ある基準にしたがってデータを昇順か降順に並び替えることをいう。
【シェルソート】
ある間隔で要素を取り出した部分列を整列し、更に間隔をつめた部分列を取り出して整列する
方法である。
【バブルソート】
隣り合う要素を比較して、大小の順が逆であれば、それらの要素を入れ替えるという操作を
繰り返して行う方法である。
n個のデータ列をバブルソートを使って並べ替えた場合、比較・交換作業回数は
1から(n─1)までの和、即ちn(n−1)/2になる。
これは、バブルソートの処理速度がデータ列の要素数を2乗したものにほぼ比例する
ことを意味している。よって要素数が2倍になれば、処理速度は4倍になる。
例)
(1)4つの数字の配列の場合、1順目の数字同士の比較回数は3回。
この比較で配列の最後尾にデータの最大値が入る。
この時点であと3つの数字が残る。
(2)2順目の比較で最後から2番目に2番目に大きい値が入る。
2順目の数字同士の比較回数は2回。
この時点であと2つの数字が残る。
(3)残った2つの数字を比較するのが3順目。
2つの数字の比較回数は1回。
以上で終了する。
つまり、数字が4つの場合、3段階に分けて、計6回比較することになる。
式に当てはめると、n(n−1)/2 = 4(4−1)/2
= 6 となる。
【クイックソート】
中間的な基準値を決めて、それより大きな値の要素を集めた区分と小さな値の要素を集めた
区分とに振り分ける。
次にそれぞれの区分の中で同様な処理を繰り返す方法である。
【ヒープソート】
未整列の部分を部分木で表し、そこから最大値又は最小値を取り出して既整列の部分に移す。
この操作を繰り返して、未整列部分を縮めてゆく方法である。
【基本選択法>
データ中の最小値を求め、次にそれを除いた部分の中から最小値を求める。
この操作を繰り返していく方法である。