江沢民の早稲田講演

「歴史を鏡として、未来を切り開こう」1998.11.28

　中国と日本は一衣帯水の隣国であり、両国とも悠久な歴史を有しています。私は少年時代から、千余年前の中国の唐代に、私の古里揚州の鑑真和上が艱難困苦や危険をものともせず、六回も日本への渡航を試み、たびたびの失敗にもめげず、ついに中国の仏教、医薬学、建築、彫刻などを日本に伝え、当時の中日文化交流を促す傑出した代表になったことを知っています。中日両国人民の友好往来は悠久なる歴史を持っています。お互いに与えた影響の大きさ、またそれが続いた時間の長さは、世界の歴史の中でもまれに見るものであります。