リピータ / ブリッジ
■ リピータ。Repeater。 物理層で動作するネットワークデバイス。 減衰してしまった電気信号を増幅したり、 形の崩れてしまったパルスを再整形したりして、 受信したビット信号を、より遠くまで伝送できるようにする。 ふつう単にリピータといえば、 伝送ケーブルと伝送ケーブルを1対1で連結する形態のものを指す。 主に10BASE5と10BASE2で使用された。 これをマルチポートにしたものがハブであり、 10BASE-Tの登場以来、広く使われている。 ■ ブリッジ。Bridge。 データリンク層で動作するネットワークデバイス。 受信したフレームの送信元MACアドレスを学習するとともに、 宛先MACアドレスに対応するポートだけに転送するもの。 ただし、ブロードキャストフレームは全ポートに転送する。 ブリッジはふつう、この処理をソフトウェアベースで行なうが、 これをASICによるハードウェア処理に置き換え、 転送を高速化したのがスイッチである。 このほかにも、 ブリッジはポート数が少ないがスイッチは多い。 ブリッジは半二重だが、スイッチは全二重。などの違いがある。 以上。 2004/03/25 pm