RTP / Realtime Transport Protocol


■ RTP。Realtime Transport Protocol。

  音声や映像などのリアルタイムデータを
  配送するために開発されたデータ転送プロトコル。
  1996年に提唱されたプロトコルで、RFC1889に規定されている。
  また、ITU標準H225.0でもある。

  RTPは、IPユニキャスト及びIPマルチキャストの両方に対応する。
  通常は、UDPの上位プロトコルとして動作し、
  UDPの多重化とチェックサムサービスを利用する。
  IPXやATMの上部でも動作することができる。

  RTPを使用するアプリケーションは、
  RTPセッションをセットアップするさいに、
  1つのネットワークアドレスと2つのポート番号を定義する。
  (1つのポートはRTPに、1つのポートはRTCPに使用。)

  RTPの送信側は、
  データストリームを時間単位でパケットに分割して、
  タイムスタンプ(データの発生時間の情報)や
  シーケンス番号(パケットの順序指定)を付加して転送する。

  このとき、データを細切れにする、
  すなわち、サンプリングタイムを小さくするほど、品質が上がるが、
  ペイロードに対するRTPヘッダの割合いが大きくなる。
  オーバーヘッドが大きくなる。

  データの受信側では、
  受信側が期待する時間に到着したパケットだけを利用してデータを再生する。
  パケット損失や遅延があれば、そのパケットは無視する。

  RTPは、単にデータを運ぶ仕事のみを担当する伝送プロトコルである。
  このため、通常は、RTPセッションを制御する機能を持つRTCPと
  セットで用いられる。

  RTPは、元来は遠隔会議を行うアプリケーションなど、
  IPマルチキャスト向けに設計されたが、
  ユニキャストにも使用できる。

  現在は、QuickTimeやRealPlayer、RTSPのほか、
  H.323、SIP、等のIP電話にも利用されている

以上。

2003/08/19 pm


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