Redhat系Linuxを構成する主要なディレクトリ

特に重要なもののみを記載している。全てを網羅したものではない。

bin/

システム管理者や一般ユーザが使う重要度の高い基本コマンドが配置されるディレクトリ。
例えば、ls、cp、grep、mkdir、netstat、rpmなど。

boot/

Linux起動時に使われるファイルが配置されている。
例えば、Linuxカーネル、initrdファイル、GRUB関連ファイルなど。

dev/

Linuxカーネルがハードウェアを制御するためのデバイスファイルが配置されている。

etc/

Linuxのシステム設定ファイルや各種サーバの設定ファイルが配置されている。

X11/XF86Config

X Window System関連の設定ファイルが配置されるディレクトリ。
XFree86の設定ファイルが格納されている。

fonts/fonts.conf

デスクトップ環境で使用するフォントを設定するファイル。

httpd/conf/httpd.conf

Webサーバプログラム(Apache)の設定ファイルが配置されるディレクトリ。

mail/sendmail.cf

メール転送プログラム(sendmail)の設定ファイルが配置されているディレクトリ。

named.conf

DNSサーバプログラム(BIND)の設定ファイル。

postfix/main.cf

メール配信プログラム(Postfix)の設定ファイルが配置されているディレクトリ。

samba/smb.conf

Windows向けファイルサーバプログラム(Samba)の設定ファイルが配置されている
ディレクトリ。

sysconfig/

ネットワークインターフェース、キーボード、マウスなど、
各種システムの設定ファイルが配置されているディレクトリ。

network

ホスト名、ゲートウェイIPアドレス、インターフェース名などを設定するファイル。

network-scripts/ifcfg-et

ネットワークインターフェース(eth0～)の設定ファイル。
DHCP取得の可否や、IPアドレス、デフォルトゲートウェイなどの情報を記述する。

iptables

パケットフィルタリングのルールを設定するファイル。

syslog.conf

シスログを作成・保存するデーモンプログラム(syslogd)の設定ファイルを配置する
ディレクトリ。

xinetd.conf

スーパーデーモン(xinetd)の設定ファイル。

home/

一般ユーザのホームディレクトリ。
例えば、ユーザごとの設定ファイルやユーザ自身が作成したデータを保存する。

mnt/

一時的にマウントするファイルシステム用のマウントポイントが配置されるディレクトリ。

cdrom/

CD-ROMをマウントするためのマウントポイントが配置されるディレクトリ。

floppy/

フロッピーディスクをマウントするためのマウントポイントが配置されるディレクトリ。

root/

システム管理者のホームディレクトリ。
例えば、システム管理者の設定ファイルやデータを保存する。

sbin/

Linuxシステムの管理用コマンドが配置されるディレクトリ。
このディレクトリのコマンドは、一般ユーザでは実行できない。

usr/

基本コマンドやシステム管理コマンド、プログラムのマニュアルが配置されるディレクトリ。

ooffice,oowriter,oocalc,…

統合オフィスソフトOpenOffice.orgの本体プログラムが格納されている。

src/

LinuxカーネルやRPMパッケージのソースファイルが配置されるディレクトリ。

var/

頻繁に更新されるデータが保存されるディレクトリ。
例えば、プログラムのキャッシュデータや、Linuxシステムや各種サーバのログなど、

cashe/

プログラムが一度作成したデータのうち、再利用する可能性の高いものを保存しておく
ディレクトリ。

ftp/

匿名FTPサーバで公開するデータが配置されるディレクトリ。

www/

Webサーバ用の公開コンテンツやCGIプログラムが格納jされるディレクトリ。

log/

syslogdや各種サーバが出力するログを、ファイルとして保存するためのディレクトリ。

boot.log

システム起動時に実行されるサービスの初期化情報が保存されるログファイル。

httpd/

Webサーバプログラム(Apache)のログファイルが配置されるディレクトリ。

mail.log

メール関連のプログラムが出力する情報が記録されるシスログファイル。

samba/

Sambaのログファイルが配置されるディレクトリ。