ななせ三四郎

 

「ようし、長森、今日は朝まで衣装作りだ(何の?)」
「もう、ダメだよ浩平。明日も学校あるんだから…」

 ここは浩平の部屋。浩平と瑞佳、恋人同士(?)が語らっているその時、

「ばきぃぃぃぃぃ!」という効果音とともにドアが壊れ、その向こうにヤツがいた。

「な、ななせ三四郎!!」

 鬼、まさに鬼の形相で佇むななせ三四郎、そしてななせがその腕組みを離したとき、惨劇は起きる。

「どりゃぁぁぁぁ!」
「てりゃぁぁぁぁ!」
「みゅー!」
「ぎゃあぁぁぁぁ!」

 ななせはまず浩平と瑞佳を投げ飛ばし、たまたま通りすがった(何故!)澪の首を絞めようとしたところ、繭に首を絞められてダウンした(笑)。

 そしてよく見てみると澪のスケッチブックには、

「七瀬さんと、シロ!なの」と書かれていた(笑)。

「そ、それはあたしの台詞」と気絶しながらも
ななせがそう言ったとか言わないとか(笑)。



乙女の道に魂込めた、一人の男(爆)が今日も行く
 (激甘)ワッフル喰わせる茜には、体で、覚えさせるぞー(茜「嫌です」)
 ななせ三四郎、ななせ三四郎。
 
七瀬さんと、シロ





(瓦割り篇)

「すうぅ、はあぁ、すうぅ、はあぁ」

なぜか深呼吸をしているななせ三四郎、やつの目の前には瓦がおいてあった。曰く、

「頭突きは乙女にしか成せない技の一つ(本当か?)」とのこと。

そして一通り深呼吸を終えたところで、構えるななせ。そして次の瞬間、

「どりゃぁぁぁぁ!」
「みゅー!」
「ぎゃぁぁぁぁ!」ゴンッ!

 ななせが頭を振り下ろす瞬間、繭がいつも通り髪を引っ張ったため、瓦は一枚も割れなかった(笑)。
 その時「ためすぎに注意シロ!」と、謎のメッセージが聞こえたとか聞こえなかったとか(笑)。
 しかし瓦が割れてないことには変わりなくおろおろする澪であった。が、その時、

「あら、澪ちゃんじゃない。どうしたの?」

 日本頭突き協会名誉会員(爆)の川名みさきが澪に声をかけた。
 澪はこのとき(チャンスなの)と思い、みさきを瓦の側に連れて行き、

「あのね、瓦を割って欲しいの」と書いたスケッチブックをみさきに見せた。

 しかし、澪はある重大なことを忘れていた。

「ごめん澪ちゃん、私目が見えないんだよ」
「……………(はうぅぅぅぅ)」

 澪、最大のピンチである。が、しかし、

「は、はっくしょぉぉぉぉん!」と豪快な(笑)くしゃみをした時に、何と瓦を割っていたのである。

 すかさず澪は

「頭を使え!なの」

と書かれたスケッチブックをもって割れた瓦の前に立っていた。

(終わり)


後書き

 皆さん、始めまして、A・R・Lというものです。
 この拙い文章に最後まで付き合っていただき、誠にありがとうございます。
 さてこのSSは「せがた三四郎」を見て思い付いたものです(笑い)ので七瀬ファンの皆さん、本気になって

「俺のななぴーはこんなんじゃねぇ」

 といった抗議文などは送らないで下さい。
 また、文中にあった「ななせ三四郎のテーマ」の2番以降を知りたいという奇特な方がいらしたらお知らせ頂ければ、こちらの掲示板に投稿したいと思います(ていうか作者がメールの送り方を知らないので(爆)。
 長くなりましたが、この辺で。

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