SGML / Standard Generalized Markup Language
■ SGML。Standard Generalized Markup Language。 汎用マークアップ言語規約。 ドキュメントの標準的なフォーマットを規定し、 異なる機種間での文書交換を実現するための基準として、 1986年に制定(ISO標準8879)されたもの。 おもに米国防総省等で公文書の記述に使用されたが、 仕様が複雑で処理が重くなるため、広くは普及していない。 SGMLは、マークアップ言語を作成するためのメタ言語である。 タグ(Tag)のセットを任意に定義して、 マークアップ言語を作成することができる。 じっさい、現在広く使われているHTMLは、 このSGMLによって作成されたマークアップ言語である。 なおSGMLにおいて、タグセットを定義する文法書のことを DTD(Document Type Definition、文書型定義)を呼ぶ。 ■ マークアップ言語。Markup Language。 文書構造を記述するための言語。 あらかじめ定義されたタグ(Tag)を文書中に組込むことにより、 文書の内容だけでなく各要素(element)の属性情報をも併せて 記述する言語。SGML、XML、HTMLが代表的。 マークアップ言語では、 文章の見出しや本文、図表、脚注などの文書要素にタグを付けて、 各要素の文書構造上の意味や書式を決める。 また、文書要素にリンク情報を付加することにより、 異なる文書間の参照関係を明示し、 文書ファイル間のランダムアクセスを実現する。 以上。 2004/03/03 pm