機器分析演習T 西山(豊)・荒川 期末テスト 参照:機器分析のてびきデータ集のみ可
1)n−ペンタナール,2−ペンタノン,3−ペンタノンのEIマススペクトルを下に示した。どのスペクトルがどの化合物に相当するかを理由をつけて説明せよ。
スペクトル図略(入門機器分析化学p183)
2)下のスペクトルの化合物を推定せよ。またその手順を示せ。
スペクトル図略(CH2=CH-COOH)
3)色素(X)の1x10-3M溶液は450nmで吸光度0.20,620nmで0.05を示す。一方,色素(Y)の1x10-4M溶液は450nmで0.00,620nmで0.42の吸光度を示した。両色素が混合された系のそれぞれの波長における吸光度が0.38および0.71であった。色素(X)および(Y)の濃度を求めよ。但し,測定はすべて1cmのセルを使用している。
4)p-Cymeneの完全デカップリング(COM)法で測定した13CNMRを下に示した。オフレゾナンス(OFR)法ならびにINEPT法を用い13CNMRを測定した際のスペクトルを示せ。またCymeneには3種の位置異性体が考えられるが,それら3種をスペクトル的に見分けるには,どのような方法を利用すれば良いか。またそれらのスペクトルにはどのような差異が生じるか簡単に説明せよ。
スペクトル図略
5)スチレンのベンジル位の1HNMRはt(三重線)に分裂せず、d,d(二重線,二重線)と四本に分裂している。なぜか簡単に説明せよ。
6)下の1HNMR、13CNMR、IR、Massスペクトルより化合物の構造を決定せよ。またなぜそのような構造が推定されたか簡単に説明せよ。
スペクトル図略(ブロモ酢酸エチル)