PPPoEブリッジ機能とは


ブロードバンドルータの機能の1つ。
LAN側の特定のホストからのPPPoE接続を
WAN側に透過的にブリッジングするというもの。
ルータ機能付きADSLモデムにも、この機能を持つものがある。

プロバイダからPPPoEを2セッション以上許可されている場合には、
ルータ自身が行っているPPPoE接続を切断することなく、
LAN内ホストからの新しいPPPoEセッションを張ることができる。

また、当該端末がPPPoEブリッジを使用している最中でも、
LAN内の他のホスト(非PPPoEホスト)は、ルータを介して、
通常どおりインターネット接続ができる。

> たとえばADSLプロバイダが、
> 通常のIPユニキャストによる接続サービスを提供するのと同時に、
> IPマルチキャストによるIP放送サービスを提供するとします。
> 
> このとき、エンドユーザからのPPPセッションを、
> あらかじめIPマルチキャスト用とIPユニキャスト用の2種類に分けておけば、
> センター側のBAS装置が、そのIDを見て、
> 簡単に接続先を振り分けられるので便利です。
> 
> たとえば、ルータ機能付きADSLモデムを貸与している場合には、
> ルータ本体からのPPP接続は当然必要ですが、
> それ以外に、LAN内のホストからのPPPoE接続を確立してもらう、
> ということになります。
> 
> 通常、PPPoEがルータを通過することは、ありえません。
> しかし、これを無理やり透過してしまうのが、PPPoEブリッジングです。
> 現在では、多くのブロードバンドルータやADSLモデムが、
> このPPPoEブリッジ機能を持っています。

2003/08/08 pm


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