Linuxコマンド 覚え書き
■ 編集機能。 カーソルを右に移動する。 Ctrl+F (または→) カーソルを左に移動する。 Ctrl+B (または←) カーソル位置の文字を削除する。 Ctrl+D (またはDelete) コマンド入力を自動的に補完する。 Tab 補完候補を一覧で表示する。 Tab→Tab ■ ヒストリ機能 直前に入力したコマンドを表示する。 Ctrl+P (または↑) 直前に入力したコマンドを(表示しないで)実行する。 $ !! コマンドの入力履歴を一覧表示する。 $ history ヒストリ番号を指定して実行する。 $ !897 ■ インクリメンタルサーチ機能 インクリメンタルサーチモードに入ると、 コマンド履歴から特定のコマンドを検索することができる。 Ctrl+R インクリメンタルサーチモードで検索文字列を入力すると、 該当する最後のコマンドが表示される。 (reverse-i-search)’pi’: ping www.yahoo.co.jp これを実行する場合は、Enter。 次候補を表示する場合は、Ctrl+R。 検索を終了する場合は、Escキーを押下する。 ■ ディレクトリ間の移動 ホームディレクトリに移動する。 $ cd ~ ($ cd) ホームディレクトリ配下のディレクトリに移動する。 $ cd ~/music 1つ上の階層に移動する。 $ cd .. 2つ上の階層に移動する。 $ cd ../../ 直前にいたディレクトリに移動する。 $ cd ~- ■ ファイルリストの表示 現在のディレクトリのファイルを一覧表示する。 $ ls 隠しファイル(ドット付き)を含む全てのファイルを一覧表示する。 $ ls -a 特定のディレクトリのファイルを一覧表示する。 $ ls /dev ■ ワイルドカード 各種ワイルドカードの使い方。 拡張子が.tifのファイルを検索表示する。 $ ls /image/*.tif 拡張子が3文字のファイルを検索表示する。 $ ls /image/*.??? 拡張子がgifまたはtifのファイルを検索表示する。 $ ls /image/*.{gif,tif} ファイル名にx,y,zが含まれるものを検索表示する。 $ ls /image/[x-z]* ■ ファイル内容の表示 特定のファイルの内容を最後まで続けて表示する。 オプションとして-nを指定すると、行番号をつけて表示できる。 $ cat date.txt 特定のファイルの内容を1画面分ずつ分割して表示する。 - 最後まで表示し終わった後、自動的にプロンプトに戻る。 $ more date.txt 特定のファイルの内容を1画面分ずつ分割して表示する。 - ユーザがqを入力することにより、手動でプロンプトに戻る。 $ less date.txt 1行送るにはEnter。次頁はSpaceキー。前頁に戻るにはBキー。 ■ パーミッション関連 ディレクトリ内の全ファイルのパーミッションを一覧表示する。 $ ls -l 特定のファイルのパーミッションを変更するコマンド。 %chmod 764 abc.html ■ リダイレクション機能 一般的なUNIXシステムの初期設定では、 標準出力はモニター、標準入力はキーボードである。 シェルのリダイレクション機能は、これをファイルに変更することができる。 標準出力をファイルにする。 ただし同名のファイルがある場合、内容を上書きする。 $ date > date.txt 標準出力をファイルにする。 ただし同名のファイルがある場合、最後の行に追加する。 $ date >> date.txt ファイルをコピーする。 $ cat < date.txt > date2.txt ■ パイプ機能 コマンドの標準出力を 別のコマンドの標準入力と接続するシェルの機能を、パイプという。 あるコマンドで処理した結果を、次のコマンドで処理させることができる。 Ex) ファイル一覧からaを含むファイル名を検索表示する。 $ ls | grep a* Ex) カーネルの出力情報を1ページづつ表示する。 $ dmesg | less Ex) ホームディレクトリにあるディレクトリのサイズ(MB)を、 大きい順に、1ページづつ表示する。 $ du ?m ~ | sort ?nr | more ■ シェルの動作設定 現在設定されている変数を一覧表示する。 $ set 特定の変数の値を確認する。例えばホスト名を確認する。 $ echo $HOSTNAME 特定の変数の値を置き換える。例えばヒストリサイズを500にする。 $ HISTSIZE=500 ■ エイリアス機能。 長いコマンドや細かいオプションを付けたコマンドで、良く使うものは、 別名(エイリアス)を設定しておけば、入力文字数を低減できる。 現在設定されているエイリアスを一覧表示する。 $ alias 新規にエイリアスを設定する。 $ alias yahoo="ping www.yahoo.co.jp" 既存のエイリアスを削除する。 $ unalias yahoo 日常的に使用する場合には~/.bashrcに記述するべき。 ■ ユーザの追加 新しいユーザを追加する。ルート権限でのみ可能。 # useradd newuser 新しいユーザのパスワードを設定する。 # passwd newuser 既存ユーザのパスワードを変更する。 既存アカウントでログインして、下記のコマンドを入力。 # passwd ■ ウィンドウマネージャの変更 ウィンドウマネージャを変更する。 [Redhat Linux] $ switchdesk GNOME [TurboLinux] $ turbowmcfg [Vine Linux] $ setwm gnome 今使っているウィンドウマネージャを確認する。 [Vine Linux] $ setwm status ■ Xの起動 Xウィンドウシステムを起動する。 # startx ■ コンソールの切り替え Linuxは6つのコンソールを切り替えて操作できる。 [Ctrl]+[Alt]+[F1〜F6] ■ コンソールの日本語表示 コンソールに日本語を表示する。 $ kon 通常のコンソールモードに戻る。 $ exit [ kon = Kanji on Linux Console ] ■ システムの終了 システムを終了する。 # shutdown -h now システムを再起動する。 # shutdown -r now ■ RPMパッケージのインストール RPM(Redhat Package Manager)とは、 Redhat Linux系のディストリビューションや、 Turbolinuxで採用されているプログラムの配布形式である。 この形式で配布されているプログラムをRPMパッケージと呼び、 拡張子として.rpmが付けられている。 RPMパッケージのインストールや更新、削除の操作は、 すべてrpmコマンド群を使用する。 RPMパッケージをインストールする。 # rpm -ihv パッケージ名.rpm -iオプション 新規にインストールする。 -hオプション インストールされるプログラム名を表示する。 -vオプション インストールの進行状況を表示する。 ■ RPMパッケージの検索と更新 すでにインストールされているRPMパッケージを検索する。 # rpm ?qa | grep 検索する文字列 すでにインストールされているRPMパッケージを更新する。 # rpm ?Uhv パッケージ名.rpm すでにインストールされているRPMパッケージを削除する。 元に戻すことはできないので注意すること。# rpm ?e パッケージ名.rpm ■ ソースファイルのインストール プログラムを、ソースファイルから直接インストールする。 1) ソースファイルをインストールしたい場所にコピーする。 $ cp ########.tar.gz /user/src 2) ソースファイルを展開する。 上記の場所に、自動的に同名のディレクトリが作成される。 $ tar ?xvzf ########.tar.gz 3) 作成されたディレクトリに移動する。 $ cd /user/src/######## 4) システムの環境を調査する。 コンパイルして、実効形式のファイルを生成する。 $ ./configure $ make 5) インストールに先立って、 root権限を持ったスーパーユーザになる。 root権限でログインするときのパスワードが必要。 $ su -l Password:XXXXXXXX 6) インストールする。 # make install ■ 圧縮ファイルの展開 .tar拡張子の圧縮ファイルを展開する。 tarコマンドは複数のファイルをまとめるだけで圧縮はしていない。 $ tar ?xvf 圧縮ファイル名.tar .gz拡張子の圧縮ファイルを展開する。 gzipコマンドはtarコマンドで束ねたファイル群を圧縮する。 $ gzip ?d 圧縮ファイル名.gz .tar.gz拡張子の圧縮ファイルを展開する。 $ tar ?xvzf 圧縮ファイル名.tar.gz ■ フロッピーディスクのフォーマット 1.44MBフロッピーディスクを物理的にフォーマットする。 $ fdformat /dev/fd0H1440 Linux用のext2ファイルシステムを作成する。 $ /sbin/mkfs ?t ext2 /dev/fd0 Windows/MS-DOS用のファイルシステムを作成する。 $ /sbin/mkfs ?t msdos /dev/fd0 ■ フロッピーディスクのマウント フロッピーディスクをマウントする。 $ mount /mnt/floppy フロッピーディスクに移動する。 $ cd /mnt/floppy フロッピーに保存されているファイルの一覧を表示する。 $ ls -l フロッピーディスクへのマウントを解除する。 $ umount /mnt/floppy ■ CD-ROMのマウント CD-ROMにマウントする。 $ mount /mnt/cdrom CD-ROMに移動する。 $ cd /mnt/cdrom CD-ROMに保存されているファイル一覧を表示する。 $ ls ?l CD-ROMを取り出す。 $ cd [マウントポイントのディレクトリから離脱する] $ eject CD-ROMを取出せば、自動的にマウントが解除される。 ■ ハードディスクのメンテナンス ハードディスクの空き容量を調べる。 $ df ■ ドライバの読み込み すでにシステムに組み込まれている ドライバのモジュールを一覧表示する。 # lsmod 新しいドライバのモジュールを読み込む。 # modprobe [モジュール名] モジュールが、起動時に必ず読み込まれるように設定する。 /etc/modules.conf alias eth0 [モジュール名] ■ ネットワークの設定 ネットワークカードを活動状態にする。 # ifconfig eth0 up ネットワーク設定を表示する。 # ifconfig ネットワーク設定を変更する。 [Redhat Linux] # netconfig [Turbolinux] # turbonetcfg ネットワーク設定を確認する。 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 ■ ファイル共有 ネットワーク上のWindowsマシンとのファイル共有。 Windows共有フォルダをマウントする。 # smbmount //hostname/folder /mnt/win ?o Password: Windows共有フォルダに移動する。 # cd /mnt/win Windows共有フォルダのマウントを解除する。 # smbumount /mnt/win 上記は、Sambaサーバの設定が前提なので注意する。 以上。 2004/03/15 pm