携帯電話


■ 第1世代の携帯電話(1G)。

  アナログ携帯電話のこと。
  1980年代に自動車電話として提供されていたものを、
  重いながらもそれなりに持ち歩けるようにした電話。
  既に日本ではサービスが終了している。

  変調方式にFM、多元接続にFDMAを使用する。
  800MHz帯の周波数を50kHz帯の周波数に分割した上で、
  この中に、音声チャンネルを4つまたは8つ多重する。
  (1チャネルあたり12.5kHzまたは6.25kHz。)

■ FDMA。Frequency Division Multiple Access。

  周波数分割多元接続。

  無線通信において、
  利用できる周波数帯域全体をいくつかの帯域に分割し、
  各帯域に個別のチャンネルを割り当てることで、
  複数の発信者が同時に通信を行うことができるようにする技術。

■ 第2世代の携帯電話(2G)。

  デジタル携帯電話(PDC:Personal Digital Cellular)のこと。
  第2世代では、国内規格を統一し、事業者間の通話を実現した。
  1993年以降、爆発的な普及をしている。

  多元接続にはTDMAを使用する。
  800MHz帯と1.5MHz帯から複数の搬送波を切り出し、
  これらをさらに時分割して、複数チャネルの多重化を行なう。

  フルレートでは、1つの搬送波に3チャネルを多重、
  チャネルあたり11.2kbpsの通信速度を実現している。
  またハーフレートでは、1搬送波あたり6チャネルを多重し、
  5.6kbpsの通信速度を実現している。

■ TDMA。Time Division Multiple Access。

  時分割多元接続。

  無線通信において、
  1つの周波数を一定の時間間隔で分割することで
  複数のタイムスロットを確保しておき、
  個々のタイムスロットに1通話チャネルを割り当てる技術。

■ 第2.5世代の携帯電話(2.5G)。

  cdmaOneのこと。
  米国のCDMA Development Group(CDG)の商標であるが、
  日本では日本移動通信(現KDDI)のサービスで有名になった。

  cdmaOneは、多重化方式にCDMAを用いるため、
  ハンドオーバー時の瞬断がなく高速移動時も通話品質が安定している
  音声品質が良い、データ伝送速度が速い、などの特長がある。

  またcdmaOneは、基本的には2Gの技術やインフラを利用するが、
  3Gと同じCDMA方式を採用しているため、3Gへの移行が容易であることから、
  2.5Gと呼ばれている。

■ CDMA。Code Division Multiple Access。

  符号分割多元接続。

  無線通信において、
  通話チャネルごとに異なる符合(code)を付加して処理することで、
  複数チャネルの多重と分離を可能にする技術。

  送信側では、
  各チャネルに特殊な符号を加えて処理し、これを送信する。
  このとき、符号は音声チャネルごとに異なるものを使用するので、
  互いに全く違うパターンのデジタル信号が生成される。

  受信側では、
  これと同じ符号(Code)を加えて再処理を行なう。
  すると、もとのデジタル信号が再生できるようになっている。

■ 第3世代の携帯電話(3G)。

  第3世代では、国際的な仕様統一が図られ、
  ITUのリードによって5つの無線規格が策定された。この総称を、
  IMT-2000(International Mobile Telecommunication 2000)という。
  いずれもCDMA(DS-SS)方式を使用している。

  日本では、NTTドコモ、KDDI(au)が対応サービスを開始しており、
  2001年以降、第三世代サービスは着実に普及しつつある。

  (1) W-CDMA。下り384kbps/上り64kbps。
      日本では、NTTドコモが採用している。

  (2) CDMA2000 1x。下り144kbps/上り64kbps。
      日本では、KDDI(au)が採用している。

■ 第4世代の携帯電話(4G)。

  第4世代携帯電話は、2010年の完成を目指し、
  下記のような要求条件を前提に、検討されている。

  ・データ通信速度のさらなる高速化 → 100Mbpsの実現。
  ・IPとの親和性が高いフレキシブルなシステムにする。
  ・無線LANやIPv6にも対応させる。

■ PIAFS。PHS Internet Access Forum Standard。

  PHSデータ通信の標準規格。

  PHSの音声の符号化速度は32kbpsである。
  PHSの有線区間のネットワークはISDNを使用するため64kbpsである。
  このPHSの32/64kbpsの網内速度を用いて
  データ通信を行うための標準プロトコルをPIAFSという。

  PIAFSは現在、
  モバイル・インターネット・アクセス・フォーラムによって標準化されており、
  以下のような標準仕様がある。

  PIAFS1.0。最大32kbps。1996年4月〜。
  PIAFS2.0。最大64kbps。1998年10月〜。
  PIAFS2.2。最大64kbps。________

以上。

2004/02/20 pm


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