SOAP / Simple Object Access Protocol
■ SOAP / Simple Object Access Protocol XMLとHTTPなどをベースとした、 他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコル(通信規約)。 現在、WWW関連技術の標準化を行なうW3Cによって標準の策定が行なわれている。 SOAP仕様が定めるメッセージは、 HTTPやSMTPなどのトランスポート・プロトコル上で運ばれる。 SOAPメッセージ形式は、エンベロープ(封筒)と呼ばれるXML文書で、 これはヘッダ部とボディ部から構成されています。 ボディ部はアプリケーションがやりとりするメッセージの本体で、 封筒の中身に相当します。 サービスを利用するクライアントと、サービスを提供するサーバの双方が SOAPの生成・解釈エンジンを持つことで、 異なる環境間でのオブジェクト呼び出しを可能にしている。 なお、SOAPメッセージの生成エンジンは「SOAPプロキシ」、 解釈エンジンは「SOAPリスナ」と呼ばれることもある。 SOAP 1.1では、実際にデータの送受信に使う下位プロトコルは、 すでに広く普及しているHTTPやSMTP、FTPなどから選択できるようになっており、 企業間で利用する場合でも ファイヤーウォールなどを安全に通過することができる(SOAP 1.0ではHTTPのみ)。 SOAPエンベロープの構造。 http://www.keyman.or.jp/search/img/30000064_09.gif 以上。 2004/03/24 pm