《性能評価》
Create:2002/02/11
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【スループット】
   一定の時間内にシステムによって処理される仕事量を表す用語。
   単位時間内に処理できるトランザクションやジョブの件数は、システムの性能評価をする際に
   重要である。

【アクセスタイム】
   文字の通りアクセスする時間。
   例)
    磁気ディスクの場合
       平均回転待ち時間+平均位置決め時間+データ転送時間

【オーバーヘッド】
   コンピュータを使用する際に、その仕事には直接関係なく一見無駄に思えるが、実際には
   必要な時間。

【ターンアラウンドタイム】
   コンピュータにプログラムやデータが入力されてから、処理結果が出力されるまでの時間。

       |←──ターンアラウンドタイム───→|
       |                  |
       |     |←応答時間→|     |
    ───┴─────┴──────┴─────┴───
       ↑     ↑      ↑     ↑
      処理開始  コマンド   最初の   出力完了
            送信指示   出力開始

【応答時間 (レスポンスタイム)】
   コンピュータシステムに対して問合せ又は要求の終わりを指示してから利用者端末に最初の
   処理結果のメッセージが出始めるまでの時間をいう。

【サイクルタイム】
   CPUなどの1周期を言う。

【MIPS (Million Instruction Per Second)】
   CPUが1秒間に何百万回の命令を実行できるかということを表したもの。
   CPU の性能評価を行うときに使われる評価尺度の1つ。
   例)
    1秒間に500万(5,000,000) 回の命令を実行するCPUは5MIPSである。

【FLOPS (Floating Operations Per Second)】
   浮動小数点演算を1秒間に何回実行できるかを表す単位。
   科学技術計算用の性能指標として使われる。

【命令ミックス】
   プロセッサがもつ各命令の実行時間の加重平均(命令の使用頻度によって重み付けを行うこと)
   から MIPS 値を求めることを命令ミックスと言う。
   命令ミックスの例として、科学技術計算で使われるギブソンミックス(gibson mix)、
   事務計算で使われるコマーシャルミックス(commercial mix)がある。

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