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2001 与四球率ランキング 先発投手編

  名前 チーム S 防御率 投球回 被打率 与四球
1 野口 茂樹 中日 26 12 9 0 2.46 193 2/3 0.233 1.30
2 小倉 恒 オリックス 26 10 7 0 3.62 164    0.253 1.43
3 野村 弘樹 横浜 14 4 5 0 4.44 75    0.292 1.80
4 小宮山 悟 横浜 24 12 9 0 3.03 148 2/3 0.270 1.82
5 上原 浩治 巨人 24 10 7 0 4.02 138 2/3 0.255 1.82
6 若田部 健一 ダイエー 22 6 4 0 4.40 106 1/3 0.310 1.95
7 佐々岡 真司 広島 32 7 10 7 3.59 140 1/3 0.286 1.99
8 黒田 博樹 広島 27 12 8 0 3.03 190    0.244 2.13
9 黒木 知宏 ロッテ 17 11 4 0 3.02 125    0.223 2.16
10 田之上 慶三郎 ダイエー 29 13 7 0 3.77 171 2/3 0.260 2.20
11 入来 智 ヤクルト 24 10 3 0 2.85 129 1/3 0.246 2.23
12 川上 憲伸 中日 26 6 10 0 3.72 145    0.278 2.23
13 前田 幸長 中日 36 4 10 0 3.41 103    0.252 2.27
14 バーグマン  近鉄 18 10 4 0 4.18 107 2/3 0.278 2.34
15 加藤 伸一 オリックス 27 11 7 0 3.69 168 1/3 0.273 2.41
16 山本昌  中日 28 10 13 0 3.63 163 2/3 0.266 2.42
17 メイ  巨人 26 10 8 0 4.13 159    0.272 2.55
18 星野 順治 ダイエー 30 13 9 0 4.35 175 2/3 0.288 2.56
19 前田 浩継 ヤクルト 28 7 10 0 3.93 146 2/3 0.290 2.70
20 ミンチー  ロッテ 30 12 14 0 3.26 204 1/3 0.254 2.77

9イニングあたりの与四球数のランキングだ。与四球率とは、与四球÷投球回×9である。

 

1位は野口。1試合投げて、与える四球はわずか1.30個。被打率も7位で、欠点が見つからない。野口に匹敵するのは黒木。ヒットを打たれず、四球を出さずで、攻略の糸口がない。小倉、上原、黒田、入来兄も好投し、2ケタ勝利にふさわしい内容だ。

与四球率では6位の若田部だが、被打率ではワースト1位だった。ストライクが多すぎても危険である。3位の野村も3割近く打たれてしまった。

リーグの差が顕著だ。打者有利のパ・リーグからランク入りは8人だけ。逆に、下のワーストランキングでは14投手がパ・リーグだった。

 

  名前 チーム S 防御率 投球回 被打率 与四球
1 ヤーナル  オリックス 15 4 3 0 3.93 73 1/3 0.201 5.77
2 前川 勝彦 近鉄 28 12 9 0 5.89 140 2/3 0.271 5.44
3 福原 忍 阪神 39 9 12 1 3.13 129 1/3 0.260 4.94
4 高村 祐 近鉄 21 5 9 0 4.92 93 1/3 0.291 4.82
5 三井 浩二 西武 29 3 3 0 5.22 88    0.292 4.70
6 サンダース  日本ハム 24 3 5 0 4.36 86 2/3 0.269 4.67
7 西口 文也 西武 28 14 9 0 4.35 165 1/3 0.251 4.63
8 山村 宏樹 近鉄 23 7 6 0 5.83 92 2/3 0.277 4.56
9 パウエル  近鉄 14 4 5 0 4.95 80    0.275 4.50
10 松坂 大輔 西武 33 15 15 0 3.60 240 1/3 0.214 4.38
11 加藤 康介 ロッテ 34 9 10 0 4.11 140    0.256 4.37
12 中村 隼人 日本ハム 15 6 3 0 3.94 89    0.241 4.25
13 石井 一久 ヤクルト 27 12 6 0 3.39 175    0.216 4.22
14 横山 竜士 広島 21 2 6 0 4.10 85 2/3 0.277 4.20
15 金村 曉 日本ハム 25 7 13 0 4.89 141 2/3 0.300 4.19
16 井川 慶 阪神 29 9 13 0 2.67 192    0.249 4.17
17 ラジオ  ダイエー 22 9 6 0 4.31 125 1/3 0.304 4.16
18 ハンセル  阪神 27 5 13 0 3.49 162 1/3 0.245 4.16
19 長谷川 昌幸 広島 22 9 6 0 3.22 137    0.250 4.14
20 許 銘傑 西武 27 11 6 0 3.47 140    0.268 4.11

ヤンキースが見限った理由はここにあったか。被打率1位のヤーナルだが、与四球率もワースト1位。73イニングで実に47個もの四球を出した。制球力さえあれば、ペティートに次ぐ左腕として、今ごろヤンキースのローテーションの一角を占めていたかもしれない。

松坂、石井は相変わらず。前川もこれはもはや彼の個性だ?とあきらめたほうがよさそう。加藤、隼人、井川は、まだ若く、長い目で見たい。気がかりなのは、福原と西口。ともに自己最多の四球数を記録した。うかうかしていると、若手にその座を奪われる恐れがある。

 

(与四球率とは、与四球÷投球回×9である。
このランキングは、70投球回以上で、かつ10先発以上の投手から選んだ。この条件に当てはまる投手は、両リーグで61名だった。)

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