1位 パチンコ  773票
                           
                           
                           
                           2位 民俗・神話学 222票
                           3位 身体・健康 30票

本戦第22組(5/29)
じぇい ◆iwlRRul. 氏の観戦記
 5月28日、深夜。モー娘。(羊)登場のC21組は総投票数3804票という大激戦で、
集計部隊もおおわらわ。
日付が変わろうという頃になっても投票スレは前対戦の余韻で(殺伐と!)ざわついて
いた。
静電気を帯びてきた空気を振りきるように、本対戦、C22組の板紹介が貼られるが、
その合間にパチンコ板住人が777ゲトー。見事賞賛を勝ち得る。
この意気込みこそ、この民俗・神話vs身体・健康vsパチンコの対戦の行方を暗示して
いるかのようである。
 爆走フライングは1票のみの綺麗な滑りだしで5月29日0:00am静かに幕が上がった。
立ちあがりは至って穏やかであったが嵐の前の静けさ、00:15amスロ板恒例開店ラシ。
今回のパチンコ板ラシ祭りのメインと豪語するだけに、他の一斉投票とは一線を画する
勢いだ。
残り少なかった投票スレ160に7分間で約140票投入、まもなく埋め立てられる。
かねて用意の新スレ161にも開店ラシは食い込み、その終わりを見計らったように
「本日目標3000票支援!」を詠うJSA、およびUSA(…?)降臨。
見事な連携で3分ほどで約100票をかっさらっていく。
これら一斉投票の隙間に、パチンコ板へ'7'の6連トリップ7連打という粋な支援
物資が投下された。

 開始30分にしてこの怒涛の大型AA投票!
民俗板、身体板への指示もちらほらと見受けられるのだが、一瞬後には埋もれている。
リロードの度に続々と画面を埋め尽くすパチンコ板へのAA投票を、民族板や身体板住民は
いったいどんな思いで見ていたのか…
 JSAが一段落したところで、民俗板への投票が始まる。
  σФДФ)σ~~~~~ 祝 ま ー す
ちなみに↑民俗板のAAに多用されているこのカオ、IE6.0そのままで見ると太文字に
強調されて見えてインパクトがあり、結構コワイ。
しかし凪いでいたのも束の間、1:00amからは『スロ板と弓兵@三戦、運命の出会い』スレ
投入を先陣に、パチンコ板へ三戦板およびその要請を受けたダウソ板の一斉突撃。
さらに加えて軍事板が軍艦マーチ大作戦と称して登場する(でもAAは陸自…)。
 まもなく丑三つ刻というころ、大型AAの一斉投票が去り小型AAおよび文字レスによる
マターリ投票ムードとなる。
個人のエピソードや各板への応援メッセージ付きが多いため投票者の顔が見えるようで
ある。
ラシの後、目や心に非常に優しい。

 次に大きな動きがあったのは15:00pm、パチンコ板への2度目の津波、藤田一家ラシ。
こちらはラシ祭りスケジュールを終了宣言と共につける気配りの細かさ。
選対スレの性格がここにもにじみ出る。
18:00pmごろから、帰宅者からか、民俗板、身体板への投票が相次ぐ。
しかしまだまだマターリムードである。
21:30pm、民俗板、満を持してのAA一斉投票…のはずであったが、予想外に参加者が
少なく、さらに不運なことに競馬板も同時刻にパチンコ板への一斉投票を行った模様。
AAが交じり合い、ビジュアル的効果は半減してしまった感がある。
しかし21:45pmからは民俗板の要請に応じFF・DQ板の一斉投票。
引き続いてハングル板の民俗板一斉援護投票。
ここに来て民俗板への見事な連携集中投票を見せるが、22:00からパチンコ板のラスト
スパートラシが始まり、後半はこれに飲み込まれてしまった形となった。
パチンコ板ラストラシには、その交流の幅広さを反映し、多岐にわたる板からの参加が
見られた。

 各板終了に向けてスパートに差し掛かる22:33pm、投票スレ161は容量オーバー。
1000盗り合戦をを待たず920で書きこみストップとなった。
新スレ162ではすでに22:30pmからパチンコ板へ半角文字列による突撃が開始されていて、
時間帯にふさわしく、いかがわしげなAA投票が続く。
(子供が見て『おとーさん、これなーに?』とか言ったらどうすんだろう…と余計な心配)
しばらくして新スレ移行に気がついたか、民俗板への投票が再び加速。
同時に藤田一家RUSHのAAが投入されパチンコ板への投票もスパート、乱戦模様となり
そのままチキンレースへとなだれ込む。
皆冷静な眼で見ていたか、タイムオーバー票は17票とそれほど多くもなく、終了を
迎えた。
しかし心配されるのは『パチンコ』板への投票を『パチスロ』と表記した無効票。
ちなみにパチンコ板とパチスロ板は2月上旬に分割されたばかりで、板は違うが
選挙活動では同盟関係よりも強いつながりで行動を共にしているという関係だ。
だがこのタイプの無効票は選対の地道な宣伝の甲斐あってか、数少なかったようだ。

結果
1位 773票 パチンコ
2位 222票 民俗・神話学
3位 30票 身体・健康

パチンコ板が選対スレで『あと4票〜!!』と悔しがったのは言うまでも無い。
しかし圧勝が前々から見えてしまっていたためか、戦いの後の余韻に浸るカキコも少なく、
投票スレはあっさりと次の対戦へと流れていった。

 本対戦を観戦しての特筆すべき点は、各対戦板のトーナメントへのスタンスにある。
 身体・健康板は選対スレも持たないという、板としては非常に冷めたテンションである。
しかし、個人が好きなスレに一票を投じる、これが人気投票としては基本的、原則的な
第1段階である。
 第2段階としては、板住人としての結束を高めて勝ち進むための選挙運動を展開し、
さらに組織票を手配する、といった行動が生まれる。この段階の究極例がパチンコ板では
ないだろうか。
 パチンコ板の選対スレは一見に値する。
統制のとれた行動、そしてこれを生み出しているのは実は情報伝達の的確さでは
ないだろうか。
投票関連スレリンクに始まり投票上の注意、最近入り組んできている板間同盟・有効状況を
一覧や図で示し他板選対スレのリンクも整備、さらに自板・他板の今後の予定までを網羅し、
極め付けにパチンコ板のトーナメントへの立場をはっきりと明言している。
トーナメント本部も真っ青なこの整備されたスレは、初めて訪れた者にとっても非常に
読みやすく分かりやすい作りで、板住人でなくても好印象を持つはずだ。
見落としがちなことであるが、情報を整理整頓しておくことは仲間内の行き違いを
減らして結束を高めるとともに、新規賛同者を得るためにも重要なのである。
投票用AA整備も良好。壮観な一斉ラシもこれがあってこそである。
トーナメントへの対応に関する議論という段階で先の見えなくなっている選対スレも
数多くあるなか、この選対スレは明らかに一歩先に進んでいる。

 民俗学・神話学板の状況は、上記2板の段階のちょうど過渡期にあったのではない
だろうか。
決してスレがあれているというわけではないのだが、情報伝達に行き違いがあったり、
組織票の手配がパチンコ板ほど徹底されていなかったり。
しかし良くなかったというのではなく比較の問題で、パチンコ板が良く出来すぎていた、
つまり相手が少々悪かったとも言える。
 さらに、板ジャンルのカテゴリーとして、パチンコは民俗・神話学や身体・健康よりも
広範な支持を集めている。
勝った負けたの思い出から好きな機種についてのコメントはもちろん、子供の頃に
連れていかれた、パチンコ好きな人が身近にいる、最近やってねーなー、もうやらない
ことにしたの、まだやったことないけどやってみたいetc、投票に添えるエピソードには
ことかかないらしい。
誰もが一度は台の前に座ったことがあるものなのか、という勢いだ(ちなみに私はまだ
足を踏み入れたことがない…)。
対戦カードに常駐する板が無かった場合、親近感は投票のための大きな動機となる。
この点でもパチンコ板には利があったといえる。

 ちなみに選挙運動第3段階としては娘。帝国、ダウソ、ニュース連邦などに例を見る
ように巨大勢力が生まれ、これとともに代理戦争的状況が起きてくる。
伴ってアンチ感情も生まれるなど、理屈ではない感情的結びつきが絡んでくるため、
状況は第2段階よりも複雑である。
このC22組は第3段階の巨大勢力の利権の絡まないクリアな対戦カードとなり、また
対戦板の選挙対策の進み具合も開始前に差が出てしまったため、事前の注目度(警戒度?)
はさほど大きくなかったであろう。
それだけに観戦の穴だったのかもしれないが、視界の良好さと戦術としての高度さを
併せ持ったこの対戦、非常に興味深く観戦した。
 今回圧勝の感のあったパチンコ板、次の対戦はモー娘。(羊)との一騎打ち。
第3段階の争いに巻き込まれることは大いに予想される。
だが私としてはパチンコ板には、感情的結びつきの絡んだ第3段階勢力に対し、
第2段階までのクリアな戦力で対抗する新たな巨大勢力として成長してほしい。
今後の戦いを見守りたい。


追記; 投票スレ161.666、パチンコ板への投票のコメント『もうすぐ夏ですが子供を
車の中に置いてパチンコをしに逝くかーちゃん。なんとかしてホスィ 毎年同じ事繰り
返してイヤなニュースはショウジキウンザリね。』
やったことないのですが、パチンコは大人も虜にする楽しさを持っているようです。
しかし、生命の重みはなにものにも代え難いものです。今年も暑くなりそうですし、
このような悲しい事故の起きないよう、皆様どうかご配慮ください。