弾性体・流体の力学 期末テスト 長岡 参照:教科書・自筆ノート
1 無限に広い厚さDのフック弾性体の板を、底面を固定して一様な力で上向きに引き、d(《D)だけ伸ばした。
(1)底面内にx1、x2軸、底面に垂直上向きにx3軸をとり、弾性体内に生じた歪みテンソル、応力テンソルを3行3列の行列の形で示せ。
(2)x2軸に水平でx1x2面と45°傾いた平面に、面の上方にある弾性体から下方にある弾性体に対して働く応力を求めよ。
図略
2 鋼鉄(ヤング率20×1010Pa、ポアソン比0.30)でできた、断面積2.0×10-4m2、長さ1.0mの一様な棒の両端を20Nの力で左右に引いた。棒の断面積、体積はそれぞれどれだけ変化するか。(解答には変化が増加か減少かも明記すること。)
3 非圧縮性のニュートン流体について次の問に答えよ。体積力は働いてないとする。
(1)連続の式とナビエ・ストークス方程式を書け。
(2)流体の流れが一方向を向いている場合、これらの式はどのようになるか。流れの向きにx1軸、それと垂直にx2、x3軸を取れ。
(3)一方向に流れる定常流(流速が時間変化しない流れ)の場合、これらの式はどのようになるか。
4 無限に広い2枚の平らな板が間隔0.10mをおいて平行に置かれており、その間に粘性率1.3×10-3kgm-1s-1の液体が満たされている。上の板を右向き、下の板を左向きに共に一定の速さ0.20ms-1で動かした。
(1)図のように、2枚の板の中天に原点をとり、上の板の運動の向きにx1軸、板に垂直で上向きにx2軸、両者に垂直にx3軸をとる。液体に生じる流れの速度ベクトルV=(v1,v2,v3)を(x1,x2,x3)の関数として求めよ。
(2)流体中の渦度ベクトルを求めよ。
(3)流体から上下の板に働く1m2当たりの粘性力を求めよ。
図略