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2000 与四死球ランキング リリーフ編
リリーフ投手の与四死球ランキングだ.
9イニングあたりの値で比較する.

式は =与四死球÷投球回×9

  名前 四死球  S 防御率 投球回 被打率
1 ペドラザ 0.89 51 3 4 35 2.15 50 1/3 0.192
2 森中 聖雄 1.68 53 6 2 2 2.38 64 1/3 0.181
3 前田 幸長 1.84 41 5 4 0 3.78 97 2/3 0.222
4 小倉 恒 1.96 48 9 5 10 2.98 105 2/3 0.230
5 長冨 浩志 2.00 38 1 1 0 2.00 27    0.220
6 木塚 敦志 2.02 46 7 3 18 2.89 62 1/3 0.206
7 森 慎二 西 2.29 58 5 6 23 1.83 78 2/3 0.188
8 三沢 興一 2.33 41 1 1 1 2.33 65 2/3 0.267
9 高津 臣吾 2.34 35 0 1 29 2.08 34 2/3 0.246
10 篠原 貴行 2.36 57 9 3 2 3.18 76 1/3 0.229
11 山本 樹 2.42 44 1 5 1 3.29 52    0.246
12 ギャラード 2.68 51 1 2 35 2.68 47    0.213
13 吉田 篤史 2.77 39 7 8 0 4.05 91    0.285
14 大塚 晶文 2.81 39 1 3 24 2.38 41 2/3 0.208
15 デニー 西 2.87 48 1 3 1 3.38 53 1/3 0.257
16 柏田 貴史 2.89 50 2 0 0 2.89 53    0.211
17 福盛 和男 2.97 40 6 6 10 3.58 88    0.273
18 吉田 修司 3.01 69 9 3 1 3.01 95 2/3 0.244
19 正津 英志 3.04 42 5 2 0 4.47 50 1/3 0.258
20 ウォーレン 3.05 36 3 2 16 4.35 41 1/3 0.281

ペドラザは1試合投げても四死球が1個に満たないという精密機械ぶり.
やはりストッパーはコントロールがよくないとファンの心臓に悪い.
森慎二,大塚に制球力がついてきたようなので,
所沢と大阪での「救心」の売上げは伸び悩むだろう.

5位は球界最年長投手長富40歳.
これぞ投球術!

ルーキーの木塚はリーグ3位の25セーブポイントをあげた.
サイドハンドから145キロほどのストレートをびしびし投げ込む.
まるでベースを通過してからミットにおさまるあいだにも浮きあがってくるような球で,
バッターはかなりてこずっているようだ.

 

今度は与四死球の多い順だ.

  名前 四死球  S 防御率 投球回 被打率
1 原田 健二 8.31 58 0 0 1 4.45 30 1/3 0.268
2 岩下 修一 8.01 44 1 0 0 3.86 30 1/3 0.184
3 奈良 将史 7.00 33 1 1 0 4.00 36    0.234
4 牧野 塁 6.29 34 2 3 2 3.14 48 2/3 0.208
5 高橋 功一 5.74 49 2 2 0 4.97 58    0.251
6 石毛 博史 5.63 46 2 4 1 3.61 62 1/3 0.211
7 藤井 秀悟 5.57 31 1 0 0 4.73 32 1/3 0.207
8 吉野 誠 5.40 34 0 4 0 3.99 38 1/3 0.287
9 下柳 剛 4.90 36 8 4 0 4.52 93 2/3 0.234
10 高橋 建 4.81 50 5 9 4 3.93 112 1/3 0.220
11 谷中 真二 西 4.72 32 2 2 0 3.25 55 1/3 0.227
12 高橋 一正 4.71 31 0 1 0 4.08 28 2/3 0.274
13 カルロス 4.57 42 7 4 4 5.26 104 1/3 0.273
14 竹清 剛治 4.46 44 2 4 0 4.70 74 2/3 0.258
15 河原 隆一 4.37 47 2 2 2 3.47 59 2/3 0.266
16 石井 弘寿 4.24 45 4 3 0 3.30 76 1/3 0.244
17 岡島 秀樹 4.11 56 5 4 7 3.11 72 1/3 0.203
18 河野 昌人 4.10 46 4 5 9 4.52 63 2/3 0.272
19 五十嵐 亮太 4.06 56 11 4 1 3.11 75 1/3 0.160
20 高橋 憲幸 4.01 31 4 1 1 3.16 42 2/3 0.250

原田,岩下はともに左のワンポイントのため,
9イニングあたりの与四死球の値が高くなる事情もわかる.

というのもたとえば原田の場合.
近鉄戦で3番中村(右打者),4番ローズ(左),5番吉岡(右)という打順で,
ローズのところでワンポイント登板したとする.
そこできわどいコースを責めるもフォアボール.
そうなると当然大島監督は原田の交代を告げる.
すると原田の記録は投球回ゼロで四球1.
つまり分母が増えずに分子だけが増えることになる.

というわけで9イニングあたりの値で比較すると,
投球回より登板試合数のほうが多いようなワンポイントピッチャーには不利になる.

とはいえそういう事情があったとしても,
原田と岩下はもっと制球力をみがくべきなのは明らかだが.

奈良と牧野は剛球タイプ.
ルーキーだった奈良はともかく,
今年9年目27歳になる牧野は安定感がほしい.

 

ちなみに先発投手とは昨年70イニング以上投げ,
かつ先発試合が登板試合の40%以上である投手とした.
(もちろんぼくが勝手に決めただけで根拠はありません)

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