物理化学V 第一回テスト

1)A→Pなる反応が一次反応速度則に従うとき、[A]=[A]0-ktとなることを示せ。

2)A+2B→Pなる反応速度則はdx/dt=k2[A][B]で与えられる。この反応速度則の積分形(積分速度式)を誘導せよ。

3)p-ニトロ安息香酸エチルのNaOH水溶液による加水分解を、エステルおよびアルカリの初濃度を等しくして反応させたところ、各時間でのエステルの濃度[A]は次のようになった。
t/min60120180240
[A]/M0.5000.3680.2900.2400.205

 この反応のa)次数、b)速度定数およびc)半減期を求めよ。また、d)反応を90%まで進めるのに要する時間、さらにはe)反応を90%から99%まで9%進めるのに要する時間をそれぞれ求めよ。また、f)9時間後の反応率はいくらか。


物理化学V 第2回テスト

1)酵素反応について,定常状態の近似を用いてMichaelis-Mentenの式を誘導し、最大速度RmaxおよびMichaelis定数 KM=(kb+k'a)/kaの求め方を示せ。
          Ka   Kb
ただし、 E+S⇔(ES)→P+E
         K'a

2)H2+Br2→2HBr の反応機構は複雑であり、開始:Br2→2Br・、成長:Br・+H2→HBr+H・、H・+Br2→HBr+Br・、抑制:H・+HBr→H2+Br・および、停止:Br・+Br・→Br2の4段階からなる。この機構に基づきHBrの生成速度を誘導せよ。また、制御:Br・+HBr→Br2+H・を考慮しなくてよい理由を簡単に述べよ。



以上

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