へと駆け戻った僕は、他には目もくれずに[Shadowblade Trainner]という肩書きのついたNPCのもとへと走る。

 そしてすかさずトレーナーを右クリック!

 ・・・
 ・・・
 ・・・

 あれ?

 もう一回!

 ・・・
 ・・・
 ・・・

 あれれれれ?

 なぜかシャドウブレードのトレーナーは沈黙を守っている
 おかしいなぁ、と思い、ローグからなることのできるもう一つの上級職、ハンターのトレーナーのところへいってみる。

 右クリック。

 トレーナー「ハンターになるかい?(意訳)」

 こっちは動作OKを確認。
 ということは、つまり、いわゆる・・・

 シャドウブレード未実装ですか・・・。

 『シャドウブレードになる』
 それだけを目標に、数時間突っ走った僕は、いかんともしがたい壁に阻まれて、すっかりやる気を失ってしまったのでした。

 ニューキャラ作成決定。

 つづかない。かも







−登場人物−

Nez (Kobold / Rogue Lv5)


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