物理化学V 第一回テスト
1)A→Pなる反応が一次反応速度則に従うとき、[A]=[A]0e-ktとなることを示せ。
2)A+2B→Pなる反応速度則はdx/dt=k2[A][B]で与えられる。この反応速度則の積分形(積分速度式)を誘導せよ。
3)p-ニトロ安息香酸エチルのNaOH水溶液による加水分解を、エステルおよびアルカリの初濃度を等しくして反応させたところ、各時間でのエステルの濃度[A]は次のようになった。
t/min | 0 | 60 | 120 | 180 | 240 |
[A]/M | 0.500 | 0.368 | 0.290 | 0.240 | 0.205 |
物理化学V 第2回テスト
1)酵素反応について,定常状態の近似を用いてMichaelis-Mentenの式を誘導し、最大速度RmaxおよびMichaelis定数 KM=(kb+k'a)/kaの求め方を示せ。
Ka Kb
ただし、 E+S⇔(ES)→P+E
K'a
2)H2+Br2→2HBr の反応機構は複雑であり、開始:Br2→2Br・、成長:Br・+H2→HBr+H・、H・+Br2→HBr+Br・、抑制:H・+HBr→H2+Br・および、停止:Br・+Br・→Br2の4段階からなる。この機構に基づきHBrの生成速度を誘導せよ。また、制御:Br・+HBr→Br2+H・を考慮しなくてよい理由を簡単に述べよ。