RTSP / Real Time Streaming Protocol
■ RTSP。Real Time Streaming Protocol。 音声や動画などをストリーミング配信する際に、 クライアント/サーバ間で制御データをやり取りするための アプリケーションレベルのプロトコル。 IPユニキャストとIPマルチキャストの両方に対応しており、 TCPまたはUDPのポート番号554を使用する。 RTSPは、メディアサーバに対して、遠隔制御を行なう機能を持つ。 ストリーミング配信の開始や停止、早送りや巻き戻し、 指定位置からの再生といった操作をリモートで行なうことができる。 つまり、VCR(Video Cassette Recorder)制御機能を提供する。 RTSPそのものはデータの配信を行わない。 実際の映像・音声などのデータの転送には、 RTP等のトランスポートプロトコルを使用する。 RTSPのコマンドは、HTTP/1.1に類似しており、 両者がインタラクティブに動作できるようになっている。 ただし、HTTPでは常にクライアント側からコマンドを発行するのに対し、 RTSPではクライアント/サーバの両方から発行可能である。 リアルネットワークス社、ネットスケープ社、コロンビア大学が 共同開発したもので、IETFのRFC2326に規定されている。 RTSPを実装したサーバには、Realserver、QuickTime Streaming Server、 Windows Media Server等がある。 以上。 2003/08/19 pm