※このSSは思いっきりネタバレ・・・と言うか、フィアッセENDを見ていないと意味がわからないと思います。
フィアッセ・シナリオをクリアしてから読んでくださいね。
とらいあんぐるハート3〜Sweet Songs Forever〜
Short Story
まごころを君に・・・(笑)
作:御巫吉良(Kira Mikanagi)
「誰も・・・・・・いないか・・・・・」
暗く静まり返ったホールに、俺の小さな呟きでさえ大きく聞こえた。
フィアッセの・・・俺の大事な人の為に、コンサートの妨害者を何とか退けたが・・・俺は逆にフィアッセに救われた。
フィアッセは、俺の為にコンサートを投げ出してやってきたのだ。
当然、コンサートはとっくの昔に終わり・・・ホールにはたった今入場した俺と・・・
「観客は・・・ひとりいればいいよ」
俺に笑顔を向けて、一人舞台に上がるフィアッセだけだ。
「最後のフィナーレのため歌・・・・・・」
それは、初めてフィアッセの母親、ティオレさんと一緒に歌うはずだった歌・・・
「恭也の為に歌うよ・・・」
フィアッセは、すー、と息を吹き込んで・・・・・・
ヤッチュ〜♪ ゲッチュゲッチュゲッチュ〜♪
ズデェ!
俺は思いっきりズッコケた。
「ふ、フィアッセ! な、なんだ、その歌は!!」
「えー? これ私とママの新曲だよー」
こ、この歌をあのティオレさんも歌うのか!?
「恭也、ちゃんと聴いてねー♪」
ヤッチュ〜♪ ゲッチュゲッチュゲッチュ〜♪
・・・・・・眩暈のするような歌を聴きながら俺は思った・・・・・・“世紀の歌姫”の伝説は今日、終わったと・・・・・・
おわり♪
あとがき
スイマセン、気分転換に書いた、ただの一発ネタです。
こんな物をSSとして発表して良いんだろうか・・・(^^;
えー、わかる人はわかると思いますが、このネタの歌は、フィアッセの声優役の長崎みなみさんが歌っている「まじかるぶっくまーく〜Comike.comのテーマソング〜」です。
失礼ながら、この歌を聴いた途端、思いっきり脱力してしまって・・・ついついこんな小ネタを考え付いてしまいました。
長崎みなみさんのファンの方、ゴメンナサイ。