インクジェット式プリンタ
:インク液を記録媒体に直接吹き付けて印刷する。
レーザプリンタ
:光導電物質を表面に塗布した感光ドラムにレーザ光を当てて
像を作りドラムに付着したトナーを紙に転写して印刷する。
図形やイメージ図も印刷できる。
熱転写プリンタ
:昇華性染料を塗布したフィルムとポリエステル系の樹脂を
コーティングした印刷用紙を重ね合わせ、ヘッドに熱を加えて
インクフィルムの染料を昇華させて印刷する。
感熱式プリンタ
:熱を加えると発色する紙を使い、多数の微小なヒータを1列に
並べたサーマルヘッドで印刷する。
印字方式の違いから2つに分類できる
インパクトプリンタ 印字を機械的な衝撃により行う。
ノンインパクトプリンタ 印字を非衝撃な方法により行う。
印刷単位の違いから3つに分類できる
シリアルプリンタ 1字づつ印字する。
ラインプリンタ 1行づつ印字する。
ページプリンタ 1頁づつ印字する。
これらの組合せのうち実際にあるものを次に示す。
【インパクトラインプリンタ】
・連続用紙を使用する。
・機構:活字ドラム式、活字チェーン式。
1行に印刷できる文字数分の活字があり、打ち出す活字が紙の上に
きたときに機械的な衝撃を与える。
・汎用機(メインフレーム)等で使用する
・参考:諸元は次の通り。
通常問題文中に出ることが多いので記憶の必要はない。
一応の目安としてとらえておけば十分である。
印字速度:500〜2000行/分
複写 :6枚程度まで可能
カラム数:132桁が標準
【インパクトシリアルプリンタ】
・1字づつ印刷する
・印刷方式は3種類ある。
・機械的な機構による活字選択方式(手動タイプライタのイメージ)。
・電気機械的な機構による活字選択方式。
・ドット方式(小さな点の組合せで文字を印刷)→最速かつ一般的
・参考:諸元は次の通り。
通常問題文中に出ることが多いので記憶の必要はない。
一応の目安としてとらえておけば十分である。
印字速度:10〜250文字/秒
【ノンインパクトラインプリンタ】
・低騒音
・図形出力が可能
・印字方式により次の3種類に分類される。
・感熱式:熱で発色する感熱紙にドット方式(上記参照)で印字する。
・インクジェット式:インクをノズルから噴出させて印字する。
インクは電気を帯びており電極で制御する。
通常紙への高速印字が可能である。
・静電式:静電記録紙にインクを静電気で付着させ加熱して定着させる。
・参考:諸元は次の通り。
通常問題文中に出ることが多いので記憶の必要はない。
一応の目安としてとらえておけば十分である。
印字速度:2000〜20000行/分
【ノンインパクトページプリンタ】
・電子写真式(=レーザプリンタとも呼ばれる)
レーザ光線で1ページ分のパターンをつくり電子写真技術を
利用して印刷する。
漢字や画像の出力も自在にできる。