航海日誌、第九項 「メイルシュトローム作戦」 記録日:9/14/2002


 Mondara Maelstromという場所がある。
 Vega星系Tarsis宙域の端にある、宇宙の裂け目だ。

 前回ここを訪れたときにはここから先へ進むことができず、何かあるんだろうとは思ったんだけど、どうしようもなかった。

 ところがつい先日のこと、火星かどこかのステーションで、遺失技術をわずかに知るエンジニアから、デバイス製造のスキルと同時に、Mondara Maelstromの裂け目を広げ、中へ進入することのできる装置の製造方法を教わることができた。

 早速ステーション内の製造所へ行き、レシピを確認する。そして、レシピをメモった後、素材屋を数軒回ってみたところ、あっさりと材料をそろえることができた。NPCからのドロップオンリーではないかと、少々恐れていたので、まずはめでたしだ。
 材料がそろったので、再び製造所へ行き、デバイスを作成する。

 ピポ。

 できた。デバイス製造スキルが1しかないため、製品のクオリティーが著しく悪いけど、まあ用は足してくれるだろう。



 Maelstromに穴をあけるための物だと明記されている。そしてJenquaiには使えない。JenquaiはMaelstromに少なくともTarsis宙域からは入れないのだろうか。

 とにかく、こうしてデバイスEnsis Boreを手に入れた僕は、Tarsis宙域へ向かった。

 とりあえずMondara Maelstromの目の前までいってみるが、思った通りそれだけではなにも起こらない。
 やはりEnsis Boreをしっかり作動させないとダメなんだろう。今度は機体のデバイス・ベイにEnsis Boreをセットして、Mondara Maelstromに向かって使用してみる。

 ビビビビビ。

 僕の愛機から電撃がMondara Maelstromに向かって照射される。
 そして次の瞬間、モニターはローディング画面に移り、「Entering Mondara Maelstrom (Mondara Shear)」の文字が表示された。いよいよ突入だ。

 そして、到着した。

 なんじゃこりゃー。

 着いた場所は、白いクリスタル、赤茶けた柱、青黒い時空のうねり、赤い岩肌、緑の光線、燃えさかる隕石、そして無数のNPCがうごめく、まさに異次元空間だった。

 ここは・・・お、重い。
 うちのスペックじゃ描画が追いつかない・・・。

 カクカクしながら、なんとか宙域マップを開いて見てみると、開拓ポイントがいくつか表示されている。
 ええい、ここまで来たら開拓経験値、稼いだらー!

 死亡覚悟でカクカクとワープを開始し、開拓モードに入る。

 各開拓ポイントには大量の宇宙生物が待ちかまえていた。一瞬死を覚悟して、ワープゲージの回復待ちの間に、敵をロックしてみる。すると、そいつらのレベルはせいぜい3〜10といったところだった。数が数だけに、そしてこの描画ラグでは勝てはしないだろうけど、即、殺されるといったほどでもない。
 敵の攻撃は無視することにして、ダメージを食らいながらワープを繰り返すと、あっと言う間に目に付くポイントは全て踏破することができた。敵はわんさかと見つかったが、それ以外には何の問題もなかった。

 ・・・おかしい。ここはこれだけのエリアなのだろうか。

 思っていたよりも狭かった上に、ろくな強敵さえも目に付かなかったのだ(ラグのあまり見逃した可能性は高いけど)。入るまでのギミックの凝り方に比べて、中身があまりにもお粗末ではないか。うーむ。

 とはいえ、これ以上このラグ・ワールドにお付き合いをするのはストレスがたまる。後ろ髪を引かれないでもないけど、今回はこの辺で引き上げることにしよう。

 またな、Mondara Maelstrom。




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登場人物

  記録者: Nezz (Progen Sentinel:Lv62)













 

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