99/12/26 コミックマーケット57
〜東京まで〜

当日、カメラは持参していないので、コラムにある写真はすべて別の日の撮影です


奈良線の117系も撤退が始まりそう… 26日がフリーになったので、私が参加したサークル関係者や「とりチャ」常連メンバー、お嬢様談話室常連メンバーへの挨拶を目的に、コミケに行くことを決断しました。今回は急がない(混んでいる時間に行って大手サークルのを買うという必要がない)、日常の勉強でくたびれているのでゆったりしたい、ということで、「ぷらっとこだまグリーンプラン」を利用することにしました。これは、JR東海ツアーズが販売する「こだま」グリーン車利用プランで、東海キヨスクで缶飲料1本引き替えできるクーポン券付き京都−東京間\13,400、缶飲料代を含めると「ひかり」普通車指定席並みの値段です。。24日に、26日京都8:17発こだま402号のチケットを確保しました。尚、通常の切符と違って「旅行商品」なので、買うのに多少時間がかかります。といっても、やはりこの値段でグリーン車に乗れるのはずいぶん値打ちがあります(^^)


 26日朝、六地蔵駅7:08発の電車に乗ることにしました。この電車だと京都駅で時間が余るのですが、接続がよい103系4連列車だと変に混んだりするのと、乗り心地が悪くて疲れるので、117系6連列車にした、というわけです…正直言って、103系電車は嫌い!…窓はがたついているし、隙間風も凄いし(^^;。尚、京都駅で時間が余るときは、喫茶店に入って一服します。

 六地蔵駅に着いた頃から霰(あられ)が降り出してきました…ずいぶん冷え込んでいます。しばらくして電車が入ってきました。乗り込むと暖房が程良く効いていて暖かい、さすが117系、さすがJR!(実際、JRの電車は暖房が効いているので寒い日は助かります。京阪にあまり乗りたくないのは、暖房が効いていないというのもあったりする(^^;)

 京都駅では、構内に喫茶店を見つけて、休憩兼朝食をとることにしました。休日の朝なのですが、アクティブな方も多くて、喫茶店は賑わっていました。食事を終えると、会計を済まし、新幹線ホームへ。キヨスクで新聞を買い、待合室で「こだま」の到着を待つことに。霰はいつの間にか雪に変わっていました。外は寒いので暖房の効いた待合室も賑わいました。「家が出るとき雪が降っているしびっくりしたで…」という会話も寒さを物語っています。そこでアクシデントが…待合室にいた幼少の少女が突然嘔吐…。その祖母らしき方が女の子の介抱と嘔吐物の片付けを行い(別の女性からのティッシュの提供あり)、幸い女の子も少し元気を取り戻しました。軽い風邪だろうという話でしたが、子どもは(子どもに限らず大人もですが)、旅先でも体調が急変することがあるので、用心が必要ですね。私も、よく具合が悪くなったりしたので旅では用心しています。ただ、それが故に、旅先では普段ほど飲めないので楽しみが減ったりします(^^;

 先行するひかりやのぞみの到着の際、「米原付近の雪のために、名古屋、東京への到着が5〜10分程度遅れが見込まれます」という放送がかかりました。「やはり雪が降っているのか、ま、急がないか別にら良いけど。」実際、休日なのでビジネスマンも少なく、急ぐ人は少なかったようです。もっとも、時間が勝負のビジネスマンならば、雪による遅れを見込んで予定を立てるので、特に問題にはならないのでしょう。


この写真、実は「こだま」ではなく「グランドひかり」(^^; 700系のぞみが発車した後、待合室に残った人は主に「こだま」の利用者らしく、JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」プランのクーポンを持った人たちがほとんどでした。私の右横に座っていた若い女性二人組も「ぷらっとこだま」のクーポンを確かめていました。私のように列車だけのプランではなく、宿泊付きのパック旅行のようで、ガイド冊子に加え、旅行を申し込んだ特典についているらしい700系・300系・100系がデザインされた定規も入っていました。「くだらないけど、嬉しい」と言葉以上に喜んでいる様子でした。鉄道に関心のない層に関心を引いてもらえるためにも、こういう施策は良いですね。私のページもがんばらないと…といいつつ、マニアックな点がある(^^;

 で、こだまが入ってきました。指定された座席は9号車11番A席(2階席です)…9号車の乗車位置に立ったのは私1人…乗り込んだのも私1人、階段を上がり、2階席に上がると、そこにいるのは私1人…

 確かに、こだまのグリーン車の利用者は少ないので、1人しかいなくても不思議ではないのですが、往来の激しい東海道で、1両に1人しか乗っていないのはある意味、珍しいかも。早速荷物と上着を網棚に載せ、大きな座席に座ってくつろぎました。大きな座席だけでも値打ちありますが、40人余りが乗れる空間を1人で占有できるのも値打ちがあるかも。私1人のためだけに換気・空調が行われて、この車輌を動かすのは、エネルギー・地球環境保持の観点からは良くないのだろうな。けど、1人で車を運転するのと比較すると、摩擦が小さいことからエネルギーが少なくて済む鉄道なら、1人だけでもそれほど無駄じゃないと思ったりもします(鉄道経営の話は別として)。

 東山トンネルを抜け、山科盆地を走ると、音羽山の上の方が雪を被って白くなっていました。そして、「音羽山トンネルを抜けると、そこは雪国だった」…ということで、滋賀県内にはいると、銀世界でした。雪景色…水瀬名雪景色(違) 湖東地方に進むと雪も深くなり、跨道橋部分などでは霧状のスプリンクラーが作動していました。彦根付近では、併走する名神高速道路上り線が雪でかなり渋滞していました。で、米原到着は3分遅れ…この程度なら高速道路より優位です。スリップ事故の心配もないし。関ヶ原付近では、上り線は1台も車がなかったので、梯団作業(除雪車3台が並んで除雪)が行われていたようです。シートのイヤホンで聴けるラジオ(NHK第1)の交通情報でも10〜20Kmクラスの渋滞を伝えていました。今回の雪は滋賀県内が中心らしく、関ヶ原まで来ると雪は止み、岐阜羽島到着前には日射しが出てきました。

 乗った100系はカフェテリア付き編成の51番目で後期に属するはずですが、停車駅手前のブレーキ時のガクンというショックで、座席から放り出されそうになりました(^^; やはり、300系のぞみが主流になるまでは、100系が東海道のエースで、東京−新大阪の最速ひかりで酷使されたのかな。そういえば、バブルの絶頂期にはグリーン車から予約が埋まる、ということで、編成中のグリーン車を2両から3両に増やして対応したのも、この100系カフェテリア編成が最初でした。今乗っている車輌も常に満席だったのだろうな。一時期、100系は300系より高級感があるので「ひかり」運用にし、300系は高加速性能を活かして各停の「こだま」に使うのが良いのでは、と思っていたのですが、100系のシャシはかなり老朽化しているようなので、「ひかり」の運行は300系にバトンタッチして、100系は「こだま」でのんびりと余生を送るのが良いか…などと考えていました。


 今日は、日曜日ということもあって、ダイヤ上設定されている日曜運休列車の待避時間は切りつめることができるので、岐阜羽島で定時運行に戻りましたが、当然、運行されている「ひかり」も雪で遅れるので、それを待避する豊橋で待避時間が長くなり、また5分弱の遅れになりました。その豊橋で、名古屋行きのこだまが到着しましたが、グリーン車は3両のうち2両が満席…グリーン車を使う団体旅客もあるので、これを誘致すればこだまグリーン車も無駄ではないようです。次は、掛川で500系のぞみの待避で、「5分停車します」と放送がかかったのですが、到着するや否や発車…どうやら、のぞみはかなり遅れているらしい…次の静岡で待避するのかな。となると、静岡で本来のぞみを待避するひかりは、次の停車駅の三島で待避するようだ。それ以前の問題として、5分停まることを信じてキヨスクに買い物に行ったら、置いてきぼりにされるじゃないか…急に予定が変わったのかもしれないけど、案内放送はきちんとしてよ! 「こだま」も車内販売はあるのだけど、販売員の人数が少なく、品数も少ないので。あと、飲食物は乗車前に仕入れておくのが鉄則といっても、待避駅ではホームで買い物 できるのが「こだま」の魅力なのだから。

 静岡で500系のぞみを待避し、富士川に来ると、左手に富士山が…若干雲がかかっていましたが、綺麗に見えました。三島に着くと、やっと9号車2階席の乗客が1人増えました。これでも計たった2人(^^; 結局、これ以上は増えることはなく、三島からの乗客は新横浜で降りました。余談ですが、1階の個室は1室利用があったようです。小田原では、最後の待避ということと、12時前でお腹が空いてきたということで、弁当を買いに行きました。車内に戻って食べ、最後のひとときをくつろいで、やっと東京に着きました。途中雪で遅れながらも、12:10に定時到着…さすが新幹線! こうして3時間53分間のグリーン車の旅は終わりました。本当にゆったりできるので、時間があれば、また利用したいですが、結局は、時間がなくて「のぞみ」に乗ることが多そうです…

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