UDDI / Universal Description, Discovery, and Integration
■ UDDI / Universal Description, Discovery, and Integration
インターネット上で各社が提供しているWebサービスを集め、
誰でも検索・照会できるようにするWebサービスを「UDDI」という。
UDDIは、開かれたインターネット上で、
最適なサービスを自由に選択して利用できる環境を実現する。
インターネット上でWebサービスを提供する企業各社は、
自社のサービスに関する情報、たとえば業種や名称、機能、対象、詳細な技術仕様を
「UDDIディレクトリ」と呼ばれるリストに登録することができる。※
一方、他の企業は、
必要なときに必要なサービスを探し出してサービスを利用することが容易になるため、
従来のような特定の得意先との固定的な取引を超えて、取引できるので、
電子商取引の活性化に繋がると期待されている。※
※ Webサイトの制作者はサイトを立ち上げたら
Yahoo!などの検索サービスに登録し、ユーザをWebサイトに誘導する。
ユーザーはYahoo!での検索結果を元に、Webサイトへとアクセスする。
それと同じように、Webサービスを立ち上げて公開したら、UDDIレジストリに登録する。
ユーザはUDDIレジストリから、必要なWebサービスの情報を得る。
なお、このとき登録・検索はともに無料である。
UDDIでは、個々の登録情報は、WSDLというXMLベースの言語で記述される。
また、通信にはWebサービスの標準プロトコルである、SOAPを用いている。
このため登録や利用には、Webブラウザや、SOAPやXMLに対応したソフトが必要になる。
Microsoft社やAriba社、IBM社などが中心となって推進してきた。
当面はディレクトリもこの三社によって管理される予定になっている。
なお、このシステムの標準仕様を定める団体の名称もUDDIである。
2004/03/24 pm