《メモリの種類》
Create:2002/02/11
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   半導体メモリは、RAM(Ramdom Access Memory)とROM(Read OnlyMemory)
   とに分けられる。

【RAM】
   読み出しと書き込みが可能である。
   揮発性である。(電源を落とすと内容が失われる。)
   主記憶やキャッシュメモリに使われる。

【ROM】
   読み出し専用である。
   不揮発性である。(電源を落としても内容は失われない。)
   制御用プログラム書き込み用などに使われる。

   RAMは大きく2つに分けられる。
   SRAM(Static RAM)とDRAM(Dynamic RAM)である。

【DRAM】
   一定時間ごとに記憶保持のための再書き込み(リフレッシュ)を行う必要がる。
   主記憶装置などに使用される。
   その他の特徴として
   ・低速(リフレッシュ中にデータにアクセスできないので)
   ・低価格
   ・消費電力が小さい
   ・回路が単純(コンデンサで構成されている)で、集積度が上げやすい

【SRAM】
   フリップフロップにより構成されており、リフレッシュが不要である。
   キャッシュメモリで使われる。
   その他の特徴として
   ・高速(リフレッシュが必要ないから)
   ・高価
   ・消費電力が大きい
   ・回路が複雑(フリップフロップで構成)で、集積度が上げにくい


   またDRAMには、さらに次のようなものがある。
    (通常の)DRAM:コンデンサの電荷の有無で情報を記憶する。
     EDO DRAM(Extended Data Out DRAM):
              通常のDRAMよりもアクセスを高速化させたもの。
     VRAM:ディスプレイに表示する画像情報を記憶するビデオメモリ
                   のこと。
                ディスプレイの解像度の最大値や最大同時発色数は、VRAM の
                   容量で決まる。

   SRAMはには2つのタイプがある。バイポーラ型とMOS型である。

   CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor):
   P−MOSとN−MOSという2つのトランジスタを組み合わせたICである。
   特徴は、バイポーラ型に比べて、集積度が低く低速ではあるが、消費電力が
   小さくて済むことである。また高密度化を図ることができ、電源からのノイズに
   強いという長所を持つが、静電気に弱いという短所もある。

   バイポーラ(Bipolar):バイポーラトランジスタを使用したICである。

   ROMの方は主に内容の書き込み/書き換え方式から、次のように分類される。
   マスクROM:製造するときに記憶内容を書き込む。
   PROM(Programmable ROM):
         ROMの使用者が電気的に記憶内容を書き込むことができる。
   EPROM(Erasable PROM):
         PROMで記憶内容を紫外線で一括消去して内容を書き換え
         ることができるもの。
   EEPROM(Electrically EPROM):
         EPROMで電気的にブロックまたはバイト単位で
         記憶内容を消去できる。
   フラッシュPROM(フラッシュメモリ):
         PROMで記憶内容を電気的に一括消去して内容を書き換え
         ることができるもの。

   以上を図示する。

   メモリは、大きはRAMとROMとに分けられる、さらにそれぞれつぎのような
   ものがある。
  
  
      RAM──┬──DRAM──┬──(狭義の)DRAM
           |        ├──EDO DRAM
           |        └──VRAM
           └──SRAM──┬──MOS型
                    └──バイポーラ型
      ROM──┬──マスクROM
           ├──PROM
           ├──EPROM
           ├──EEPROM
           └──フラッシュメモリ

     RAM(Ramdom Access Memory)
     |  :読み出しと書き込みが可能である。
     |   揮発性である。(電源を落とすと内容が失われる。)
     |   主記憶やキャッシュメモリに使われる。
     |
     ├─DRAM(Dynamic Random Access Memory)
     | |   :コンデンサに電荷を蓄えた状態か否かによって1ビットを
     | |    表現する。
     | |    主記憶に広く使われており,記憶内容を保っておくために
     | |    データの再書込みを常に行う必要がある。
     | |    集積度が高く,記憶容量当たりのコストが安い。
     | |    2〜3ミリ秒ごとに再書き込み(リフレッシュ)を行い
     | |    記憶内容を保持する。
     | |    低速ではあるが、低価格であり消費電力も小さい。
     | |
     | ├─(通常の)DRAM
     | |   :コンデンサの電荷の有無で情報を記憶する。
     | |
     | ├─EDO DRAM(Extended Data Out DRAM)
     | |   :通常のDRAMよりもアクセスを高速化させたもの。
     | |
     | └─VRAM:ディスプレイに表示する画像情報を記憶するビデオメモリ
     |        のこと。
     |        ディスプレイの解像度の最大値や最大同時発色数は、VRAM の
     |        容量で決まる。
     |
     └─SRAM(StaticRandom Access Memory)
           :高速であるが製造コストが高い。
            フリップフロップにより構成されており、リフレッシュが
            不要である。
            DRAMよりも高速であるが、消費電力は大きい。
            格納しているデータを保持する処理が不要なメモリであり
            データを速く読み出せるので,キャッシュメモリとして
            よく用いられる。

     ROM(Read Only Memory)
     |   :製造時にデータが書き込まれる。
     |    マイクロプログラム格納用メモリとして用いられる。
     |    読み出し専用である。
     |    不揮発性である。(電源を落としても内容は失われない。)
     |    制御用プログラム書き込み用などに使われる。
     |
     ├─マスクROM:製造するときに記憶内容を書き込む。
     |
     ├─PROM(Programmable ROM)
     |     :ROMの使用者が電気的に記憶内容を書き込むことができる。
     |
     ├─EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)
     |     :専用の装置でデータを書き込むことができ記憶内容を紫外線で
     |      一括消去して内容を書き換えることができるもの。
     |
     ├─EEPROM(Electrically EPROM)
     |     :EPROMで電気的にブロックまたはバイト単位で
     |      記憶内容を消去できる。
     |
     └─フラッシュメモリ
           :バックアップ電源が不要で,PROMで記憶内容を電気的に全部
            又は一部分を消して内容を書き換えることができるもの。

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