デシベルの計算
■ デシベルとは? 単純に比の値を対数表示したもの 主にエレクトロニクスの世界で、 増幅または減衰の程度を表すために用いる 増幅または減衰の前後の絶対値をP1、P2とすれば、 デシベルは以下のように表現される デシベルの定義=10log(P2/P1) ■ デシベルの計算 対数の一般的性質として、 普通の掛け算は足し算になり、割り算は引き算になる。 このため、増幅や減衰の度合いをあらかじめデシベルで表現しておけば、 増幅または減衰を複数回行った場合の、 総増幅量、総減衰量の計算が極めて簡単になる。 たとえば、光アンプや接続コネクタを 線路上に複数個設置するなどはよくあることだが、 こうした場合の計算に、非常に便利である。 10log(P3/P1)=10log((P2/P1)×(P3/P2))=10log(P2/P1)+10log(P3/P2) ■ 倍率表記との換算 エネルギーを2倍に増幅するならば、 デシベル値は3dBになる。 エネルギーが半分に減衰するならば、 デシベル値は-3dBになる。 主要なものは憶えておくと良い。 +--------+--------+--------+--------+--------+--------+ | 1/10 | 1/5 | 1/2 | 2倍 | 5倍 | 10倍 | +--------+--------+--------+--------+--------+--------+ | -10dB | -7dB | -3dB | 3dB | 7dB | 10dB | +--------+--------+--------+--------+--------+--------+ 以上。 2004/02/27 pm