【直接編成ファイル (direct file)】
レコードのキーをアドレスに変換して、変換されたアドレスを用いて、ファイルの読み書き
を行う。
データの記録場所に関係なく、各レコードがもっているアドレスによって、レコードに直接
アクセス(random access) のみができる。
レコードキーが異なるにもかかわらず、キーのアドレス変換時に格納アドレスが同じになる
シノニム(synonym) の管理が必要で、記憶効率が悪くなることがある。
【順編成ファイル (sequential file)】
書き込んだ順番にレコードが記録されているファイル。
順次アクセスだけができる。
【区分編成ファイル】
メンバと呼ぶデータ領域と、メンバの情報を管理するディレクトリで構成する。
プログラムの格納に適している。
【索引編成ファイル (indexed file)】
レコードを記録する領域と、レコードのキー情報を記録する領域で構成する。
正確には索引編成ファイルについては、2つの領域の他に「あふれ領域」が必要である。
順次アクセスと直接アクセスのどちらの方法でも処理が可能である。
あふれ域があるのでファイルを全体を作り直す必要はないが、あふれ域に格納されているデータは
探索時間がかかるので、必要に応じて再編成が必要になる。
主に大規模な磁気ディスク系のファイルで使われる。