PLC / Power Line Communication
■ PLC。Power Line Communication。 一般家庭に敷設されている電力供給用の配電線に ネットワーク接続用の周波数帯域を重畳する技術。 宅内LANや高速インターネット接続への活用が期待されている。 国内外で開発・実用化が進められており、 条件が整えば、数十Mbps程度の伝送が可能である。 ■ 技術的な課題。 (1) 他の無線通信との干渉。 屋外で使う場合、架空配電線が構造上アンテナとして機能し、 アマチュア無線等と干渉をする恐れがある。 また電波法により、周波数帯が10〜450kHzに限定されている。 (2) 狭帯域ノイズの発生。 宅内でインバータ家電を使用した場合、 特定の周波数帯にバースト雑音が発生し、通信品質が低下する。 ノイズに強いOFDM変調方式を採用することで解決できる。 (3) 低インピーダンス機器。 通信信号が電気抵抗(インピーダンス)の低い機器の方に 吸い込まれてしまうため、モデムに導くことが困難。 各コンセントにインピーダンスアッパーを設置すれば解決できる。 以上。 2002/08/18 pm