青春の遣唐使 王 勇 |
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「青春の遣唐使」をテーマに、八回連載というものだが、執筆の最中に中日関係が悪化し、北京や上海そして地元の杭州でも「反日」デモが勃発した。 こんな時こそ遣唐使時代の友好交流の歴史を振り返るべく、エッセイーを書く難しさを噛みしめながら、夜を徹して書斎に閉じ込めること一度ならずあった。 八回の連載では、阿部仲麻呂、吉備真備、藤原貞敏、弁正、羽栗兄弟、空海、智蔵、井真成を順次に取りあげている。各地の新聞掲載は五月に始まり、今は十数社に達しているという。 末筆ながら、執筆のチャンスを与え、飴(褒めること)と鞭(締切催促)の両方をうまく使い分けて督促してくれたIS氏の友情に、深甚な謝意を捧げたい。 |