270 再び大航海(集英社 84年) 鹿角 2001/12/11 14:15 >NAGAIHI様 誤解を招く様なカキコをしてすいません 。永楽帝が逃げたというのは簒奪という行為に対してのみです。この作品は鄭和が主役なのであまり永楽帝の心理にまで立ち入ってはいませんが・・・「永楽帝」の方も再読しなきゃいけませんね。万暦帝の時代まで建文帝はいなかったことになってたというのですから・・・。私としては批判を甘んじてうけるくらい強い人であってほしかったです。それにしても彼とティムールの一騎打ちは実現したらどちらが勝ったのでしょうね。とても知りたいです。(徐元さえ余計なことをしなきゃねー) 実際彼は戦うために生まれてきたような印象をもっています。義満が即位の祝いを送り早い時期た゛ったので永楽帝がとても喜んだ言うのも少し嬉しいです。                           269 もうしわけないです NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/30 20:20 男性 28歳 B型 鮮卑 狩猟民 もうひとつの掲示板で書きましたが、ウイルス受けてダメージ食らってた管理人で す。とくにアウトルックユーザーのみなさんは「WORM_BADTRANS.B」ウイルスには 気をつけましょう。 ウチからウイルス付メールを受け取ってしまったかたがたには、お詫び申し上げま す。申し訳ありませんでした。許してください。m(_ _)m >鹿角さま 伴野さんの永楽帝はまたまた読んでないんです。m(_ _)m >逃げる逃げる。(怒)まるでEVAの碇シンジ君です。 碇シンジ君は「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」と繰り返してたと思いましたが、 そうですか…伴野永楽帝は逃げまくってますか。 僕の永楽帝のイメージは、そんなイメージぢゃないんですけども。 かなり(問題あるけど)前向きな皇帝だった感じがしてます。 僕にとって永楽帝の小説といえば、幸田露伴『運命』で。 一般書でいえば、寺田隆信『永楽帝』とか講談社・中公あたりの通史本くらいしか読 んでないので…。 あまり偉そうなことは言えないんですけども。 >黄子澄と斉泰は許せんなー。陳さんの中国の歴史ではこの二人は愚臣扱いですね。 陳舜臣さんの評価は正しいと思いますよ。 彼らは二流といっていい儒家です。動機的に悪心を抱いていたわけでもないし、私利 私欲をこととしたわけでもないと思います。 ただ削藩にこだわりすぎて、自滅しましたね。 >夢來さま >「字」はいつ頃からの風習なんでしょうか? これは確かなことは分かりません。 たとえば、殷末の「妲己」という女性は、「字が妲、姓が己」と解釈されてますし。 周初の太公望は、「姓は姜、名は尚、字は子牙」(姓名は呂望説もあり)とされてま すが。はたして史実としてはどんなものであったやら分かりません。 遅くとも、春秋時代ころにはあったでしょう。 管仲は、名は夷吾、字は仲。孔子は、名は丘、字は仲尼。といったたぐいで。 >庶民でも大人になったら、つけていたのでしょうか?? 僕はあまりつけてなかったと思っているのですが(時代の変遷があったにせよ)、 さてどうでしょう。詳しいかたのご意見が聞きたいです。 268 疑問点 夢來 2001/11/27 19:24 女性 16歳 河内 女史 色々、中国ものの小説を読んでいてふと疑問に思うことがあります。 成人になった時につける「字」はいつ頃からの風習なんでしょうか? また庶民でも大人になったら、つけていたのでしょうか?? 知ってる方、誰か教えて下さい。 267 大航海 鹿角 2001/11/27 09:40 女性 22歳 A型 尹 またまた伴野さんの作品について言わせて下さい。               いやー燕王時代の永楽帝がかっこよすぎです。                 なのに帝位についたとたん・・・・自分のしたことから               逃げる逃げる。(怒)まるでEVAの碇シンジ君です。              逃げないでいてほしかったなー。中国で彼の評判が              悪いというのも当然ですな。 建文帝は相変わらず               いい人ですねー。メッカで夫婦仲良く暮らすというあたり            に作者の彼に対する愛情を感じます。死なせるのは               忍びなかったのでしょう。(ちなみに「永楽帝」という              作品では二人の間に子供までいます。生まれてないけど)          欲をいえば、鄭妃の裏切りを知った時の燕王の気持や             鄭妃のそれにいたるまでの心情にもっとたちいって欲しかった。       だけど黄子澄と斉泰は許せんなー。陳さんの中国の歴史では        この二人は愚臣扱いですね。奸臣扱いすらしてもらえない。         まあそういわれても仕方ないですよね。                         266 勧めた甲斐がありましたか NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/26 21:00 男性 28歳 B型 琅邪郡 太守 >武州紫さま 銀英伝読み終わりましたか。 お疲れさまです。 僕が銀英伝を初めて読んだのは、高校のときです。 もう10年の昔になります。 はじめはOVA(アニメ)から入ったという邪道組でした。 そのころはOVAは第一期までしか出てなくて、キルヒが死んだところで 終わってしまうんですね。続きが気になってしようがないものだから、 なけなしの小遣いをはたいて、3巻から10巻まで新刊で買って一気に読 んだという。 それ以来、小説もOVAも(ついでにマンガも)何度か読み返しましたが、 あれほどハマった小説はいまだにないです。 あの壮大かつ緻密な架空歴史叙述を創出した手腕には頭が下がります。 田中氏自身も自分が創り出した銀英伝を乗り越えられずに苦しんでるよう な気がしますが、ここ10年。(爆) (架空ではありますが)歴史である以上、治乱興亡の時代史を描く以上は 人は死んでいきます。しかもたいてい理不尽なかたちで。ヤンやシェーン コップの死は悲しいですが、ある種の必然だったかもしれません。 荘子ですか…、そういやヤンの考えも老荘的だし、書生気質、隠棲志向を 持ってましたね〜。 265 銀英伝読み終わりました。 武州紫 2001/11/25 21:28 女性 B型 武州 女王 ついに読み終わりました。本文中の言葉を借りれば悲哀と喪失感に耐えられないです。特にシェーンコップが死んだ時の愛惜の思いは事の他でした。ロイエンタールが可哀想と、思ったり色々でしたがこの田中氏の文章の底を流れる悲哀感は何なんでしよう。この膨大もない物語を書いた作者のバィタリティには畏れいります。名前だけでも大変だったとどこかで書いていました。そして読者に抗議されたり泣かれたりしながらよくも魅力的なキャラクターを死なせていきましたねぇ。皇帝を死なせたのは納得。収まりつきませんものねぇ。でもヤンとシェンコップは惜しかった。これほど沢山、魅力ある人格を創造した田中氏の手腕に脱帽です。10年も前に書かれた物語にただただ敬服しています。これから荘子でもよみます。草臥れましたも本音。管理人さま有難う御座いました。 264 小説いろいろ NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/19 20:42 男性 28歳 B型 予州 刺史 >ねうーさま もしかして「覇王別姫」ですか。 そういえば昔、同名の京劇俳優同士(♂×♂)の小説を読 んだことがあるなあ…。 なんの話をしているのやら。(^^;) >武州紫さま そこまで進みましたか。 銀英伝は架空歴史ものを意識して書かれてますからねえ。 未来の歴史をさらに未来の視点から歴史物語ふうに描くし。 人は死ねば決して生き返らない。主人公でもそれは同じ。 諸葛孔明が死んでも三国志はつづくみたいな感じですな。 ヤンの死を予感させるような文章は7巻くらいにあったり しますが、実際あの場面はホロリとしますね。(T_T) まあ、主人公もふたりいますから。 ヤンの後はユリアンが引き継いでくれるし。 >孤高の小説家テツシさま インスピレーションが沸かないですか。 ふつう小説って、霊感っていうかアイデアや設定が先にあ って書き始めるものかと思ってましたが。 書きながらアイデアを煮詰めていくタイプですか? そういう場合、往々として設定が前後矛盾してしまったり することがあるので気をつけましょう。 263 お久しぶりです。 孤高の小説家テツシ E-Mail: 2001/11/19 01:18 男性 22歳 A型 河内 叛骨の士 中間報告と言う事で書いたんですが。 実は全然小説の方が進んでおりません。 インスピレーションが沸かないのでなかなか手につかないのです。 完成までまだ時間がかかりそうです。 遠い・・・遠いなあ。 262 ヤン・ウェンリーが死にました。 武州紫 2001/11/18 18:23 女性 B型 武州 女王 ユリアンの回顧談で変だなぁと感じながら物語の定石というものを信じて 主人公は最後まで死なないはず、怪我でも、それも再起不能の、そんな事 かなぁと妙な予感、淋しい予感がしていました。作者がそれとなくしていた 布石なのか。ヤンの死は青天同地の出来事でした。しばらくシヨックで立ち 直れませんでした。 驚いた。こんな所で敬愛止まない主人公を殺すなんて。 キルヒアイスを出だしで死なせたのを惜しみチュン・ウー・チェンをいとも 簡単に年寄りと1諸に殺したのを憤慨していたのがヤンの死で胡散霧消して しまいましたよ。名作は1人歩きするのでしょう。ヤンもラインハルトも愛して やまない田中氏の胸中察すべきですが。魅力的な武将達の活躍とラインハルトの 今後を楽しみにフイナレーです。 管理人さまご支援????有難うございました。 261 京劇・・・・いいな〜 ねうー 2001/11/12 21:41 男性 21歳 B型 奥州 県尉 >夢來さま 多分私ははじめましてですね。ねうーと申します。 京劇見られたんですか。私もTVで見たことはあるんですが(確か“四面楚歌”の話)・・・・羨まし〜(笑) 舞台で見たって言えば人形劇の三国志くらいですね。三顧の礼〜赤壁の戦いまでの話を見せてもらいました。すごく人間くさい動きをするのを見て、 「芸人さんってすごいな・・・」 などと子供心に感心したのを覚えています。 260 われながらお×さんくさい NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/12 19:30 男性 28歳 B型 予州 刺史 >孤高の小説家テツシさま 完成の暁といわず、いつでも来て下さい。 楽しみにしてます。 >夢來さま 中間試験が終わりましたか。ご苦労さまです。 懐かしい言葉の響きですね〜。 そういうものがあったのも十年の昔になってしまったので…。 おじさん臭くてすみません。(^^;) 京劇ですか、いいですね。 あのアクロバティクな動き、あの痛快さ。 うちは地方都市の悲しさ、京劇なんて滅多に来ませんし。 来たら来たで、「今はカネ無いからパス」ということに…。 大学の講義で「孫悟空、天宮をさわがす」のビデオ見せてもらった のが、もはや何年前かな…? 機会があって、資金が潤沢といえずともそれなりにあれば、必ず見 ようと思ってますけどね。 いい経験をなさったと思います。うらやましい〜。 259 京劇初鑑賞 夢來 2001/11/10 12:50 女性 16歳 河内 女史 おひさしぶりです。ようやく中間試験が終り、生活に余裕(?)が出てきました。 で、つい先日なんですけど、京劇を見に行く機会がありました。高校生だったので 割引で一般の人より安く見れたんですが・・・感想、はっきりいって、すごい!! なにがすごいかというと、衣装の豪華さもですが、とにかく立ち回りが激しいんです。 跳躍あり、剣舞あり、連続バク転あり・・・。見ていてまさに目が点になりました。 そして、外国人初のプロの京劇俳優の方も出演されていて(この方も立ち回りがすごかった) 大満足の内に、あっという間に二時間が過ぎていました。 機会があればまた行きたいと思っています。 258 どうもテツシです。 孤高の小説家テツシ E-Mail: 2001/11/10 03:03 男性 22歳 A型 河内 叛骨の士 ぜひとも読んで頂きたいです。 完成の暁にはまた掲示板でお知らせをいたしますので。 257 ふにゃうにゃ NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/08 00:18 男性 28歳 B型 予州 市民 話があちこち飛ぶので、読むほうもたいへんですが、管理人もなかなかで 目が裏返りそうです。(*^_^*) >鹿角さま 伴野朗さんは読んでないのでなんとも言えませんが。 作家の視点によっても違いますし。 モンゴル側から書くか宋側から書くかでも変わってくるでしょうね。 >ねうーさま >この時代の女性の名が残ってることは滅多に無い 蔡?(字は文姫)なんかが珍しい部類ですね。姓・名・字が全部残ってる。 女性文人とかだと残りやすいのかもしれません。 後漢前期に、班昭みたいなのもいますし。 >現行の中国史小説を見ても実在の女性でも創作した名前を使っている場合が多いようです。 小説ではないですが、漫画の『蒼天航路』などもそういう感じでしたね。 でも、丁夫人や卞夫人の名はもうちょっとどうにかしてほしかった。(^^;) 美湖とか玲瓏とか、おいちょっと待てってな命名。 この時代、二字名は基本的にないので、字(あざな)でしょうが、 それにしても…。 >孤高の小説家テツシさま 「唐玉」ですか。いい名前だと思いますよ。 正史『三国志』に曹玉(♂)って人がいますが、 女性につけてもおかしくない名前です。 小説楽しみにしてます。 (もう読むことを前提に話を進めてますな…わし) >武州紫さま 「復刊ドットコム」は、インターネット上のWEBサイトの名前です。 絶版した書籍について、一定数(今のところ100票)の投票を集め、目標に 到達したら出版社と復刊を交渉してもらえるというサイトです。 http://www.fukkan.com./ が、トップページです。 トップページで、「復刊リクエスト」をクリックすると復刊リクエストページ へ飛びます。 復刊リクエストページで、「歴史・地理」をクリックすると歴史・地理関係の書 籍のリクエストページへ飛びます。 歴史・地理ページの下のほうに書籍名、著者名、出版社名、投票数のリストが並 んでいますので、たとえば「侯景の乱始末記−南朝貴族制社会の命運−(中公新 書357)」をクリックすると、当該書籍の投票ページにたどりつきます。 そこでその書籍を復刊してほしいと思えば、「投票する」をクリックしていただ ければ、あとはウィザードに従って進んでいただくと投票できますので。 ということで、 吉川忠夫『侯景の乱始末記』 田中謙二『中国文明選第1巻資治通鑑』 愛宕元『中国の城郭都市』 の3冊の復刊運動に管理人も協賛しています。 中国史好きの有志のみなさんのご協力をお願いいたします。m(_ _)m 256 お聞きします。 武州紫 2001/11/07 16:20 女性 B型 武州 女王 管理人さま。 ドットコムって雑誌ですか? パソコンの中だって未踏だし投票してくださいってどうすれば いいんですか? ご亭主さまにごまめすって。 何にも解らないって困りはてます。 笑われるかな。敬具。 255 ありがとうございます。 孤高の小説家テツシ E-Mail: 2001/11/07 02:06 男性 22歳 A型 河内 叛骨の士  皆さん私のような未熟者のために調べていただいてありがとうございます。  皆さんの見解や意見を聞いて少し嬉しかったです。  実は小説を書いているものの私の周りで歴史好きの人間がいないために小説が完成しても意見を聞くことができないので非常に苦労をしているのです。  唐衡の娘には一応唐玉と言う仮名をつけているのですがやはり6対4(6リアル4想像)のリアリティが歴史小説には必要だとあくまでも考えているので名前のこだわったのですが記述に載っていないのであれば仕方がありません。唐玉で推し進めて行こうと思います。  ねうーさんが読んでみたいということなのでもしよろしければ小説を読みたいと言うメールをいただければお送りいたします。  荀ケのほかには魯粛も書いています。この魯粛のほうは機会があれば賞に送りたいとも考えております。  まだ完成したばかりなのでかなりの推敲を重ねなければなりませんがもし読みたいと思われた方がおられるのならばこちらのほうもメールをくれれば喜んで送ります。  そのかわりつたないものなので非常に我慢を強いられると思います。  254 ありゃ? ねうー 2001/11/06 21:44 男性 21歳 B型 奥州 県尉 呼んでみたい→読んでみたい 間違ってしまった・・・。 253 名前について ねうー 2001/11/06 21:42 男性 21歳 B型 奥州 県尉 >孤高の小説家テツシさま はじめまして、ねうーと申します。 私も荀ケの奥さんの名前は知りません。お役に立てなくて申し訳無いです。 名前のことはそれほどこだわらなくても良いのではないでしょうか? 管理人様のおっしゃる通り、この時代の女性の名が残ってることは滅多に無いので調べるのは非常に難しいでしょうし、現行の中国史小説を見ても実在の女性でも創作した名前を使っている場合が多いようです。 分からないことが多いとキャラクターを作る上で苦労するかもしれませんが、その分自由に想像を働かせる余地が生まれると思います。それこそ腕の見せ所でしょう。 歴史物と言ってもそれはあなたの書いた小説、あなたの作った世界に違いないのですからその程度の作者の自由があっても決しておかしくないと思います。 それに自分で名前をつければキャラへの愛着も増すでしょうし(笑) あくまで私的意見ですので御不快だったなら聞き流してもらって構いません。 いろいろ好き勝手言っちゃってすいません。それでは良い作品が出来ることを祈っています。 P・S もし作品が出来あがったら呼んでみたいです。・・・ダメですか? 252 立場の違い 鹿角 2001/11/06 09:29 女性 24歳 A型 蝦夷 尹 NAGAICHI様 冷静な御意見を頂いて恐縮します。 すいません。                                                    先日、伴野さんの「元こう」を再読した感想 フビライの刺客だったはずの人達が次次に家来になるという展開に苦笑。こちらでは文天祥が無頼漢相手に大健闘してますね。田中さんも彼をかいてますが彼の彼たる所はカットなんですよね。(泣)同じ中国史をかいていても蒙古襲来に関しては立場が正反対なのがおもしろいです。  251 残念ながら NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/06 04:50 男性 28歳 B型 予州 布衣 >孤高の小説家テツシさま はじめまして。管理人の永一です。 結論から言いますと、荀ケの奥さんの名前はおそらく残っていないという ことになります。 この時代の女性で、姓が残されていることがあっても、名が残されている 例はほとんどありません。(正史『三国志』の「魏書」后妃伝などをお読 みいただけばこの辺お分かりになると思いますが) 僕も全史料に当たったわけではありませんが、 とりあえず荀ケの奥さんは、唐衡の女(むすめ)としかいえません。 あえていうなら「唐氏」でしょう。 正史の『三国志』では、「魏書」荀ケ荀攸賈?列伝巻十に荀ケの伝があって、 裴松之の注に『典略』を引いて、荀ケが唐衡の娘をめとったことを記してい ます。 同じく正史の『後漢書』でも、巻七十 列伝第六十に荀ケの伝があって、 以下の記述が該当しています。  苟ケ字文若、潁川潁陰人、朗陵令淑之孫也。父?,為濟南相。?畏憚宦官、 乃為ケ娶中常侍唐衡女。ケ以少有才名、故得免於譏議。南陽何?名知人、見 ケ而異之、曰:「王佐才也。」 <1>袁宏漢紀「ケ」作「郁」。 <2>朗陵、縣、屬汝南郡、故城在今豫州朗山縣西南。 <3>?音古本反。 <4>典略曰:「衡欲以女妻汝南傅公明、公明不取、轉以妻郁。」 記述内容は、本文にも唐衡女が出てくるということ以外は、『三国志』とほぼ 同じです。 「寒泉」の『後漢書』で「唐衡」の字で検索をかけてみましたが、 娘について書いているのは荀ケ伝のみでした。 250 教えてください 孤高の小説家テツシ E-Mail: 2001/11/06 02:53 男性 22歳 A型 河内 叛骨の士  突然の書き込み申し訳ありません。  私中国の人物小説を書いている大阪の小説家志望の22歳の男です。  枕流亭のホームページはなかなか多くのデータが載っていて人物について調べやすいので時々調べさせてもらうのですが、今回実は皆様のの中国に対する深い啓蒙を見込んで実はお願いがあるのです。  実は私が最も好きな人物の荀ケのことについてなのですが実は荀ケの奥さんで唐衡の娘の名前が分からないのです。唐衡の娘を娶ったことで荀ケが非常に侮辱されたことは載っているのですが名前まではどの文献にも載っていないのです。  私自身殆どを想像によって書いていますし、大雑把な性格から文献と言っても近くの図書館を利用する以外は手持ちの小説から得た知識による部分が多いのです。  私は研究家ではなく小説家ですから自分の想像によって書き上げたい所ですがリアルな部分は守らなければ自分自身納得ができません。しかも私の小説はこの唐衡の娘が一つのキーパーソンになってますのでこの唐衡の娘に名前がないとかなり辛いものがあるのです。  もし知っておられる方がおられましたら情報をお願いできませんでしょうか。情報をくれた方にはお礼と言えるかどうか分かりませんが完成の暁には小説のデータをメールで送ります。  ぜひ知っておられる方ご一報ください。 249 なんだか申し訳ないm(_ _)m NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/03 23:28 男性 28歳 B型 回鶻 可汗 >武州紫さま すみません。 こちらが意見言いたい放題言って、恐縮させてしまったみたいで。 小説の感想なんて千差万別で当然なので。 あまり縮みこまらないでくださいな。 管理人の意見について納得できないなら納得できないで、ガンガン 言ってもらって結構ですので。 いや、ヤンとユリアンの間にエロスなり情念なり感じるというのも 面白い意見だと思うんですよ。 248 お詫び 武州紫 2001/11/03 19:38 女性 B型 武州 貴妃 野次られてなどとずれた言葉を吐いてすみません。 どうぞ、どうぞと言って下さるものですからいい気になって 訪って来ていましたが陳腐な暴言を吐いたりするとその内 門前払食うかもしれません。真摯にお答え下さっている管理人さまに 謝ります。 やはり言いたい事を的確に表現する技術が拙い私の責任だと 思います。 少し読み溜まったら又お邪魔させて下さい。 247 身をちじめて。 武州紫 2001/11/03 15:19 女性 B型 武州 貴妃 すっかり野次られてしまいました。 大人しく読書続ける所存です。 沈黙で金を?貯めて?といけばいいのですが。 246 なかなか難しい NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/03 00:27 男性 28歳 B型 トランター 使者 >鹿角さま はじめまして。 そういうことは、NHKに直接言ってもらいませんと…。 わたくしめにはなんとも。(^^;) 時期的にも撮影は終わってるころでしょうし。 文天祥は、北条時宗と同時代の人ではありますが、 あの大河ドラマに出る必然性が薄いかと。 もし文天祥を出すなら、南宋の賈似道や陸秀夫や張世傑なども出すべきで、 バランス的にも、モンゴル側にアジュやバヤンや張弘範なんかを出すべき です。それを言ったら高麗の…ということになり、そこまで手が回らない のではと推測します。 >武州紫さま 哲学的な意味のエロスですか。 難しい言い方をなさる。(^^;) 情念的な結びつきってことでいうなら、ミッターマイヤーとロイエンタール とか。異色なところでは、ヤンとジェシカとか、ルビンスキーとドミニクと かにも、情念的なものを僕は感じるんですが。 ヤンとユリアンの関係は、家族であり、師と弟子であり、またイゼルローン・ ファミリーという大きな家族の核でもある重要な間柄ではあるんですが、 取り分けてエロスとか持ち出されると、???な感じがします。 まあ、僕も勘が悪いんで、僕が読みこんでいないところを武州紫さんが捉え ているのかもしれないですが。 コラム読んでいただいてありがとうございます。 245 一寸違う。 武州紫 2001/11/02 22:25 女性 B型 武州 貴妃 ちよっとちがう気もするんですよ。ヤンとユリアンの関係には ラインハルト達とは違う肉親的なと私も書きました。 私が言いたかったのは、この2組はさまざまの組あわせとは違う と、言いたかったのです。 又、エロスと言う言葉もダサイ使い方をしてしまいましたが 哲学的に言ったら性的な意味ばかりでなく人間の情念の根源に 関わる深い言葉でしょう。この2組はほかの組み合わせの対比とは 違う気がするのです。 コラムの(陳慶之)読ませて頂きました。 大変だったと思います。 有難うございます。 ほかのもみんな読んでふらふらです。 244 絶対だしてくれー(泣) 鹿角 2001/11/02 09:24 はじめまして 鹿角といいます。NHKにお願い!ドラマに文天祥出して! 「チンギス・ハーンの一族」の「千載の心」を読んだ方ならわ ってくれますよね。荒れだけひどい目にあってもフビライに従わない彼はえらい!  243 微妙な話 NAGAICHI Naoto E-Mail: URL 2001/11/02 00:26 男性 28歳 B型 予州 牧 >ねうーさま 駄文読んでいただいて恐縮です。m(_ _)m >雑誌『歴史群像』でのインタビュー これは引用いただいてありがとうございます。 やっぱりそうでしたか。 >「歴史小説の良さは読者に愛される虚像を作ること」 これは田中さん、あちこちで繰り返し言っておられますね。 間違いなく意図的に慶之のキャラは作ってあるでしょう。 誤解されては困りますが、歴史小説に虚構や虚像を導入するこ と自体に僕は反対するつもりはありません。 まあ、あまり嘘ばかり書いてもらっても困りますが、時代もの なら時代もの、歴史ものなら歴史もので、作家の想像力で埋め るところがあってよいと思います。 まあ、歴史小説の虚構や虚像とは別に、 歴史の真相はどうだったか 作家は史料の題材をどのように改変したか というような無駄話だったので、無粋な感じにはなりました。 まだ調べ足らずなとこがあって、分かりしだい書き足したいと いうところなんですが、結論としては大きく変わることはない でしょう。 >武州紫さま >エロスが介在した様な関係、魂と魂が軋むような二人と言う意味 個人的感想ですが、ラインハルトとキルヒアイスはともかく、ヤ ンとユリアンにはあまりエロスもリビドーも感じないんですね。 ヤンとユリアンの関係は、まあ養父・養子よりも師弟の関係なん ですが、あまりそちら方面のつながりは見られないです。 ラインハルトとキルヒアイスの関係には、たしかに友情とは別の ものも流れてますね。これは別にホモセクシャルでもやおいでも なくて、アンネローゼを軸にした嫉妬をさしはさまない三角関係 なんですよ。(^^;) 242 又も銀英伝 武州紫 2001/11/01 21:12 女性 B型 武州 貴妃 管理人さま。一寸違うんです。 ミッターマイヤーとロイエンタールとか言う双璧とか ライバルとか友情とかの平衡の感覚で無くって言わば エロスが介在した様な関係、魂と魂が軋むような 二人と言う意味とでも言えばいいかなぁ。旨く言えなくって 御免なさい。 従ってラインハルトとキルヒアイス、ヤンとユリアンは 他と違う様に思います。 前者はホモ的後者は肉親的みたいなちょっと違ったニュウアンス ですが。 読み終わっていないのにオダ並べて悪しからず。 チュン・ウー・チェンとゆうヤン見たいのが出て来ました。 色々御指南頼りです。 241 こらむ読みました。 ねうー 2001/11/01 17:23 男性 20歳 B型 奥州 県尉 >管理人さま 「陳慶之が元々は主人公ではなかったのでは?」という管理人さまの想像は恐らく当たってると思います。 雑誌『歴史群像』でのインタビューの中で田中氏が 「今回新しい話(奔流のこと)を書くために勉強してて、正史で韋叡について調べてたら、その近くに載ってて。「これは同時代で脇役として使える人かな」と思って読むと、そういう面白いことが載ってるわけですね。「いやあ、やっぱり勉強はするもんだ」と思ったんですけども。」(以下略) なんて事を言ってるんです。 少なくとも当初の予定では陳慶之の登場は無かったんですね。 それから正史と小説の性格のギャップは 「歴史小説の良さは読者に愛される虚像を作ること」 と言っている田中氏のことですから、意図的にそうしたのではないでしょうか?