枕流亭総合掲示板過去ログ47(2005年7月3日〜2005年11月4日) 易道仏の混淆? 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月 3日(日)01時15分24秒 >独狐さま こんばんは。 五斗米道も陽夏謝氏も話題に上ったことはあるけれど、物知らずなもので初耳で 耳よりな話ありがとうございます。 『晋書』巻100孫恩伝のはじめのほうを見たところ、孫泰の師にあたる銭唐の杜 子恭が瓜刀を借りて、刀のほうが魚の中から出てくる話でてますね。 五斗米道とそのころの士人の関係はかなり強いとは聞くものの…、 いざ謝氏となると、孫泰を誅すのに謀を献じたのが謝?だったり、 孫恩が謝?を殺したり、 謝道?が孫恩あいてに奮戦したり、 なんかかなり殺伐とした関係だったように勝手ながら思ったのですが…。 銭唐の杜明師という人が五斗米道系のそういう人で、謝霊運が幼少のみぎりにそう いう人のところに預けられたというのが、確かなものなんでしょうか? >中根東竜さま お久しぶりです。今年の梅雨は変な天気です。異様に蒸し暑いし降らないし。 西のほうでは全然降らないので、カラッ梅雨かな、このまま行くと断水か〜と思っ ていたら、ここ一、二日でまとめて降りました。 ははあ、六朝の易って漢学の影響なんですね。 だから讖緯でオカルトで光武帝で浅野裕一氏なんですね(笑)。 訳の分からない納得をしかけているので、どうか修正してやってください。 さぁみんなで、あんぱ〜んちσ(=_=)。 さておき、経学も思想史もずぇんずぇん囓ってないと、いらんこと筆が滑っていけ ないですね。--; しごく参考になりました。多謝です。 >殷景仁さま 本地垂迹的仏教解釈…ですか…?あいやまた下らない茶々入れてます。m(_ _)m 思想も宗教も混じっていくんですねえ。 陸法和の話が面白い方向に向かっていると思います。 管理人がまずもって脱落寸前ですが、がんがんやっちゃって下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- つまらないものを斬ってしまった 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月 4日(月)06時33分15秒 「宇宙戦争」見てきました。 アメリカらしく家族の絆…と、よくあるパニック映画…で、 なんかオススメも貶しもできかねる微妙な仕上がりの映画になってました。 また見つけちゃいました、コピペ。 http://page.freett.com/kyou121/douzou.htm 日本にない漢字とやらを楽しみにしてます。 -------------------------------------------------------------------------------- 放言中 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月 4日(月)17時24分48秒 なんか言い足りないので、「宇宙戦争」つづき。興味ないかたにはメンゴです。 異星生命体とのコンタクトを 1.敵対的宇宙人:「宇宙戦争」「エイリアン」 2.友好的宇宙人:「ET」「K−PAX」 3.どちらでもない:「ソラリス」 のように類型化してみたとき、1類型の映像に最近飽きが来てるといいますか。 クリーチャーの獰悪さばかりに走って、魅力ある敵役の造形ができてないとい いますか。 ダース・ベーダーやデスラー総統みたいな敵役宇宙人出でよ!だす。 まあ、そんなキャラ出てこなくても、「クローン」くらいひねってあったら文句 はないですけどね。 話変わって、唐突ながら隋の賀若弼と韓擒虎の対比をば。 北路をとって陳軍主力を破り蕭摩訶を捕らえた賀若弼と、南路から建康を攻め陳 後主を捕らえた韓擒虎。 軍令厳粛で秋毫も犯さなかった賀若弼と、略奪を許してしまった韓擒虎。 賀若弼と韓擒虎、どちらも功名心が強く、文帝の前で功績を争って大喧嘩。 「楊素は猛将で謀将でなく、韓禽は闘将で領将でなく、史万歳は騎将で大将でな い」と批評して自分がいちばんえらい大将なつもりだった賀若弼と、 「生きて上柱国となり、死して閻羅王となるなら、また充分なことだ」といった 韓擒虎。 人によって好みはあるんだろうけど、ふたりの功名争いエピソード無視してしま うのはあまりにもったいないっすよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 降ったり降らなかったり 投稿者:中根東竜 投稿日: 7月 4日(月)23時10分20秒 どうも、中根です。 >永一さん 関東の天気は表題のとおりです。こちらも変に暑いです。 四国のほうは大雨だったようですが、大丈夫でした? >ははあ、六朝の易って漢学の影響なんですね。 基本的にはそうですね。ただ、六朝でもちょうど南朝における仏教信仰の繁栄と共に漢易は 衰退していきますね。 実を言うと六朝でも呉や東晋は漢易が盛んだったようです。特に呉は怪異を好んだ王朝で、漢易でも虞翻のような大家を出しています。最後の皇帝孫皓も讖緯大好き人間でした。 讖緯に基づいて奇怪な石碑を建てたりしています。この間東京国立博物館で孫皓の讖緯説の石碑を観てきましたが、字自体がおどろおどろしいものです。 東晋も結構干宝なんかががんばっています。ところが劉宋でぱたっと漢易系解釈が止まるんですね。梁に入るとあきらかに漢易を批判する立場にある王弼の易解釈が漢易にとってかわり、漢易と関係のある讖緯説も梁に入ると規制が厳しくなり、漢易そのものが滅ぶに近い状態になってしまったようで、漢易の本があってもこれを説くものはいないという衰退ぶりだったようです。 漢易というのは思想というよりオカルトを積極的に取り入れ、未来予測の占いに特化したところが、受けるポイントだったのですが、当時流行の仏教を元にしてしゃれた哲学問答を戦わすことを好んだ梁の貴族たちには、占いばかりの漢易は魅力がなかったのか、ほとんど読まれなかったようです。 なお、今でも民間では漢易は結構細々ながらも続いています。随分前に新書版で漢易の占い師の方が書いた本を読んだのですが、とにかく普通の易より当たるんだということを強調していましたね。 -------------------------------------------------------------------------------- 長くなったので分けます 投稿者:中根東竜 投稿日: 7月 4日(月)23時25分53秒 中根です。ちょっと長くなったので分けました。連かきこ失礼します。 >殷景仁さん >漢易についての説明ありがとうございます。こちらも非常に参考になりました。 恐縮です。僕の漢易に関する説明は拙いものでして、間違いがないことを気にしながら 書いているようなものですので…漢易に関する専著が手元にあればもう少しうまく説明 できるのですが、なかなか手に入りません。鈴木由次郎氏の『漢易研究』は漢易研究の 古典で、一度は読みたいのですが、古書価格4万となると流石に手が出ないのです。 >謝霊運など当時の中国知識人の仏教理解は、おおむね老荘の理論を媒介とした(時に易の理論も加わる)ものですので、 というと、やはり謝霊運は格義仏教どまりなのでしょうか?法華経の筆者であったりして、格義仏教からは一段図抜けているというイメージがあるのですが… -------------------------------------------------------------------------------- こちらも長いので分けます 投稿者:殷景仁 投稿日: 7月 5日(火)09時06分57秒 >中根さん >謝霊運は格義仏教どまりなのでしょうか? 私も哲学・思想方面はあまり自信がないのですが(そのため、すこし筆が滑ったかもしれません)。 ただ彼の著した「弁宗論」では、次のような記述があります(解釈は森野繁夫『謝康楽文集』によります)。この部分、直接には儒仏の両者に関する記述で、道家の説は間接的にしか言及されていませんが、一応紹介しておきます。 余謂えらく、二談(儒と仏)は物(ひと)を救うの言にして、道家の唱に「得意」の説あり(『荘子』外物篇より。「得意」とは、意味を体得すれば、言葉はいらなくなるとの意。ここでは、儒仏の二者は説くところは違っているが、人の救済を目的とするところは同じであるので、理を体得できれば、手段は忘れてもよいということを言う)、敢えて折中を以て自ら許し、竊かに謂えらく、新論(頓悟説)は然りと為すと。 この部分の判断が難しいところです。確かに謝霊運の仏典等の知識からは、単なる格義仏教どまりよりは一段上の段階にいたように思われますが、しかし仏教を仏教独自の概念で理解した上で「折中」といったのか、そうだとすると「得意の説」を持ち出すのはどうか…どうも彼の仏教理解は微妙なところです(格義仏教からそれ以上の段階へと進む過渡的段階ぐらいだったでしょうか?)。 一応、謝霊運の思想面について、このようなページを見つけました。ご参考下さい。 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/cozy-p/syarei.html -------------------------------------------------------------------------------- 承前 投稿者:殷景仁 投稿日: 7月 5日(火)09時37分52秒 >永一さま >またつまらぬものを斬ってしまった 大塚康生氏の「ルパン三世覚え書き」によれば、この名台詞の創始者は宮崎駿だそうです(最初に使われたのは「旧ルパン」か「カリオストロ」かは不明。「旧ルパン」はずいぶん以前に見たきりなので)。 それはさておき、 中根さんのおっしゃるように六朝後期になると、王弼による易が主流をしめたようです。門脇広文『文心雕龍の研究』では、梁代の劉?によるこの著作の思想の基盤は、まさに王弼などによる易の解釈(ただし思想そのものではなく、その論理の様式)であると主張しています。このあたりにも、王弼らによる「義理の易」が六朝後期の知識人層にいかに浸透していたかがうかがえます。 -------------------------------------------------------------------------------- (無題) 投稿者:独狐 投稿日: 7月 5日(火)20時40分54秒 いろいろと勉強になりました。  易はどうも・・・・・(>_<)  15歳の犯罪が巷間を賑わし、15年に積もり、成型されていったものを考えていて、 謝霊運の15年を思い出した次第です。  陸法和について  「顔氏家訓」をよんでいたら、絵画の芸術性についてのところで、 劉岳が護軍将軍陸法和に壁画を描かされた、なまじ絵をよくしたために、この屈辱をうけた、と書かれてあった。  訳者宇都宮清吉氏が、法和を紹介して、風来の怪僧、奇怪な宗教活動で人々を感化した、とありました。  そのとき、この間なくなった法王パウロ2世(3かな、4かな)に思いは飛びまして、 聖人に列せられるには奇跡をいくつか示さねばならない。で、目下着々と奇跡はあつまっているらしい。  それで、勝てば奇跡、負ければ妖術かと、15歳事件のうっとおしさも含めて、生き残った奴が運のいい奴、と結論したのです。 -------------------------------------------------------------------------------- 「弁宗論」 投稿者:殷景仁 投稿日: 7月 6日(水)15時42分15秒 さらに言えば「物を救う」の「救物」という言葉ですが、これは「がんらい『老子』にもとづく言葉とはいえ、六朝では衆生済度にあたる仏ないしは菩薩の態度を示す表現としてしばしば用いられた」(吉川忠夫『侯景の乱始末記』より)そうです。謝霊運の仏教理解を単なる格義仏教とすることはたぶん出来ないでしょう。それでも儒仏について論じているはずのこのようなところに、老荘に由来する言葉が使われていることを見ると、いかに当時の知識人層において、儒仏道の三教いずれもが深く受け入れられていたように思われるのですが、いかがでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- フリーズ 投稿者:方壺島主 投稿日: 7月 7日(木)22時37分22秒 あれれ、人名事典の五十音索引が表示されないぞ。 オレのパソコンだけっすか? -------------------------------------------------------------------------------- そういえば 投稿者:方壺島主 投稿日: 7月 7日(木)22時50分55秒  謝霊運の仏教関係の文章は確か『弘明集』『広弘明集』あたりに載ってるはず。気力と漢文 力がある人は読んでみてくだされい。  漢易は李鼎祚/李道平の『周易集解纂疏』に詳しく、自分も十三経清人注疏本を持っている んですけど、ちょっと開いただけでヘナヘナ〜。王韓注だって決して生易しいものではない。 わが師はかつて、「易経は占いの書というより警句集である」というようなことを仰せになっ ていたけれど、そういう形で読むのが現代人にはもっともまっとうな入り口だと思います。 小生も以前から漢易には興味を持っているのですがなかなか…。漢易の本だけでなく、易 緯の研究書なども読み込む必要があるでしょう。代替品として漢書の五行志のようなもの もありますが。それとさらに厄介なのが十翼。繋辞伝ひとつ取っても相当にハマりがいが ありますよ。純粋に経文だけ見ても、文言伝なんて全くナ〜ニが書いてあるやら…。 六朝玄談についてもやはり『弘明集』あたりが好個の資料なんですが、中華書局の「中国 仏教典籍選」から早く読みやすい本が刊行されないかなあ -------------------------------------------------------------------------------- またレス溜めこんでしまいました(-_-; 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月11日(月)20時02分3秒 >中根東竜さま 漢易についてはツッコミようがないもので…; >四国のほうは大雨だったようですが、大丈夫でした? いっとき凄かったですね。近隣の市町では家屋に浸水したとこも出たようで。 行方不明者のニュースもあったし。 >特に呉は怪異を好んだ王朝で、 呉の朱桓の婢の首が飛ぶ話とか思い出します。 >最後の皇帝孫皓も讖緯大好き人間でした。 西湖の景養が高貴な身分に上るだろうと占ったのを喜んだとか、 巫術を信じていたのでそれに従って滕皇后を廃位しなかったとか、 その手の話がいくつかあるみたいですね、呉末帝孫晧。 >殷景仁さま 原作者モンキー・パンチは、宮崎駿にずいぶん腹を立てていたとか、いないと か。しかし、僕が「ルパン三世」といって思い起こすのは、どうしてもアニメ のほうになってしまいますけど。 王弼って人がよく分からないんですけど、老子と易に注釈した人みたいですね。 鍾会と仲が良かったとか、若死に(24歳)で司馬師が随分と悼んだとか。 >独狐さま 宇都宮清吉訳『顔氏家訓』といえば、平凡社の古典文学大系9で、世説とくっ ついてるやつっすね。ちなみに法和が出てくるのはP593。 こういうとこでも陸法和が寺院を建ててたことと、武陵王の乱を討ったことを 裏書きしてるわけで、怪僧+将軍の面目躍如なところです。 まあ法和も戦に勝ったし、うまく立ち回ったから名が残ったんでしょうけど。 単に運のいいやつだったのかどうか。 この前亡くなったのはヨハネ・パウロ2世です。ただのパウロ2世だと15世 紀の法王になってしまうようで。 >方壺島主さま 五十音順索引は、事典の頁分けを変えたときに、あまりに直すの面倒だっ たんで、もとから消してます。 まとまった時間が取れれば、復活させたいとは思いますが、とりあえずの ところすみません。 易の警句…「君子豹変す、小人面を革む」ですか? そのくらいしか知らないや。 やっぱり易は難しいのですね…。 -------------------------------------------------------------------------------- (無題) 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月17日(日)18時23分27秒 http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050713205.html 「一言でいえば、すべて地理的条件と周囲の環境が原因だということになる。人間集団間の生物学的な違いとは何の関係もない。」 -------------------------------------------------------------------------------- おひさしぶりです。 投稿者:perdido 投稿日: 7月29日(金)00時39分10秒 夏王朝のこととか気になって最近講談社から出たハードカバーの中国の歴史1巻と2巻を図書館から借りてきました。 1巻だけ借りてくるつもりが、平勢氏が2巻を執筆していたのに気づいて思わず借りてきてしまいました...あの過激な説を読み返すのが楽しみです。しかし、斉の宣王にはヘキ疆という諱があるのに威王や閔王といっしょにするのかいまだに理解できません。 -------------------------------------------------------------------------------- 珈琲伝 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月29日(金)19時32分42秒 最近まったくいろいろやる気がないのですが、 とりあえず后妃伝がらみをさわっています。 さて、司馬懿のパートナー張春華という人は、伝わってることが少ないわりに 挿話の一々がお昼のTVワイド的なかたです。おそるべし。 亭主の秘密を知ってしまった家政婦の口を封じた妻?だったり、 亭主の暴言に傷ついた妻は抗議のハンスト!だったり。ん〜。 西晋恵帝の妻というと、賈皇后が知られていて、まあ色々やって恐ろしい人な んですが。 おなじく恵帝の妻の羊皇后という人は、別の意味で目を惹く人です。 八王の乱でいろいろ都合良く引っ張りまわされて、退位すること4回、復位す ること4回、河間王には殺されかけるわ、恵帝死んでも皇太后にはなれないわ、 洛陽落ちると劉曜に引っ張られて皇后にされちゃうわ。波瀾万丈で主体性なし。 >perdidoさま お久しぶりです。 講談社新版の『中国の歴史』は、折りにふれて話題に出てるので、 繰り返しになっちゃう部分も多いのですが…。思い出しながら感想を。 1巻については、旧石器から二里頭までの考古的発見総まくりという点では、 大した本です。この時代だけで1巻占めてるというシリーズ上のバランスも 凄いんですけど。ただ読了するのはけっこう疲れます。 2巻は、平勢説全面展開というところでは大した本です。ただ考古的新発見 とか、他の人の所説とか、通史としてのお約束とか、そういった目配りは ほとんどないので、シリーズ上でものすごく浮いてます。初心者にはお勧め できない(^^;)ですが、分かった上でなら楽しく読めると思います -------------------------------------------------------------------------------- 夏来たりなば・・・ 投稿者:太白 投稿日: 7月30日(土)10時30分17秒 うぃ〜〜。私もあんま最近やる気ナシです(笑) でも『蒼穹の昴』は読了し、『珍妃の井戸』に取りかかっとる所です。 しかし、梁文秀なる人物、まぁ創作だろうと思いつつも、グーグル様にお伺いを立ててみたらんですが・・・あれ? 松山大学のサイトがヒットしたぞ?(^^; 読みながら、「もし漫画化するとしたら、皇なつきさんもモチロンイイけど、ここはあえて王欣太ってのもアリかもなぁ・・・」とか妄想しておりました。 李鴻章対マクドナルド公使や乾隆帝が出てくるシーンはあの絵柄だと凄い迫力になると思うんですよね〜。 >張春華 なんか綺麗な名前なんで、「何かの小説の創作かな?」ってずっと思ってました(笑) これもグーグル様に訊いてみると、三国志のカードゲームばっかり提示してくれて困っちまいますw -------------------------------------------------------------------------------- エピ3 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月30日(土)14時55分37秒 「スターウォーズep3」見てきました。 最後はみんな分かってるけど、それにいたる経過をどう描くか楽しみで見に行く わけですね。 以下、ネタバレ多し。 なんかオビ・ワンのドジというか、間の抜けたシーンが多いってのが、第一印象 だったっす。 パルパティーン=ダース・シディアスも、全然カッコよくはなかったんだけど、 共和国を帝国に変えちゃう手際は運びが良かったっす。 ジェダイが次々と粛清されていくシーンは痺れたっすよ。 オビ・ワン×アナキン、ヨーダ×シディアスのバトル同時進行というのは、あざ とい演出だなあと思って冷めていたのですが。ベイダー誕生とパドメ出産の同時 進行というのは、同様の演出ながら電気走ったっす。なんでかなあ。 ルークとレイアはお約束だったっす。 いろいろ美味しかったっすよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 創作人名 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 7月31日(日)06時31分39秒 >太白さま 松山大学のサイトってなんだろう?と思ったら韓国の学者さんじゃないですか。(^^;) 史上の梁文秀というと、唐の徳宗のころにウイグルに使いした人がいるみたい なんですが…、清末の人は出てきませんね。創作人物なんでしょう。 『蒼穹の昴』って中国語訳もあるんですね。 http://www.ylib.com/sango/okawa/okawa010911.asp 浅田次郎はキャラ立ちで勝負してるようなところあるので、たしかに漫画化して 王欣太ってのも合うかもしれないですね。 三国も、さいきんは甄皇后や孫夫人みたいに名前が作られてる人がいますし。 そういえば、この前『李世民』読んだときに竇建徳の妻の曹氏に白蓉って名がつい てたので、調べてみようと思ったんですが、中途半端になってて…たぶん小説の創作 なんでしょうけど。 -------------------------------------------------------------------------------- まなり 投稿者:方壺島主 投稿日: 7月31日(日)21時36分48秒  エピ3は自分も封切りまもない時期に見ました。旧シリーズ冒頭につなげるため「だけ」 に個性的な容姿のジェダイ・マスターたちを、「ほとんどセリフもないままに」殺さなけれ ばならないというのは…。彼らだけでも複数の「エピソード」が作れたんじゃないかと。  それと、パドメの「直感的な」命名はなぜ? すでに超音波診断で、「おめでとうござい ます。男の子と女の子の双子です」とか言われてて考えが決まってたから? それともナブ ーでは世襲する名前が決まっているとか?(英国王室の長女は必ず「アン」のように)  ところで東京国立博物館の「遣唐使と唐の美術」展に行ってきました。  「井真成」の日本姓は「葛井」氏と「井上」氏の両説があり、展示では「葛井」氏の可能 性が高いとのことでしたが、素人考えで言うと、葛井氏なら「葛」姓を名乗るのではないか と。漢の「諸葛豊」を「葛豊」と言うように(『蒙求』上「葛豊刺挙、息躬歴詆」)。「いの うえのまなり」。う〜ん、いそうじゃないですか、古代の入唐留学生に。  墓誌は小ぶりのもので、唐代の類例としては「粗末な」部類に含まれるとか。刻字もとて も浅く、現代まで摩滅しなかったのが不思議なくらい。ただし書としては大変流麗で、初唐 の大家・償ワ遂良の楷書を思わせる風情も。その点では参考出品されていた重要文化財の「美 努岡万墓誌」の金くぎ流のはるか上を行ってました。おそらく真成の同学の唐人儒生の筆に よるのでしょうね。  図録に現代語訳が付されているのですが、ヒマがあったら自分も訳してHPに掲載しよう かと思っているところです。 -------------------------------------------------------------------------------- 真成の出自 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 8月 1日(月)23時13分54秒 >方壺島主さま >個性的な容姿のジェダイ・マスターたちを そのへん設定はいろいろあるはずです。 でも本編では確かに影うすいというか。 サイドストーリーはいろいろ作れそうな人たちですけど。 殺されてしまったことは、ストーリー上の必然としか言いようがなく。 >それと、パドメの「直感的な」命名はなぜ? あれ?前もって決めていたのだろうと解釈していたのですが、 その場の勢いだとか、神が降りてきた(^^;)とか? いや、それもいいな。 >ところで東京国立博物館の「遣唐使と唐の美術」展に行ってきました。 いいですねえ、東京は、いろいろあって…。(T_T)っ 遣唐使展も愛知万博も行けそうにないので、現物は当面見れそうにありま せん。 遣唐使「井真成墓誌」 ネットでも本文・書き下しなどはあります。 http://www.karitsu.org/news/kentoshi.htm 井真成の出自については、井上氏説と葛井(ふじい)氏説の二説が有力だ ってことですが、なんか先走りすぎな気がします。 そういう考えもあるくらいで、聞き流してたほうが無難なような。 でも余計なことをいうと、葛井氏説が魅力なのは、『続日本紀』神亀五年 (728)五月二十一日に「葛井連大成(ふじいのむらじおおなり)」って 似た名前の人が出てくるってとこですかね。 もちろん別人ですけど、親類かもしれないってことで。 井真成の経歴でほぼたしかなのは、699年生まれ734年正月長安で亡くなっ たってことと、第九次遣唐使(716年任、717年発−押使多治比県守・大使 大伴山守・副使藤原馬養−四隻五五七人)に加わったことくらいじゃない ですか? 阿部仲麻呂や吉備真備や玄ムらのお仲間だったんでしょうが、どのような 関係だったかは想像するしかなく。 官歴とかも刻んでてくれたら、もっと良かったんですけどね。 -------------------------------------------------------------------------------- 「井真成墓誌」補足 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 8月 3日(水)00時24分29秒 けっこうまとまった文章。 http://www.japanology.cn/paper/ch/12ge_jiyong.htm 葛井氏説は、やはり「井真成」が「葛井連大成」「葛井連広成」らと似ている ことから来てるみたいですね。 葛井氏は百済系渡来人で、 「葛井連大成」「葛井連広成」は万葉歌人でもあるようです。 葛井氏なら「葛」を取るのが自然では?という指摘もあるようです。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろあるのね 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 8月 5日(金)19時38分41秒 今日の新聞読んでたら、井真成のシンポがあったらしいです。 733年入唐説ってのもあるようで。 学生だったのか、官吏だったのかも議論になってるようで。 素人考えですが、贈官「尚衣奉御」の従五品より低いとしても、何らかの官職に あった印象を受けるんですけどね。 自己治癒能力を持った謎の生命体「太歳」を発見か 中国 http://x51.org/x/05/07/2846.php 疫病や災厄のもとのようなおどろおどろしいイメージあるんですが、 「鞭で百たたきすれば災厄から逃れられる」「喰うと美味である」というのが、いかにも中国的。 「変形菌」「粘菌」と言われてしまうと、いかにも関口君的。 なにやら気が抜けそうな話。 中国沿岸部に謎の巨大生物の死骸が漂着 http://x51.org/x/05/07/2643.php ってのもありました。 -------------------------------------------------------------------------------- ありがとうございました。 投稿者:ととこ 投稿日: 8月10日(水)10時25分43秒 こんにちは、ととこです。 相互リンクありがとうございました。 これからもよろしくお願いします♪ http://kodai-chu.hp.infoseek.co.jp/ -------------------------------------------------------------------------------- こちらこそ 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 8月13日(土)19時54分32秒 >ととこさま どうも、こちらこそ、ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いします。 >ローカルネタ二題 法隆寺展が松山に来てたので、見てきました。 弥勒菩薩とか飛天とか百万陀羅尼とかいろいろ眼福でした。 厩戸皇子は、ぼかぁ山岸凉子がスタンダードだと思っている(爆)ので、 おまけでやんすね。 甲子園、地元の「元女子校」は、福井君の荒れ球にハラハラしながら、 明日2回戦もまたテレビ観戦することになるのでしょう。 >国盗り物語・種です 「迷いはありません」 ラヴラヴ隠遁生活を捨てて、権力の座を目指すラクスたんの国盗り物語に 期待しています。あと誰がお亡くなりになるかも、少し期待しています。 戦争物としての疑似リアリティーとか、シナリオの出来とかは、相変わら ず全く期待していません。 -------------------------------------------------------------------------------- 総論・場当たり 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 8月22日(月)00時29分16秒 宋家の三姉妹は、宋靄齢・宋慶齢・宋美齢。 宋家の五姉妹は、宋若?・宋若昭・宋若倫・宋若憲・宋若荀。 生きた時代も事績も共通点はありません。知名度もぜんぜん違います。 現代への影響を考えても、前者がはるかにえらい。でもしかし… って、それが言いたかっただけらしいので、白い眼でいたわってあげてください。 さいきん、后妃を調べたり、 http://ww1.enjoy.ne.jp/~nagaichi/chu911.html 女将軍を増やしたり、 http://ww1.enjoy.ne.jp/~nagaichi/column19.html しています。 なにやら女の人のことばかり考えています。 髭の生えたおっさんたちのことを考えるのも好きなのですが、 女の人たちのことを考えるのも大好きです。 誰です?「リョートー」とか言ってる人は…。 …フェミとかジェンダーとかにも個人的にそれなりの関心はあったりしますが、 根がシロートでミーハーなので、物知らずのあまちゅあ〜にしかできないことを するつもりです。 「確証はない(状況証拠のみだ)けど、李淵の細君の竇夫人はたぶん612年くらいに お亡くなりになったのね、ち〜ん」なんて、どうでもよさそうなことから考察して います。いやあ、歴史の楽しみというのは、分からないところを埋めていくパズル 的楽しみだ!ということが本当に分かったのは、つい最近のことですよ。 こういうサイトを6年続けてるので、傍目に信じないかもしれませんが、 僕はそうとうムラッ気で飽きっぽいです。 ただなぜ中国史で続けられるかというと、飽きたらほかの時代やテーマに飛べる から。そのぐらい広くて深いから。中原に飽きたら、日本でもモンゴルでも中央アジ アでもベトナムでもすぐ飛べるから。そういうとこがいいとこですよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 病気の話 投稿者:生半可 投稿日: 8月29日(月)12時55分11秒 呉起のセンソ(吸膿)は、親子二代なので糖尿病が遺伝しているのかな。 レンパの年老いて排泄が近いのは、前立腺肥大と尿道狭窄とか、 宣伝謀略かもしれないけど、そんな病気が多分当時にも在ったのかなと想像させますね。 -------------------------------------------------------------------------------- 独狐から独狐を 投稿者:独狐 投稿日: 9月 1日(木)22時24分9秒 NAGAICHI さま 今日は。おひさしぶりです。  后妃とくれば、  独狐伽羅はいかがでしょうか。  北周明帝の独狐皇后の妹で、北周宣帝の楊皇后の母でもあります。  后妃伝に、楊皇后のところに、ちらりと出ているだけで、寂しいので。  隋朝創立主、文帝(楊堅)の后で、14歳で結婚するとき、17歳の楊堅との間で、 「異腹の子をなさぬ」との誓いを取り交わした。  誓いどおり、楊堅の5人の男子、2人の女子はすべて鮮卑族、伽羅の子です。  北周から政権簒奪の折、躊躇をみせる楊堅に、騎虎の勢い、下るを得ず、とはっぱをかけ、隋朝成れば、朝政にともに参与し、 まっすぐ、ひたむきに(民主党にさきがけ)ためらいなく生きたようですが、周囲の評価は別物で、 夫は「吾れ、貴くして天子なるも自由を得ず」と愚痴り、史書は「性はきわめて妬忌」とあります。  彼女の晩年も失意のうちに衰折するようなものでした。 -------------------------------------------------------------------------------- 古代の病気/独孤皇后 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 9月 3日(土)16時38分31秒    編集済 07巻の宋はパスしてたのですが、上田信『中国の歴史09巻 海と帝国』(講 談社)買いました。まだ読んでませんが、面白そうな予感。 >生半可さま 医家はまったく知見がないので、大したことは言えないんですが、 古代にあった病気のほとんどは、現代知られている病気にあてはめられると 思います。ただ遺伝病とか風土病とかには未知のものがあるかもしれません ね。史書のほとんどは、病気について書くことを目的としていないので、 詳しいことはよく分からないですし。 たとえばナポレオンの死因に今でも議論がある…よりさらに以上の曖昧模糊 とした話になると思います。 『史記』は膿や腫れ物の話が比較的多いような気がしますね。 廉頗の頻尿の話は、郭開が工作して讒言させたものとは思うのですが、そう いう症状は知られていたのでしょう。 僕が気になるといえば、中国史書によく出てくる「憂憤のあまり死んでしま う」現象が気になりますね。 >独狐さま お久しぶりです。 文献独孤皇后についてはこんな記事を書いてみた http://ww1.enjoy.ne.jp/~nagaichi/chu916.html#231 …のですが、われながらさしたる中身はないですね。 たしかに嫉妬深い「性はきわめて妬忌」といわれている人ではありますが、 「后もとより性倹約」とか、 「后もとより読書を好む」とか、 「后すこぶる仁愛あり、大理が囚を決するを聞くたびに、未だかつて流涕せ ざるなし」とか、書かれている人でもあるわけでして。 宮中二聖の皇后と、尉遅迥の娘を殺した皇后と、どちらが本当の独孤皇后だ ろうと思ってしまうところです。 たんに嫉妬深いだけでなくて、諸王や朝士たちに側妾・庶子をもつことを許 ず、一夫一妻を他人にも押しつけた人…でもありますねえ。 ちなみに「鮮卑族、伽羅」ですが、独孤氏は南匈奴の後裔であるらしく、 拓跋氏との姻戚関係が深くて、北魏道武帝の起兵に加わった経緯があるよう なので、正確を期するなら鮮卑化した匈奴なんでしょうね。 まあここまで時代下ってしまうと、鮮卑族でさして問題ないですけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 病気の話 II 投稿者:生半可 投稿日: 9月 6日(火)16時36分34秒 斉の景公が疥癬に、そして瘧で一年も闘病したと。 疥癬は毎日風呂に入るような清潔な生活をしていれば普通は感染しない。風呂に入るようなことはあまり無いのかな。 一年続く瘧は 熱帯マラリアかも知れない。 -------------------------------------------------------------------------------- 斉の景公ですか 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 9月 8日(木)07時12分10秒 >生半可さま ええと、斉の景公が疥癬というのは、何が元ネタなんでしょうか? 『史記』斉太公世家ざっと見たのですが、見当たらなかったんで。 斉の景公というと、晏子や孔子のからみで、どうも暗君のイメージが。 -------------------------------------------------------------------------------- 晏子の諫言 投稿者:生半可 投稿日: 9月 8日(木)19時02分9秒 左伝の昭公二十年のところにあります。病気の長引くのを祝と史せいにして、咎めて殺そうとした景公が晏子に徳を修めるように諫言され祝と史が殺されずにすんだ。とあります。 -------------------------------------------------------------------------------- 祝!!掲載 投稿者:独狐 投稿日: 9月11日(日)15時02分25秒 NAGAICHIさま 独狐皇后が伝中に記載されたこと、喜んでいます。 この人は、その自我の強さで、他人をも己をも苦しめたのではないかと思います。 この自我は、どの時代においても(行き着いた現代であっても)、あてのない、不幸なものであろうと、 愛憐し、その名を惜しんでいましたから。 楊帝の蕭皇后にも、エキセントリックな楊帝とよく距離をとり得た、薄氷を踏み渡ったような生涯ではなかったかと、魅かれるものがあります。 女性は「われわれは皆、そこからやってきた」(ソレルス)のですから、惹きつけられるのは、どうにも致し方ない、ですね。 -------------------------------------------------------------------------------- 憶測三連 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 9月17日(土)10時22分31秒 『週刊中国悠々紀行』で「三国志の旅」の巻を眺めていたら、 塚本さんの文章に目がとまりました。 曹操についての一文 「ともあれ彼は曹姓ではあっても、曹参のDNAは受け継いでいない。」 …う〜んどうかなあ? 曹操の父の曹嵩は夏侯氏の出身で、宦官曹騰の養子になったことは、史料上 たしかです。曹操は夏侯嬰の子孫ってことになります。でもね…、 以下は僕の憶測であることを、あらかじめお断りしときます。 例えば、江戸三〇〇藩の大名家で男子の後継者が絶えた場合、即座に御家取り つぶしってことはあまりなくて、姻戚関係にある大名家から養子を迎えて後継 にするってことはけっこうあります。女系で先代筋につながっている他家の男 子を当主に迎えるわけ。後漢の名士・豪族さんたちも、同じようなかんじでは ないかなあ。中国の養子・仮子はむずかしいんで、一概に言えないんですが、 後世の五代みたいに地縁血縁さしてこだわらずに養子を迎える時代ではないと 思います。曹氏も夏侯氏も沛国?県が本貫という地縁があるわけで、そ れなりの大族が四百年近く同じ土地にいれば、姻戚関係にないと考えるほうが むずかしいんではないかな。曹操は夏侯嬰の子孫で、なおかつ女系で曹参の血 を引いているという可能性は充分ありうると思うのですよ。 もうひとつ、 「代々の家は、高祖劉邦の出身地と同じ沛郡にある。」 劉邦・曹参・夏侯嬰の本貫は、秦の泗水郡沛県(現江蘇省徐州市沛県)ですが、 曹騰・曹操・夏侯惇らの本貫は、後漢の沛国?県(現安徽省亳州市)で、 地図見たら分かるけど、まあまあな距離離れてるんですよね。 なにやら誤解を生みそうな記述だと思いました。なぜ曹氏や夏侯氏の本籍地が うつったのか説明ははっきりできないんですけどね。 >生半可さま 『左氏伝』でしたか。ありがとうございます。 なんか晏子の物言いが儒家くさいですね。後世の作為入ってるんじゃないかと、 疑ってしまいますが。 鬼神と病気を関連づけて考える古代人の見方ってのが、分かる話でもあり。 >独狐さま 喜んでいただいて、どうも。 独孤皇后は女傑として知られてますから。 でも知名度のわりに記録されてることは少ないように思います。 蕭皇后は煬帝亡くなってからのほうが波瀾の人生という感があります。 宇文化及・竇建徳・突厥處羅・唐太宗と頼るところを変えて、河北・漠北・長安 と転々とするというのは、江南出身の人にはつらかったんではないかと、想像し つつ。 -------------------------------------------------------------------------------- 海と帝国 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 9月19日(月)23時18分23秒 上田信『中国の歴史09 海と帝国』(講談社)を読んでいます。 ブーンにはじまってブーンに終わる円環小説(笑)…ではなくて、 媽祖にはじまって媽祖に終わる明清五百年史…ですね。 海の交易世界と陸のユーラシア帝国の対比という一本筋が通った主題で 貫かれています。 あまり治乱興亡とか王朝とかに重点が置かれてないので、靖難の役とか 李自成の乱とか三藩の乱とかは、基本だけ押さえて軽く流されています。 冒頭、「世界システム」やら「海の歴史」やら「南北分立システム」やら 聞き慣れないタームに眩惑されそうになるのですが、本編に入るとそんな こともなくてやたら面白いです。 経済史テーマなのに、ちっとも地味でなくって面白いわけは、人とモノ が動きまくって、具体的なお話が多いからっすね。 分厚いし、濃いし、細かいですよ、これ。でいながら世界史的視点を忘れ ていない。長崎・平戸や石見銀山や琉球や東南アジアやメキシコ銀や東イ ンド会社が繋がっていく快感っす。 端的に言って北京より浙江寄りな本なのですが、当然福建や台湾や広州も 濃い。媽祖信仰や鄭和や陳弘謀とからめて描かれる雲南に特にこだわりを 感じます。周縁からの視点って流行りもあるけど、やっぱいいっすね。 経済史・交易史の本として捉えると狭くなりすぎなんで、「社会変動史」 としてみると、通史として恥じないすごい良著だと思うっすよ。 講談社新版『中国の歴史』シリーズは3の倍数の巻が良著な法則を唱えて おこう 。 -------------------------------------------------------------------------------- アンケート差し替えました 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日: 9月20日(火)01時07分57秒 HPアンケートの5、6番の設問を差し替えました。 うちの中では地味なコンテンツながら、アンケートはけっこうコツコツと回答 いただくので、HP管理者としては、かなり参考になるところです。 ただ読者の多様な要望に答えられているか…というと、随分と心もとない。 さて、うちのサイトの(数少ない)常連さんは今さらご承知なことでしょうが、 枕流亭亭主はアマチュアの中国史好きです。 物は知らないし、覚えは悪いし、師匠はいないし、アクセスできる史料はたか が知れてるし、論文は読まない。カネはないし、中国史で一銭も稼いだことも なく、むしろ出ていくいっぽう。フイールドワークなんて考えも及ばないし、 読書量も少ない。このテーマでやらねば…という強迫観念も乏しいっすね。そ のときの興味でどの時代でも場所でも飛びます。 だからといって広い視野を持っているわけでもなくて、薄くのんべんだらりと 偏ってます。総花的というのとも違う。 そういう管理人でも、ある程度ぶれた焦点らしきものはあるわけで。 1.人物の事績集め−「人物事典」をここ7年ほどやってるうちに惰性で。 2.通鑑邦訳−全訳が出る気配ないから、基本は他力本願で。 3.列女−よくわかんないけど。 ほかいろいろ。 4.時代でいうと盛唐以前のほうが…。 まあ、半端きわまりないですが、そういう方針なのでご了解ください。そのと きの興味で気儘に振る舞いますので。 ついこないだ、「安息はアルサケス(朝パルティア)、条支はアンティオキア、 烏弋山離はアレクサンドリアかいな〜。全部アがついとるな。」とか言ってる 自分が危なく感じられました。もし将来「と」な歴史屋になったら、なま暖か い眼でいたわってあげてください。 -------------------------------------------------------------------------------- 傾国の人 投稿者:生半可 投稿日: 9月27日(火)10時35分17秒 昔 佳人、麗人、美人 シャン、並み、ブス、ポイと母親に言ったら   麗人、佳人だ と治された。豊満型。清楚型。どちらが国を傾けるのでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 傾国・傾城 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日:10月 1日(土)00時01分33秒 傾国・傾城もいろいろいますからね。 眉を顰めて美しかった西施や、 「肥婢」と罵られた楊貴妃や。 美女観も、時代の流行や個人の嗜好でかなり左右されると思います。 唐代あたりの絵に惑わされると、妙な先入観を抱きかねないかと。 -------------------------------------------------------------------------------- ひさしぶりに 投稿者:だお 投稿日:10月 1日(土)00時26分26秒    編集済  投稿します 永一さんは、郵政の組織についてあまりいい考えを持っていないみたいですが 私が思うにはかなりいい仕事ではないかと (まあ郵×省のころと比べると厳しくはなっていますが)  だってわたしがやめたときにあっという間に次の人が決まったみたいですし まあ深夜業が身体にはあまり良くないとはいえ危険な仕事ではないし・・・ まあ深夜は労働基準法により2割5部増し以上ときめられているのだから (ただ昔の泊まりのほうがよかったような気がしないでも) とにかく世の中には人材を集めるのに苦労する職業というのが存在します 民営化ほぼ決定とはいえまだ公務員という身分が保証されているし (しかし今回の衆院選の結果は意外だった) 大体民間でアルバイトで社会保険はともかくとして 小額といえどもボーナスくれるとこあんまりないです ましてや年休を勝手に入れてくれるところなんて皆無だと思う ただ昼ごろから9や10時までの勤務を夜勤というのは何とかしてほしい (普通夜勤といえば深夜勤務をさす) 私の職業経験の中で一番つらかったのはガソリンスタンドかな ガソリンのにおいはきついし (皮膚の弱い人は手が荒れます) 身体は油まみれになるし ガソリンは揮発性がある上に引火性が高く危険 車相手の仕事なのではねられる可能性もあるし おまけにガソリンの中には人体に有害なベンゼンが含まれているし さらに悪いことに過当競争でガソリン売ってもあまり利益が出ない (特石法が廃止されたことによる自由化) だんだんと社会が優勝劣敗になっているような感じがしないでもない 今日この頃ですが でも最近の郵便局の状況がわからないのでこれ以上はなんともいえません 近況を報告してもらえたら幸いです それはそうとダイエーの店舗が四国から消えるそうです 諸行無常というかなんというかとにかくちょっと感傷的になってしまいました -------------------------------------------------------------------------------- 竹簡のレプリカ 投稿者:生半可 投稿日:10月 1日(土)10時24分37秒 孫子の竹簡のレプリカを通信販売していました。試みに購入。14000円でした レーザーでも使うのか竹簡に刻み込みでした。ここは本物では在りえないなと。 ルーペと手袋、飾り台が付属しておりました。銀雀山竹簡はまだ参考にしてなく あるいは、現行の中国でのテキストを使用しているようです。里が裏になってたりしています。 -------------------------------------------------------------------------------- (無題) 投稿者:伍員 投稿日:10月 3日(月)16時56分4秒 創元社の「図説 中国文明史」を(酔った勢いで)購入。結構丁寧な作りで読みやすい。 私のように趣味で中国史好きな素人が、小説十八史略なんか読む際に片手に置くと、当時の情景等思い浮かべやすくていいのかもと思いました(あくまで素人目なんですがね)。 もし実物を見かけたら少し目を通してみてもいいかも知れません。 -------------------------------------------------------------------------------- むむっ!? 投稿者:方壺島主 投稿日:10月 4日(火)01時11分45秒  お久しぶりです。  むじん院主のところがWeb上から消失している様子。もしや撤退か。 だとしたら手痛い損失ですな。  自分が更新ご無沙汰なのは、中年ハイカーのシーズン真っ盛りにつ き、山行モチベーション上昇中のため漢文翻訳がおサボりになってい るだけです。冬場はやはり危険度がアップするために講読に復帰しま す。新装開店・解体晋書を祝って王羲之伝なども訳したいし。 -------------------------------------------------------------------------------- 伏せ字あり 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日:10月 4日(火)05時01分22秒 >だおさま お久しぶりです。いま何してんの〜? ええと、仕事についてですが、なんか誤解があるようだけど、僕は郵便の 仕事好きだし、「いい仕事」だと思ってますよ。 そのことと郵便の現状と将来展望に大きな不満を持ってることは、僕の中で 両立してます。 さて、君が言ってる「かなりいい仕事」というのは、雇用条件や賃金手当、 はたまた福利厚生のことでしょうか? 別にそれが全く関係ないとは言わないけど、僕の不満の根元はそんなとこに はないのです。 僕の不満の根っこは、公社になってトヨタ方式採用してからというもの、 物量は減ってるのに作業は増えてるとか、ムリ・ムラ・ムダを無くしましょ うとかいいながらそれを増やしてる人たちがいるとか、多種多様な郵便を 車の部品みたいに均質化した数値で扱えると根本的な勘違いをしてるんじゃ ないか(単位時間あたりの作業量を通数換算するところからして嗚呼勘違い) とか、そういうことです。 業務が悪循環コースに入って、モチベーション下がりっぱなしなのが気に食 わんだけです。民営化いかんかかわらず、このまま行けば、お客さんのため にも、職員のためにも、郵便局のためにもならない結果が待っていると確信 に近く感じるだけのことです。 物量が増えて忙しいか、効率化が実際進んでるんなら、さして鶏冠は立てて ませんよ。 ちなみに、雇用条件ってことなら、君の言うこともよく分かります。世の中に は郵便屋よりよほどひどい条件で働いている人も沢山います。それに比べれば 恵まれている……。そういう比較論は、僕の今の不満を相殺したりはしないっ てことです。 最近の郵×局、本務でだいぶ辞めた人がいるよ。バイトは増えてる。発着とか バイトがやってるもん。作業×報がはじまったとか、小物手×分の二次が廃止 されて210口の手×分がとか、あれからいろいろぐじゃぐじゃ破茶滅茶。 ああダイエー南松山店消えるねえ。ちなみに今住んでるとこの近くにダイエー コーノがあるけど、あれは潰れるという話聞かんなあ。 >生半可さま むー、山東臨沂の銀雀山漢墓のテキストでないなら、レプリカというのもあま り適当でないかと。 「里が裏」、簡体字から繁体字に戻すときによくやるアレですね。 >伍員さま 図や写真の多い本ってのは、有り難いし物欲をそそるのですが、たいてい値が 張るので、貧乏癖がついてる人間としては、迷うことが多いです……。 ……端的に買ってないっていえば、済む話ですね。(-_-;)q でも良さげなシリーズだと思います。3x00円×10巻かあ。 http://www.sogensha.co.jp/page03/a_tokusyu/tyugoku/tyugoku.html この前、『中国歴史人物大図典〈神話・伝説編〉』(遊子館)−まだ出版され て1年たってないはずの本が19800円でブクマに流れてたので、ものすごく葛 藤。 >方壺島主さま お久しぶりです。 僕も気になってはいたのですが、イマジンのほうは行けましたよ。 撤退ではないんではないかと。 「解體晉書」は更新が見えるようになって良かったですね。 いちおう末席に名を連ねてるんですが、ぼかぁサボりまくっているので。 -------------------------------------------------------------------------------- 村八? 投稿者:方壺島主 投稿日:10月 5日(水)00時25分3秒  IMAGINEにも行けぬ!! 村八分にあってるのかいの〜、無念じゃ。  たぶんサイトの大幅なモデルチェンジ中なのだと思うのじゃが。  ところで以前から気にはなっとったんじゃが、やはり枕流亭主殿はお仕事の方面では 胸中察してあまりあろうのう。自分は地方だもんだで、話は全然違うんじゃが、「上」 が5期という恐ろしい多選で、内部の「人」の構図が絶望的に「そのまんま」じゃから もうモチベーションなんぞという言葉とは6、7年縁がないんですわ。  自分も馬齢を重ねて不惑に手が届く身の上じゃから、もう「見抜き」ました。あとは 自分も頭にキカイを埋め込まれて「あっち」の人間になるか、「人間」として孤高に生 きるかだけです。ただ見抜いちゃった上で「あっち」の人間になって立志伝中の人にな るのは苦痛でしかない。だから「中年ハイカー」になってセッセと有休を消化し、「あ っち」側の人たちからは、「ああ、アイツはもうダメだな、敵じゃないな」と思っても らうことに只管精進。日頃から「漢文が趣味なんだよね〜」なぞと嘯くのも、軋轢なく フェードアウトするための小技。  若いクセに妙にギトギトとモチベーション高いヤツとかいるんだよね〜。  もう「人間」見てると仕事の中身とか方法論とかを議論する気すら起こらなくなった お年頃ですわい。かつては結構「熱かった」時期もあったけんど。所詮「ムラ」役場さ。 立身出世も、仁義礼智も捨てた。あとは養生の道のみコレアリ。「俗人は察察たり、我 独り悶悶たり」と。  いえ、独り言です。 -------------------------------------------------------------------------------- 初めましてなんですが横レス(汗) 投稿者:清岡美津夫 投稿日:10月 5日(水)22時15分7秒 どうもこちらでは初めまして清岡です。 お節介で失礼なのですが、むじん書院と漢籍完訳プロジェクトIMAGINEは http://mujin.parfait.ne.jp/のアドレスの方はつながらず、 次のアドレスだったらつながりますよ。 ・漢籍完訳プロジェクトIMAGINE http://www.project-imagine.org/ ・むじん書院 http://www.project-imagine.org/mujins/ と、唐突で失礼いたしました。 -------------------------------------------------------------------------------- 図説 中国文明史 投稿者:伍員 投稿日:10月 6日(木)01時46分27秒 >NAGAICHI Naotoさん 丁度リンクされたサイトの陳舜臣先生の書いておられる事が正にそのままだと 思います。出来れば私のように勢いで購入するのでなく、まずは手に取ってみる ことをと思います。でも中国史好きな人だと、まず間違いなくそのままふらふらと レジに行きそうな気がします(笑) -------------------------------------------------------------------------------- Bフレッツ導入で感動中 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日:10月 6日(木)19時16分44秒    編集済 森福都『漆黒泉』(文藝春秋)読みました。 最初イマイチ乗れなかったんですが、 司馬光誘拐事件のあたりから面白くなってあとは一気に読めました。 ちょっとミステリーっぽい仕立てと歴史から取材した部分がうまくバランスとれてま すね。奉元先生(沈括)と司馬光の会話とか、どろっと好きです。ええ。 >方壺島主さま 地方公務員もいろいろありそうですねえ。; 文人として名を残している人の多くは、官僚生活は順風だったとはいえず、 清朝あたりの学者文人みてると特にそう思う……。 ……って、全くフォローになってませんね。m(__;)m >清岡さま 「三国志ファンのためのサポート掲示板」ではお世話になってます。 独自ドメインは生きてるけど、プロバイダのほうは眠ってるってことですか。 よく分からない現象ですね。 >伍員さま 魏晋南北朝の巻と隋唐の巻はふらふら行きそうな気がします。 自分の場合(笑) 新本で買えなかったら、古本でじっくり集めたりするので、そのうちなんぼか集まっ てたりするかもしれません。 -------------------------------------------------------------------------------- そろそろ年賀の季節か・・・ 投稿者:太白 投稿日:10月 8日(土)12時31分29秒 ウチはバイトすら来ません・・・('A`) でもまぁ僕個人の場合ですが、効率化で逆に不便になったりしてたなら、限られた中で抵抗っていうか(笑)、自分なりにやりやすくはしてますけどね。 例えば、低いカートのケースに『落穂拾い』かっ!ってくらい腰曲げて入れなきゃいけないのが我慢ならず、プラスチックパイプ製の高いカート(自分だけ「足付き」と呼んでるw)に置いて帰ったら、以降それが採用されてたりして、「してやったり」とほくそ笑んだりしてます( ̄ー ̄) もう、区分中には移動できるものは何でも手元に寄せて、それで文句言われたら「トヨタ方式ですが、何か?」って言い返すぐらいの勢いで(笑) あぁ、中国史の話もしなきゃ(笑) 朝、仕事から帰ってくると、BSデジタルのBSジャパンにて『康熙王朝』なるドラマやってるんでたまに見てるんですが、そういや以前新聞にも「漢の武帝ドラマが大人気」て載ってたなぁ、とか思い出しました。 今アチラでは「中興の祖ブーム」なんでしょうかね? やっぱり経済成長著しいし。 丁度、高度経済成長期に山岡荘八『徳川家康』や司馬遼の『竜馬がゆく』がブームになったみたいなんでしょうかね? -------------------------------------------------------------------------------- ついに 投稿者:鹿角 投稿日:10月11日(火)09時06分21秒 展昭と月華がキ・个・憧靴い任ケ 玉堂の仲間達も出てく、・キ こ、・・薐擇靴澆任宏^o^) こ、・ヌガイ虎や鳳姉妹が出て来た、 言うことないのですが・・・・・ -------------------------------------------------------------------------------- 雑話 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日:10月12日(水)21時43分49秒 通信速度が2000倍くらい速くなったので、調子にのって色々落としまくり。 無料SLGとしては↓が面白かった。 http://www.vector.co.jp/games/soft/win95/game/se361924.html 国内外の世論を無視して覇道を征っていると酷い目に遭う。(^^; いや遊んでばかりいたわけでなくて、Firefoxとか試したりしてたんですが。 三井誠『人類進化の700万年』(講談社現代新書)とか読みながら、 むかし習ったのとは随分と様変わりしてるなあと。 サヘラントロプス・チャデンシスは700万年前ですよ。 中国で最古の絵文字の話。ネットの報道資料しか見てないので大したことは分からないし、 報道写真は4種類しか見えないようですが、それでもあえて素人考えを述べると、 ときどき騒がれる文字の原型?などよりははるかに文字らしい輪郭と外形を備えてるように みえました。しかしあまりに古すぎて殷墟よりアルタミラ・ラスコーのほうが近いんちゃう? とか言いたくなってしまいますが、さすがにそこまでなこともないっすかね。 当たり前のことですが、年代はしっかりチェック入れてほしいですね。 >太白さま >効率化で逆に不便になったりしてたなら、限られた中で抵抗っていうか(笑)、 「上に政策あれば下に対策あり」になっちゃいますよ、どうしても。(^^ あそこまで分かりやすい机上の空論を押しつけられると、現場はずるくなってしまう。 言われたとおりやってたら、業務回らない〜、結束間に合わない〜んだもの。 ということで、うちも似たようなものです。 >区分中には移動できるものは何でも手元に寄せて、 それも訳分かめな線引きとかしてうるさいですね。 まあ局の中間管理職はすでに理解してるので、日常はあまり言われないですが。 ただ大名行列が来る前後は途端に・・・、いやもう。 >BSデジタルのBSジャパンにて『康熙王朝』なるドラマやってるんでたまに見てるんですが、 うちはBSは見られない環境なので、残念です。 『雍正王朝』が1999年で、『康熙王朝』が2001年ですか。日本で例えると大河ドラマですね。 清代は、日本の江戸時代に相当して、古代よりは身近な時代のはずだったのですが、 向こうではずっと、歴史観としても満族政権(正しくは旗人政権というべきだろうけど) としても、取り上げ方が難しかったのが、改革・開放の波に乗って王朝としても再評価が 進んできたってことだろうと思います。 おっしゃるとおり経済成長に乗って中国人の自信回復の物語、くらいならいいのですが、 「偉大なる中華民族の歴史」!とか行きすぎないようには願いたいです。 >鹿角さま すいません。掲示板変えるって言っていながら、ほったらかしにしてました。m(_ _)m S-JISの掲示板探したんでいいでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 【管理】掲示板移行について 投稿者:NAGAICHI Naoto 投稿日:11月 4日(金)01時33分40秒 枕流亭管理人です。枕流亭のメインの掲示板は↓に移行しています。 http://cgi.bookstudio.com/new1/user/nagaichi.html ここを今後どう使うかは、今考え中。 --------------------------------------------------------------------------------